あと1手しか打てないときに、何を打つか。
あと1手しか打てない理由はいっぱいある。お金が無いからあと1回しか投資できない。ミサイルがあと1個しかないから次がラストチャンス。
いろんな、あと1手の選択があると思うんだけど、この間ちょうどこんな感じになりまして。
あのー、お客さんのところにお仕事の話しに行ったんですよ。まあ、俺の仕事といえば、超ひもで作ったブックバンドを訪問販売で売る仕事なので、「超ひもより良い素材は無いですかね?」みたいな話をしに行くところだったんですけど、あのー、先方からね、資料が届いてたんです。おそらく、超ひもより良い素材(ゴム?など?)の説明資料だったと思うんですけど、あのー、前日にメールで届いてたんだけど、今の今まで、読む暇が無かった。や、俺のせい、なんだけども、あの、ホントに、怠けてたからとかそういうのじゃなくて、読む暇が、無かった。前も後ろもパッツンパッツンで。
で、じゃああれだわ。すんごい急いで移動して、ちょっとだけそこの会社付近に早く着いて、10分位で喫茶店でざっと読めばいいや、って思ったんですわ。
で、着きましたよ。でもね、もう、10分前なんですよ。まあーでも、まあ、急いでPCつけてざーって見れば、まあ、何書いてるかくらいは分かるだろ。ゴムとは何か、くらいは知ってから挑みたい。
でもね、ここで、別の問題が持ち上がってきて。
眠たい。眠たいわー。春って眠たい。あのー、春が眠たい理由わかりましたよ。
嫁が言ってたんですけどね、「これ、ふとんの温度と一緒だー」って。ああ、なるほど、と思いました。
冬の、ふとんの温度と一緒なんですよ。だから、条件反射で眠たいんですよ。
俺宇宙人だったら今攻めますもん、地球。人類が一番ぼけーっとしてる時期だもん。
話戻すと、眠いんすよ。ものすっごく。このまま行くと、会議中に寝てしまう。ムニャムニャ、とか言ってるところ、期待の新素材であるところのゴム? でバッチーン! ってされる。まあ、そしたら「これがゴムか!!!」って言うんだけど。
で、そう、眠たい。だから、あ、レッドブル買おう、と。レッドブルは効く。ほんと効くので絶対の信頼を置いている。
ただあれ飲むと、前も行ったかもしんないけど、次の日、ちょっとだけ疲れてるんです。
あのドリンクは、次の日の分をちょっとだけ拝借する、とかいう機能だと思う。エネルギーの借金生活。それだったら必ず効くのも頷ける。だから、次の日も飲んでしまう。そうすると、また次の日ちょっとだけ疲れている。という負の連鎖が生まれる。ここまで来ると、エネルギーの自転車操業である。ここで他のドリンクにも手を出したら、あっという間に多重債務に陥る。
まあそれはいいんだけども、そう、残り10分しかないから、眠たいのと、資料読まなきゃの、どちらかしか解決できない。どっちを解決しよう、ってなって。
資料は読んでないと「え、読んで無いの?」ってなる。これでは信頼を失ってしまう。でも、頭さえ冴えていれば、読んだふりはできるかもしれない。相手の話の節々から、物語を構成するのは得意だ。3巻くらいから読んでも、1巻2巻の大体の流れは分かるのが特技。しかし眠かったらすべてが終わる。今から書類読んだところで頭に入ってこないわ、行ったら行ったでゴム? でバッチーンってされるわで。ここはどう考えてもレッドブルだ! ブロロロローン!
ということで、レッドブルを書いまして、ブロロロローン! と会社に乗り込んだわけですが。
階段上がってて、あと5分、というところで、iPhoneに企画書入れてたこと思い出しましてですね! さすが! レッドブル飲むと頭が冴える冴える!
階段に座って、ばっと開きまして。見える、見えるぞ! なるほど! ゴムってそうなんだー!
ざーっと目を通すことにも成功! ガチャリとドアを開ける。
担当者がニコニコして現れる。
「ああどうもヤスノリさん。コーヒーでいいすか。あ、あと、企画変わったんで、あの、昨日送ったやつは忘れてください」
ブロローン!
