http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20100726/184519/
ほぼ全部入りになったらくらくホン
らくらくホンは、年配の方にも使いやすいように、今までの高機能路線と一線を画し、使わないものをばっさり削って売りだされた端末なんだけど、最新のらくらくホンは、全部入りになっちゃったらしい。いつのまにか、着うたやワンセグまでついてる。普通の携帯じゃないか!
なんだろ、やっぱ、モノを作ってると、入れたい入れたいになるのかしら。入れたい入れたい欲と、「でも、我々はシンプルならくらくホンを作ってるんだ!」という立場とのせめぎ合い。でも、だんだん、欲に負けてちょっとずつ入れてしまう、みたいな感じなんだろうか。
らくらくホンの歴史を、「入れたい入れたい欲との戦い」として見ると、非常に面白い。
◆初代らくらくホン(P601es)
・電話とメールのみ。
・メール読み上げ機能。
・3件のワンタッチダイヤル。
激・極シンプルな初代らくらくホン。
すべてはここから始まった。
◆らくらくホンⅡ(F671i)
・iモードに対応
まあ、まあね。iモード、便利だものね。
◆らくらくホンIIS(F671iS)
・音声認識搭載
まあ、これはね、おじいちゃんおばあちゃんにいいかもですね。
◆らくらくホンIII(F672i)
・歩数計搭載
おじいちゃんおばあちゃん寄りに進化してる。いい感じですね。
〜〜ここからFOMAです〜〜
◆FOMAらくらくホン(F880iES)
・30万画素CMOSカメラ
・テレビ電話
カメラとテレビ電話入れちゃった! 嫌な予感がする。
◆FOMAらくらくホンⅡ(F881iES)
・iモード対応
・着うた・着モーション対応
おい! 待ちたまえ!
◆らくらくホンシンプル(D880SS)
・iモード無し
・メール無し
らくらくホンは大体富士通が作ってるんだけど、これは三菱。らくらくとは何かね、という三菱からのメッセージ。なんと、機能が退化した。
◆FOMAらくらくホンⅢ(F882iES)
・メガピクセルカメラ
・iモードとiチャネル対応
それに対する富士通の答えがこれ。高機能と使いやすさを融合するんじゃーい!
◆らくらくホンベーシック(F883i)
・カメラなし
カメラをつけたりとったり!
◆らくらくホンIV(F883iES)
・iアプリ対応!(ただし地図アプリだけ)
地図だけだもんね! iアプリ対応っても地図だけだもん!
◆らくらくホンプレミアム(F884i)
・iアプリ、ワンセグ、おサイフケータイ、FOMAハイスピード、GSM国際ローミング、しゃべって翻訳、専用Edyアプリ、トルカ
あ、遂に暴走した。
◆らくらくホンベーシックS(F883iS)
・カメラなし
・iアプリなし
リバウンドか!
◆らくらくホンV(F884iES)
・脈拍計
・200万画素カメラ
脈拍計はいいかも。
◆らくらくホンベーシックII(F-07A)
・200万画素CMOS
遂に、ベーシックシリーズにもカメラが搭載されるようになった。
◆らくらくホン6(F-10A)
・活動量計
遂に、なんだかよく分からないものがついた。
……そして、このたびの新製品です。
◆らくらくホン7(F-09B)
・らくらくiメニュー
・iコンシェル
・健康サポートサービス「i Bodymo(iボディモ)」
・写真スライドショー
そして覚醒した!
