全然ニュースとかを見てなかったから知らなかったんですけど、今年は例年以上に暑いんですね。
まあ、暑いなあ暑いなあ、とは思っていたけども、去年の暑さなんて覚えてない。
去年の夏の記憶なんて、寒い冬で上書きされている。僕らのビデオテープは、半年分しか記録できない。
で、まあ、暑いけど夏だから仕方ないよね! って思ってたら、なんだ、今年はいつになくめちゃくちゃ暑いんじゃないか!!! そう聞くと、なんだか我慢できなくなる。聞かなきゃよかった。これがおなじみ夏ですよ、と言いくるめられてるうちは我慢できたのに。これがチャーハン、と母親に言いくるめられているうちは、変なコショウのごはんをチャーハンだと思って美味しくいただいていた。高校時代、塾の近くの王大人そっくりな人がやってるラーメン屋でチャーハンを注文して、戦慄した。
まあそれはいいんだけど、天気ね。最近ほんとなんだろ、ずっと暑い。全部暑い。
夏ガーって熱くなって冬ゴーって寒くなったりとか、おかしいおかしい、って言ってますけども、あのー、あれだよね。一言で言うと、極め細やかさが無くなってる。
昔はもっと、夏と一言で言っても、急に寒くなって、そういう時に限って体育がプールで「えー」って言ったり、なんかそういう揺れがあった気がする。最近、そういうのが無い。暑いとずっと暑い。で、数合わせ的な感じで夕方にゲリラ雷雨が来る。毎日同じ時間にゲリラ雷雨が来たりする。タイマーか! 雑すぎだろ!
何だろう、この感じ、とずっと思ってたんですけど、多分、こんな感じじゃなかろうか。
天界の担当者は、古より毎日天気を操作しているが、操作する項目が非常に多く、訓練が必要だった。
そのうち、業務の効率を上げるように、という部長からの命令で、ある従業員が「いろいろ簡略化し、作業を自動化したらどうか」という提案をする。
まず、夏は35℃で、晴れとする。ここは基本変更しない。こうすれば、担当者が間違えることは少なくなる。
それから、雨を降らせるのを担当者が忘れがちである。だから、タイマーで夕方頃にプログラムが雨をまとまって降らせる。あとは適当に雲を動かしておけば、目標達成である。
こうして、バイトでも天気を操れるようになり、天界の利益率は格段に良くなったのである。
でも、効率はすべてを解決しないどころか、いちばん大切なものを奪うこともある。
一日中雨で仕方なく旅館でやったUNOが意外にも盛り上がったり。遠くで鳴るかみなりに戦々恐々として帰った日。急に晴れたあとに見る夕焼け。再び鳴き始めるセミ。くるくる回る天気が、いっこいっこ、思い出として刻まれる。
天気は、水や熱を生物に与えるのがミッションにあらず。思い出のきっかけを与える事業だ、というのを、天界は気づいて欲しい。
というのを昨日書いたら、今日は珍しく午後から雨が降ってきた。
ちょうどコンビニ行ってて、めちゃくちゃ濡れた。死ね。ばか。空気読め。
まあ、暑いなあ暑いなあ、とは思っていたけども、去年の暑さなんて覚えてない。
去年の夏の記憶なんて、寒い冬で上書きされている。僕らのビデオテープは、半年分しか記録できない。
で、まあ、暑いけど夏だから仕方ないよね! って思ってたら、なんだ、今年はいつになくめちゃくちゃ暑いんじゃないか!!! そう聞くと、なんだか我慢できなくなる。聞かなきゃよかった。これがおなじみ夏ですよ、と言いくるめられてるうちは我慢できたのに。これがチャーハン、と母親に言いくるめられているうちは、変なコショウのごはんをチャーハンだと思って美味しくいただいていた。高校時代、塾の近くの王大人そっくりな人がやってるラーメン屋でチャーハンを注文して、戦慄した。
まあそれはいいんだけど、天気ね。最近ほんとなんだろ、ずっと暑い。全部暑い。
夏ガーって熱くなって冬ゴーって寒くなったりとか、おかしいおかしい、って言ってますけども、あのー、あれだよね。一言で言うと、極め細やかさが無くなってる。
昔はもっと、夏と一言で言っても、急に寒くなって、そういう時に限って体育がプールで「えー」って言ったり、なんかそういう揺れがあった気がする。最近、そういうのが無い。暑いとずっと暑い。で、数合わせ的な感じで夕方にゲリラ雷雨が来る。毎日同じ時間にゲリラ雷雨が来たりする。タイマーか! 雑すぎだろ!
何だろう、この感じ、とずっと思ってたんですけど、多分、こんな感じじゃなかろうか。
天界の担当者は、古より毎日天気を操作しているが、操作する項目が非常に多く、訓練が必要だった。
そのうち、業務の効率を上げるように、という部長からの命令で、ある従業員が「いろいろ簡略化し、作業を自動化したらどうか」という提案をする。
まず、夏は35℃で、晴れとする。ここは基本変更しない。こうすれば、担当者が間違えることは少なくなる。
それから、雨を降らせるのを担当者が忘れがちである。だから、タイマーで夕方頃にプログラムが雨をまとまって降らせる。あとは適当に雲を動かしておけば、目標達成である。
こうして、バイトでも天気を操れるようになり、天界の利益率は格段に良くなったのである。
でも、効率はすべてを解決しないどころか、いちばん大切なものを奪うこともある。
一日中雨で仕方なく旅館でやったUNOが意外にも盛り上がったり。遠くで鳴るかみなりに戦々恐々として帰った日。急に晴れたあとに見る夕焼け。再び鳴き始めるセミ。くるくる回る天気が、いっこいっこ、思い出として刻まれる。
天気は、水や熱を生物に与えるのがミッションにあらず。思い出のきっかけを与える事業だ、というのを、天界は気づいて欲しい。
というのを昨日書いたら、今日は珍しく午後から雨が降ってきた。
ちょうどコンビニ行ってて、めちゃくちゃ濡れた。死ね。ばか。空気読め。
こんなのも書いたよ。