あと1手しか打てない理由はいっぱいある。お金が無いからあと1回しか投資できない。ミサイルがあと1個しかないから次がラストチャンス。
いろんな、あと1手の選択があると思うんだけど、この間ちょうどこんな感じになりまして。
あのー、お客さんのところにお仕事の話しに行ったんですよ。まあ、俺の仕事といえば、超ひもで作ったブックバンドを訪問販売で売る仕事なので、「超ひもより良い素材は無いですかね?」みたいな話をしに行くところだったんですけど、あのー、先方からね、資料が届いてたんです。おそらく、超ひもより良い素材(ゴム?など?)の説明資料だったと思うんですけど、あのー、前日にメールで届いてたんだけど、今の今まで、読む暇が無かった。や、俺のせい、なんだけども、あの、ホントに、怠けてたからとかそういうのじゃなくて、読む暇が、無かった。前も後ろもパッツンパッツンで。
で、じゃああれだわ。すんごい急いで移動して、ちょっとだけそこの会社付近に早く着いて、10分位で喫茶店でざっと読めばいいや、って思ったんですわ。
で、着きましたよ。でもね、もう、10分前なんですよ。まあーでも、まあ、急いでPCつけてざーって見れば、まあ、何書いてるかくらいは分かるだろ。ゴムとは何か、くらいは知ってから挑みたい。
でもね、ここで、別の問題が持ち上がってきて。
眠たい。眠たいわー。春って眠たい。あのー、春が眠たい理由わかりましたよ。
嫁が言ってたんですけどね、「これ、ふとんの温度と一緒だー」って。ああ、なるほど、と思いました。
冬の、ふとんの温度と一緒なんですよ。だから、条件反射で眠たいんですよ。
俺宇宙人だったら今攻めますもん、地球。人類が一番ぼけーっとしてる時期だもん。
話戻すと、眠いんすよ。ものすっごく。このまま行くと、会議中に寝てしまう。ムニャムニャ、とか言ってるところ、期待の新素材であるところのゴム? でバッチーン! ってされる。まあ、そしたら「これがゴムか!!!」って言うんだけど。
で、そう、眠たい。だから、あ、レッドブル買おう、と。レッドブルは効く。ほんと効くので絶対の信頼を置いている。
ただあれ飲むと、前も行ったかもしんないけど、次の日、ちょっとだけ疲れてるんです。
あのドリンクは、次の日の分をちょっとだけ拝借する、とかいう機能だと思う。エネルギーの借金生活。それだったら必ず効くのも頷ける。だから、次の日も飲んでしまう。そうすると、また次の日ちょっとだけ疲れている。という負の連鎖が生まれる。ここまで来ると、エネルギーの自転車操業である。ここで他のドリンクにも手を出したら、あっという間に多重債務に陥る。
まあそれはいいんだけども、そう、残り10分しかないから、眠たいのと、資料読まなきゃの、どちらかしか解決できない。どっちを解決しよう、ってなって。
資料は読んでないと「え、読んで無いの?」ってなる。これでは信頼を失ってしまう。でも、頭さえ冴えていれば、読んだふりはできるかもしれない。相手の話の節々から、物語を構成するのは得意だ。3巻くらいから読んでも、1巻2巻の大体の流れは分かるのが特技。しかし眠かったらすべてが終わる。今から書類読んだところで頭に入ってこないわ、行ったら行ったでゴム? でバッチーンってされるわで。ここはどう考えてもレッドブルだ! ブロロロローン!
ということで、レッドブルを書いまして、ブロロロローン! と会社に乗り込んだわけですが。
階段上がってて、あと5分、というところで、iPhoneに企画書入れてたこと思い出しましてですね! さすが! レッドブル飲むと頭が冴える冴える!
階段に座って、ばっと開きまして。見える、見えるぞ! なるほど! ゴムってそうなんだー!
ざーっと目を通すことにも成功! ガチャリとドアを開ける。
担当者がニコニコして現れる。
「ああどうもヤスノリさん。コーヒーでいいすか。あ、あと、企画変わったんで、あの、昨日送ったやつは忘れてください」
ブロローン!
