電車に、正論おじいちゃんが居まして。
そのおじいちゃんは、優先席かつ「混雑時には携帯電話OFF」ってシールが貼られているとこに座ってたんですけど、朝だったので、なかなかの込み具合ですよ。優先席前にもびっしり人が居る感じになってたんですけど。
そこで、おじいちゃんの前で携帯をいじる人が出るたびに、いちいち、注意するんですね。まあ、なんだろ、電波が危ないって科学的にどうなの問題とか、マナーモードでも待ち受けてれば一緒だからな問題とか、とかそういうのは置いといて、規則としてはおじいちゃんが正しいんですけども、ひとこと多い、といいますか、「規則なので電話仕舞ってね」でいいところを、いろいろ言うんですよ。
「あのーあなた、身なりが立派なので多分学はあると思うんだ。ただねえ、人間そういうことじゃないの。心なのよ。いくら綺麗にしててもダメなんだよ。ネクタイが曲がってるのはその現れなんじゃないか。しっかりねえ、こういうルールをだねえ……」
こういうのを、けっこう大きな声で、ずーっと言うのよ。
うぜー! ってなるじゃないですか。
行き過ぎた携帯電話OFF規制が緩和される流れの昨今、そのバックボーンを知ってる人は、このじいちゃんに「そもそも論」みたいな方面からギャフンと言わせたくなりますが、冷静に考えると「ルールだから」という鉄板を土台にしているおじいちゃんを倒すのはとても難しい。だって、おじいちゃんが正しいもの。
ですので、大抵の人は引き下がって「すいません」と言って携帯をしまい、それでもずーっとうだうだ言ってくるのをうなだれて聞き流し、話が止まらないので次の駅で降りる(多分別の車両へ行く)んですけども、中には、カチンと来て、勝てるはずのない戦いを挑むドン・キホーテが居るんですよ。
「じゃあ、あなたは携帯持ってないんですか?」
いや〜! 弱い弱い!
もしかして、そこから「待受状態ならリスクは一緒ですよ」とかに持ち込む作戦なのかもしれないですけど、ルールを破っていいのか、という土俵では、押し出しの横綱相撲で負ける。電車道ができる。
果たして、このおじいちゃんを論破できるスマホ使いは現れるのか。
とか思ってちょっと離れたところから見てたんですけど、あれ、よく見るとですね、おじいちゃんの隣の人、むちゃくちゃiPad使ってる。
そのおじいちゃんは、優先席かつ「混雑時には携帯電話OFF」ってシールが貼られているとこに座ってたんですけど、朝だったので、なかなかの込み具合ですよ。優先席前にもびっしり人が居る感じになってたんですけど。
そこで、おじいちゃんの前で携帯をいじる人が出るたびに、いちいち、注意するんですね。まあ、なんだろ、電波が危ないって科学的にどうなの問題とか、マナーモードでも待ち受けてれば一緒だからな問題とか、とかそういうのは置いといて、規則としてはおじいちゃんが正しいんですけども、ひとこと多い、といいますか、「規則なので電話仕舞ってね」でいいところを、いろいろ言うんですよ。
「あのーあなた、身なりが立派なので多分学はあると思うんだ。ただねえ、人間そういうことじゃないの。心なのよ。いくら綺麗にしててもダメなんだよ。ネクタイが曲がってるのはその現れなんじゃないか。しっかりねえ、こういうルールをだねえ……」
こういうのを、けっこう大きな声で、ずーっと言うのよ。
うぜー! ってなるじゃないですか。
行き過ぎた携帯電話OFF規制が緩和される流れの昨今、そのバックボーンを知ってる人は、このじいちゃんに「そもそも論」みたいな方面からギャフンと言わせたくなりますが、冷静に考えると「ルールだから」という鉄板を土台にしているおじいちゃんを倒すのはとても難しい。だって、おじいちゃんが正しいもの。
ですので、大抵の人は引き下がって「すいません」と言って携帯をしまい、それでもずーっとうだうだ言ってくるのをうなだれて聞き流し、話が止まらないので次の駅で降りる(多分別の車両へ行く)んですけども、中には、カチンと来て、勝てるはずのない戦いを挑むドン・キホーテが居るんですよ。
「じゃあ、あなたは携帯持ってないんですか?」
いや〜! 弱い弱い!
もしかして、そこから「待受状態ならリスクは一緒ですよ」とかに持ち込む作戦なのかもしれないですけど、ルールを破っていいのか、という土俵では、押し出しの横綱相撲で負ける。電車道ができる。
果たして、このおじいちゃんを論破できるスマホ使いは現れるのか。
とか思ってちょっと離れたところから見てたんですけど、あれ、よく見るとですね、おじいちゃんの隣の人、むちゃくちゃiPad使ってる。
こんなのも書いたよ。