嫁とたまにゲームをします。
今日は、「なさそうでありそうな地名」というのを適当に言って検索する、というのをやったんです。
俺「もっけ山」
で、これがなんとあったんですよ。
いいね! 完璧なチョイス! うひょう! これは勝った! と思ったのですが、
嫁「てっち山」
いや、無かった。地名としては無かったんですけど。
なにそれ。現実には無いけどめちゃくちゃかっこいい。え、なにそれ。俺のやつ標高702mで、え? そっちは何? 三千世界? なにそれ。一番外側にある鉄でできた山ってなにそれ。試合に勝って勝負に負けたとはまさにこの事。
今日は、「なさそうでありそうな地名」というのを適当に言って検索する、というのをやったんです。
俺「もっけ山」
で、これがなんとあったんですよ。
設計山 アイヌ語で「 モ・ケ Mo keの音訳」 ”小さい場所を占める山”標高702m
いいね! 完璧なチョイス! うひょう! これは勝った! と思ったのですが、
嫁「てっち山」
いや、無かった。地名としては無かったんですけど。
鉄囲山(てっちせん) 古代インドに始まる世界説で、須弥山(しゆみせん)を中心に取り囲む九山八海(くせんはつかい)のうち一番外側にある鉄でできた山。また、三千世界のそれぞれを取り囲む山ともいう。
なにそれ。現実には無いけどめちゃくちゃかっこいい。え、なにそれ。俺のやつ標高702mで、え? そっちは何? 三千世界? なにそれ。一番外側にある鉄でできた山ってなにそれ。試合に勝って勝負に負けたとはまさにこの事。
こんなのも書いたよ。
人間はミスをする生き物ですので、大体のものはそれを意識して設計されています。
例えば、大抵のソフトウェアでは、大事な作業の前に「これでよろしいですか?」という確認ダイアログが表示されます。
さっき大事な取引先からのメールをほんとうっかり迷惑メールフォルダに入れてしまい、ゴミ箱に搬送されてしまったんだけど、あのね、ゴミ箱っていう機能はほんと愛しいなあ。リアルなゴミ箱よろしく、回収業者が来るまでは、ゴミ箱をひっくり返せば取り戻すことができる。このアイデアを褒めたたえたい(具体的には、インスタントコーヒーの詰合わせを贈りたい)のだが、どうすればいいのかね。
まあ、それはいいんだけど、大事な取引先のメールを右クリックしましてですね、ゴミ箱から復活させるつもりがゴミ箱の中で削除した。ズッコー! 「完全に削除しますか」「はい」押しちゃった。ズッコーィ!
メールもさあ、消されると思ってないよ。自分が至極大事なメールってことは知ってるからね。一流企業から来た御曹司ですからね。それなのに、なんかマウスでドラッグされ、ゴミ箱へ移された。「我慢できない団地妻」と「股間をストロングにする方法」の間にすっぽり収まった。
育ちが良いだけにきっついですよ。我慢できない団地妻とか、よく見ると完全に男ですからね。でも、心は折れない。いつか誰かが見つけてくれると信じて、両隣のセクハラに耐え、座して待つこと1時間。ちょっと股間がストロングになった頃、彼方から、ようやく首にブランデーつけたマウスが自分めがけて走りよってきた。
ああ、助かった。と思ったら、なんか、おからクッキーをもしゃもしゃ食べながらマウス操作してる奴が、「完全に削除しますか」「はい」とか言ってさくっと消しちゃった。あーあー! 正確には、おからクッキーが口に入ってたから、「ファーファー!」って言った。
いやあ、でもね、これ、仕方ないよ。いつも、削除の動作しかしないから、なんだろ、やっちゃうんだよ。惰性で。削除しますか? って聞かれたら、「はい」しか押さないじゃん。今までの人生、99%「はい」を押してきたもの。Yes、Yes、はい喜んで、のやぐら茶屋人生だったもの。
いやー、ああいうのだいたい「はい」押しとけば間違いないからね。たまにうっかり変な質問されてても気づきすらしないかもしれない。「メッセージを削除しますか」「はい」「メッセージ削除後フォルダを最適化しますか」「はい」「余ったディスクスペースに干し草を敷き詰めて良いですか「はい」「メッセージは削除されました」「はい」
ほら。ぜんっぜん干し草敷き詰められたこと気づいてないからね。2,3ヶ月後びっくりするよ。豊かな農場が広がってるから。
何の話でしたっけ。ああ、惰性で押しちゃうって話なんだけど、でさあ、惰性での連打対策のために、たまーに、2度目の確認のときに「はい」と「いいえ」の場所を入れ替えてくるソフトとかあるんだけど、これ、ほんとだめだよ。うっかり「いいえ」で戻りたいのに「はい」を押してしまいそうになることがある。これ、ほんとやめたほうがいいよ。即刻やめて。「考えたました! キリッ!」みたいな感じのポジションも腹立たしい。ほんとやめて。メガネ曲がってんだよ。伊達ならかけんなよ。
じゃあどうすればいいのか、という話なんだけど、あのですねー、一個考えました。
「はい」のボタンが逃げる。すごい勢いで画面の中を逃げ回る。マウスで追いかけて押しても、2,3回、ちゅるん、みたいな感じで逃げられる。うなぎみたいに。で、「あれ、ここまでして、俺このメール消したいっけ?」って考え直すことができる。
ATMにも利用できる。振り込み詐欺に引っかかりそうになっていても、確認ボタンが逃げるもんだから、一生懸命追いかけるんだけど、そのうち、「全然振り込めない……ところで、これ、そこまでして振込むものだっけ?」って考え直すことができる。
それか、「はい」ボタンが、4つあって、そのうちの3つはエログに飛ぶ。「いいえ」を押すと Yahoo! Japanに飛ぶ。
それはいいんだけど、そう、大事なメールを消してしまったものだから、すみません、すみませんとへこへこしてもう一度送ってもらいました。
でも、待てど暮らせどこない。
で、ふと思うところがあって迷惑メールフォルダ見たらなんか居るし。ちょこんて。団地妻の上に。ヘッヘッへ、旦那、あっしはココですよ~、みたいな感じで。あの御曹司が堕ちるところまで堕ちたな、と思った。
まあ全部俺が悪いんだけども。
例えば、大抵のソフトウェアでは、大事な作業の前に「これでよろしいですか?」という確認ダイアログが表示されます。
さっき大事な取引先からのメールをほんとうっかり迷惑メールフォルダに入れてしまい、ゴミ箱に搬送されてしまったんだけど、あのね、ゴミ箱っていう機能はほんと愛しいなあ。リアルなゴミ箱よろしく、回収業者が来るまでは、ゴミ箱をひっくり返せば取り戻すことができる。このアイデアを褒めたたえたい(具体的には、インスタントコーヒーの詰合わせを贈りたい)のだが、どうすればいいのかね。
まあ、それはいいんだけど、大事な取引先のメールを右クリックしましてですね、ゴミ箱から復活させるつもりがゴミ箱の中で削除した。ズッコー! 「完全に削除しますか」「はい」押しちゃった。ズッコーィ!
メールもさあ、消されると思ってないよ。自分が至極大事なメールってことは知ってるからね。一流企業から来た御曹司ですからね。それなのに、なんかマウスでドラッグされ、ゴミ箱へ移された。「我慢できない団地妻」と「股間をストロングにする方法」の間にすっぽり収まった。
育ちが良いだけにきっついですよ。我慢できない団地妻とか、よく見ると完全に男ですからね。でも、心は折れない。いつか誰かが見つけてくれると信じて、両隣のセクハラに耐え、座して待つこと1時間。ちょっと股間がストロングになった頃、彼方から、ようやく首にブランデーつけたマウスが自分めがけて走りよってきた。
ああ、助かった。と思ったら、なんか、おからクッキーをもしゃもしゃ食べながらマウス操作してる奴が、「完全に削除しますか」「はい」とか言ってさくっと消しちゃった。あーあー! 正確には、おからクッキーが口に入ってたから、「ファーファー!」って言った。
いやあ、でもね、これ、仕方ないよ。いつも、削除の動作しかしないから、なんだろ、やっちゃうんだよ。惰性で。削除しますか? って聞かれたら、「はい」しか押さないじゃん。今までの人生、99%「はい」を押してきたもの。Yes、Yes、はい喜んで、のやぐら茶屋人生だったもの。
いやー、ああいうのだいたい「はい」押しとけば間違いないからね。たまにうっかり変な質問されてても気づきすらしないかもしれない。「メッセージを削除しますか」「はい」「メッセージ削除後フォルダを最適化しますか」「はい」「余ったディスクスペースに干し草を敷き詰めて良いですか「はい」「メッセージは削除されました」「はい」
ほら。ぜんっぜん干し草敷き詰められたこと気づいてないからね。2,3ヶ月後びっくりするよ。豊かな農場が広がってるから。
何の話でしたっけ。ああ、惰性で押しちゃうって話なんだけど、でさあ、惰性での連打対策のために、たまーに、2度目の確認のときに「はい」と「いいえ」の場所を入れ替えてくるソフトとかあるんだけど、これ、ほんとだめだよ。うっかり「いいえ」で戻りたいのに「はい」を押してしまいそうになることがある。これ、ほんとやめたほうがいいよ。即刻やめて。「考えたました! キリッ!」みたいな感じのポジションも腹立たしい。ほんとやめて。メガネ曲がってんだよ。伊達ならかけんなよ。
じゃあどうすればいいのか、という話なんだけど、あのですねー、一個考えました。
「はい」のボタンが逃げる。すごい勢いで画面の中を逃げ回る。マウスで追いかけて押しても、2,3回、ちゅるん、みたいな感じで逃げられる。うなぎみたいに。で、「あれ、ここまでして、俺このメール消したいっけ?」って考え直すことができる。
ATMにも利用できる。振り込み詐欺に引っかかりそうになっていても、確認ボタンが逃げるもんだから、一生懸命追いかけるんだけど、そのうち、「全然振り込めない……ところで、これ、そこまでして振込むものだっけ?」って考え直すことができる。
それか、「はい」ボタンが、4つあって、そのうちの3つはエログに飛ぶ。「いいえ」を押すと Yahoo! Japanに飛ぶ。
それはいいんだけど、そう、大事なメールを消してしまったものだから、すみません、すみませんとへこへこしてもう一度送ってもらいました。
でも、待てど暮らせどこない。
で、ふと思うところがあって迷惑メールフォルダ見たらなんか居るし。ちょこんて。団地妻の上に。ヘッヘッへ、旦那、あっしはココですよ~、みたいな感じで。あの御曹司が堕ちるところまで堕ちたな、と思った。
まあ全部俺が悪いんだけども。
こんなのも書いたよ。
普段はいろいろな草を食べて、この草はうまい、この草は甘みがイマイチ、みたいなことを蜘蛛グラフにする仕事をしているのですが、あのー、たまに、プログラムを書きます。ガンダムとかの。ガンダムOSの。
正確には、書いてました。最近は書かない仕事をしています。具体的には、この草はうまい、この草は甘みがイマイチ、みたいなことを円グラフにする仕事です。
で、話を戻すと、ガンダムOSとかになると、なんだろ、一人で書くわけにもいかないので、あのー、いろいろな人と一緒に書くんですけど、で、あのねー、プログラムを書くときにね、コメントを書くことがあるんですね。
この処理は、こんなことをしていますよ的な、まあ、そういうのを書くんですけど、この前見たのが、
ちなみに、# のあとがコメントで、動作のときは無視されるとこなんだけど、
分かるよ! 多分うちの母親でも想像つくよ! なんかもう、びっしりそういうのが書いてあって、なんだろ、二度手間。プログラムとコメントで同じ意味を全部書いてるもんだから。それ、2種類作ってるようなもんだからね。あの、小説を、日本語と英語で書いては消し書いては消ししてるようなもんだからね。仕事を2個やってるようなもんだ。確実に遠回りしとる。
遠回りで思い出した。
ここで話したかどうかあれですけど、俺ねー、あの、自動車免許取るとき、第一段階(って言い方はもう無いんだっけ。あの、校内で基本的なこと習うやつです)、全然受からなくて、ハンコ押すとこなくなって、2枚目行った。こう、セロハンテープで、めくれる感じで紙を継ぎ足された。ぺろって。屈辱ですよ、かなり。
いや、あの、しっくりこなかったんです。車というものに。何で走ってるのか全然分かんないし、教官怖いし、未知のものを体全体が拒否した。だって、考えることいっぱいあるじゃないですか、アクセル踏んで、クラッチ踏んで、ギア変えて、分かるかーい! って、ギア抜いたからね。抜かないけど。抜けなかったので。意外としっかりと固定されてたので。「分かるかーい!」って声だけ出した感じになった。いや声も出さなかったですけどね。
そのときの教官が、いきなりこんなことを言い出して。「足踏んで手でやってホイホイホイだ!」
えっと、何それ。
なんかね、アクセル踏んで、ギア変えて、という一連の動作を表現したものらしくて、もう忘れたけどもうちょっと長くて、「右踏んでだんだんひーだーりー!」みたいな、まあ、なんだろ、通常の運転までの流れをなんかこう、独自に表現してたんだけど、えっと、ただでさえやり方分かんなくてアワアワしてるときに、そんなこと言われても分かんないんですよ。
「ほら次はなんだっけ? 右踏んで? ん?」
いや、覚えられない覚えられない。それを覚える暇があったら、車の運転を覚えたい。確実に遠回り。
で、ね、ハンコ押すとこ無くなって2枚目とか行くでしょ。ぜったいこの人のせいだもん。
正確には、書いてました。最近は書かない仕事をしています。具体的には、この草はうまい、この草は甘みがイマイチ、みたいなことを円グラフにする仕事です。
で、話を戻すと、ガンダムOSとかになると、なんだろ、一人で書くわけにもいかないので、あのー、いろいろな人と一緒に書くんですけど、で、あのねー、プログラムを書くときにね、コメントを書くことがあるんですね。
この処理は、こんなことをしていますよ的な、まあ、そういうのを書くんですけど、この前見たのが、
print $i; # iの値を表示する
ちなみに、# のあとがコメントで、動作のときは無視されるとこなんだけど、
分かるよ! 多分うちの母親でも想像つくよ! なんかもう、びっしりそういうのが書いてあって、なんだろ、二度手間。プログラムとコメントで同じ意味を全部書いてるもんだから。それ、2種類作ってるようなもんだからね。あの、小説を、日本語と英語で書いては消し書いては消ししてるようなもんだからね。仕事を2個やってるようなもんだ。確実に遠回りしとる。
遠回りで思い出した。
ここで話したかどうかあれですけど、俺ねー、あの、自動車免許取るとき、第一段階(って言い方はもう無いんだっけ。あの、校内で基本的なこと習うやつです)、全然受からなくて、ハンコ押すとこなくなって、2枚目行った。こう、セロハンテープで、めくれる感じで紙を継ぎ足された。ぺろって。屈辱ですよ、かなり。
いや、あの、しっくりこなかったんです。車というものに。何で走ってるのか全然分かんないし、教官怖いし、未知のものを体全体が拒否した。だって、考えることいっぱいあるじゃないですか、アクセル踏んで、クラッチ踏んで、ギア変えて、分かるかーい! って、ギア抜いたからね。抜かないけど。抜けなかったので。意外としっかりと固定されてたので。「分かるかーい!」って声だけ出した感じになった。いや声も出さなかったですけどね。
そのときの教官が、いきなりこんなことを言い出して。「足踏んで手でやってホイホイホイだ!」
えっと、何それ。
なんかね、アクセル踏んで、ギア変えて、という一連の動作を表現したものらしくて、もう忘れたけどもうちょっと長くて、「右踏んでだんだんひーだーりー!」みたいな、まあ、なんだろ、通常の運転までの流れをなんかこう、独自に表現してたんだけど、えっと、ただでさえやり方分かんなくてアワアワしてるときに、そんなこと言われても分かんないんですよ。
「ほら次はなんだっけ? 右踏んで? ん?」
いや、覚えられない覚えられない。それを覚える暇があったら、車の運転を覚えたい。確実に遠回り。
で、ね、ハンコ押すとこ無くなって2枚目とか行くでしょ。ぜったいこの人のせいだもん。
人の好みが千差万別になったのではなくて、最初から好みは千差万別だった。
プロダクト提供側が自分都合でそれをある程度セグメント切って、3種類とか5種類とかに分けて商品を提供していたので、なんか、人の好みが一辺倒に見えただけで、というのはよく言われる話です。
今や、消費者側にできるだけ歩み寄らないと商品や集客ができない時代、「好みは千差万別だよねー」「個性ッスよね!」って、ようやく提供者側が言い始めた、のが1990年代以降。
でね、もっと言うと、じゃあ提供者側は、ものすごい数のパターンを用意しなければならない、もしくはものすごいニッチなものを作ったあとものすごいプロモーションをかけて該当者を炙り出さなければならないのかっていうと、そうでもなくて、まあインターネットとかのおかげで、ある程度安価にマッチングできる仕組みが無いことはない、感じになってる。
なので、こう、商品ラインアップの複雑化と、それだけの情報をさばけるだけのインフラがある程度整備された今、「1個も売れない」という状況を作るのは、逆に難しいんじゃないか、という気がしてるんです。
例えば、去年「売れてない」ことで話題になった叶姉妹のDVD。
いやあ、よく考えてよ。すごくない? 30000円でもいいから156人が欲しいって言ったんだよ。すごいよ。
ネタで入れた人も居るんだろうけど、いや、それも含めてだよ。絶対に、ゼロじゃないんだよ。だから、そう、もう、売れないものは無いんじゃないか、という気がしていてね。
じゃあ、例えばだよ、俺が、うんちようちえん、っていう幼稚園を作ったとするじゃないですか。
ここに入ってくる園児はゼロかどうか。
ゼロか。これはゼロだわ。ゼロだなー。あれ!
まあ、うんちようちえんはダメかもしんないんだけど、もし情報が隅々まで行き渡ると仮定したら、どうにかしたら売れてしまうものばかりな気がする。全部売れると思う。うんちようちえんだけなんか例外。
例えば、葉っぱを10000円で売ったとして、あのー、インターネット人口20億人の誰かは買うんじゃないの?
目的は分からないよ? 観賞用かもしれないし、汚いお金を使いたいだけかもしれない。おしりをふくのに便利! って思ったのかもしれない。いろんな思惑の20億人が居たら、なんかに引っかかってしまう可能性がある。
そうなると、ワールド・ワイド・ウェブな時代には、ゼロって、なんかすごい価値がある気がする。
どうやっても1個も売れない! という状態を作るのって、なんかすごいことだ。
だって、20億人が「No,thank you.」「不用」「要りません」って言ったんだよ。20億人を「通した」んだよ。すごくない?
今後もインフラや情報整理の方法はどんどん進化していって、世界中のものをもっと手軽に検索して買えたりする時代が来るんだろう。
そのとき、俺は、20億人にノーと言われる商品を作っていたい。

5万円の予定です。
プロダクト提供側が自分都合でそれをある程度セグメント切って、3種類とか5種類とかに分けて商品を提供していたので、なんか、人の好みが一辺倒に見えただけで、というのはよく言われる話です。
今や、消費者側にできるだけ歩み寄らないと商品や集客ができない時代、「好みは千差万別だよねー」「個性ッスよね!」って、ようやく提供者側が言い始めた、のが1990年代以降。
でね、もっと言うと、じゃあ提供者側は、ものすごい数のパターンを用意しなければならない、もしくはものすごいニッチなものを作ったあとものすごいプロモーションをかけて該当者を炙り出さなければならないのかっていうと、そうでもなくて、まあインターネットとかのおかげで、ある程度安価にマッチングできる仕組みが無いことはない、感じになってる。
なので、こう、商品ラインアップの複雑化と、それだけの情報をさばけるだけのインフラがある程度整備された今、「1個も売れない」という状況を作るのは、逆に難しいんじゃないか、という気がしてるんです。
例えば、去年「売れてない」ことで話題になった叶姉妹のDVD。
いやあ、よく考えてよ。すごくない? 30000円でもいいから156人が欲しいって言ったんだよ。すごいよ。
ネタで入れた人も居るんだろうけど、いや、それも含めてだよ。絶対に、ゼロじゃないんだよ。だから、そう、もう、売れないものは無いんじゃないか、という気がしていてね。
じゃあ、例えばだよ、俺が、うんちようちえん、っていう幼稚園を作ったとするじゃないですか。
ここに入ってくる園児はゼロかどうか。
ゼロか。これはゼロだわ。ゼロだなー。あれ!
まあ、うんちようちえんはダメかもしんないんだけど、もし情報が隅々まで行き渡ると仮定したら、どうにかしたら売れてしまうものばかりな気がする。全部売れると思う。うんちようちえんだけなんか例外。
例えば、葉っぱを10000円で売ったとして、あのー、インターネット人口20億人の誰かは買うんじゃないの?
目的は分からないよ? 観賞用かもしれないし、汚いお金を使いたいだけかもしれない。おしりをふくのに便利! って思ったのかもしれない。いろんな思惑の20億人が居たら、なんかに引っかかってしまう可能性がある。
そうなると、ワールド・ワイド・ウェブな時代には、ゼロって、なんかすごい価値がある気がする。
どうやっても1個も売れない! という状態を作るのって、なんかすごいことだ。
だって、20億人が「No,thank you.」「不用」「要りません」って言ったんだよ。20億人を「通した」んだよ。すごくない?
今後もインフラや情報整理の方法はどんどん進化していって、世界中のものをもっと手軽に検索して買えたりする時代が来るんだろう。
そのとき、俺は、20億人にノーと言われる商品を作っていたい。

5万円の予定です。
こんなのも書いたよ。