まあ、真面目な話、だんだん今の携帯に近づいてるといえばいるんだけど、明らかに、高齢者のライフスタイルに合わせた、こう、いろいろな提案をしていこうとしてる。
最新のらくらくホン7は、歩くフォームを診断するアプリのような健康寄りのものも入っているんだけど、写真スライドショーとか、外でバッカバッカ遊ぶアクティブシニアも視野に入れてるのが分かる。
お年寄り=電話しかしない、という図式はもう時代に合わないのかもしれない。
田舎の母親が絵文字入りのメールを送ってくる。
近所のおばちゃんたちと毎日メールしあって、みんなで裏山へ犬の散歩に行くらしい。
使い方は、みんなに教えてもらったんだと。
便利なら、なんとか覚えて、使うんだよなー、と思った。
ところで、母親のメールは、「こんにちは」のあとに、土下座の動く絵文字が入ってくる。
頭をぺこぺこ下げているので、会釈にみえているのかもしれない。
老眼鏡を買ってあげよう、と思った。
ほぼ全部入りになったらくらくホン
らくらくホンは、年配の方にも使いやすいように、今までの高機能路線と一線を画し、使わないものをばっさり削って売りだされた端末なんだけど、最新のらくらくホンは、全部入りになっちゃったらしい。いつのまにか、着うたやワンセグまでついてる。普通の携帯じゃないか!
なんだろ、やっぱ、モノを作ってると、入れたい入れたいになるのかしら。入れたい入れたい欲と、「でも、我々はシンプルならくらくホンを作ってるんだ!」という立場とのせめぎ合い。でも、だんだん、欲に負けてちょっとずつ入れてしまう、みたいな感じなんだろうか。
らくらくホンの歴史を、「入れたい入れたい欲との戦い」として見ると、非常に面白い。
◆初代らくらくホン(P601es)
・電話とメールのみ。
・メール読み上げ機能。
・3件のワンタッチダイヤル。
激・極シンプルな初代らくらくホン。
すべてはここから始まった。
◆らくらくホンⅡ(F671i)
・iモードに対応
まあ、まあね。iモード、便利だものね。
◆らくらくホンIIS(F671iS)
・音声認識搭載
まあ、これはね、おじいちゃんおばあちゃんにいいかもですね。
◆らくらくホンIII(F672i)
・歩数計搭載
おじいちゃんおばあちゃん寄りに進化してる。いい感じですね。
〜〜ここからFOMAです〜〜
◆FOMAらくらくホン(F880iES)
・30万画素CMOSカメラ
・テレビ電話
カメラとテレビ電話入れちゃった! 嫌な予感がする。
◆FOMAらくらくホンⅡ(F881iES)
・iモード対応
・着うた・着モーション対応
おい! 待ちたまえ!
◆らくらくホンシンプル(D880SS)
・iモード無し
・メール無し
らくらくホンは大体富士通が作ってるんだけど、これは三菱。らくらくとは何かね、という三菱からのメッセージ。なんと、機能が退化した。
◆FOMAらくらくホンⅢ(F882iES)
・メガピクセルカメラ
・iモードとiチャネル対応
それに対する富士通の答えがこれ。高機能と使いやすさを融合するんじゃーい!
◆らくらくホンベーシック(F883i)
・カメラなし
カメラをつけたりとったり!
◆らくらくホンIV(F883iES)
・iアプリ対応!(ただし地図アプリだけ)
地図だけだもんね! iアプリ対応っても地図だけだもん!
◆らくらくホンプレミアム(F884i)
・iアプリ、ワンセグ、おサイフケータイ、FOMAハイスピード、GSM国際ローミング、しゃべって翻訳、専用Edyアプリ、トルカ
あ、遂に暴走した。
◆らくらくホンベーシックS(F883iS)
・カメラなし
・iアプリなし
リバウンドか!
◆らくらくホンV(F884iES)
・脈拍計
・200万画素カメラ
脈拍計はいいかも。
◆らくらくホンベーシックII(F-07A)
・200万画素CMOS
遂に、ベーシックシリーズにもカメラが搭載されるようになった。
◆らくらくホン6(F-10A)
・活動量計
遂に、なんだかよく分からないものがついた。
……そして、このたびの新製品です。
◆らくらくホン7(F-09B)
・らくらくiメニュー
・iコンシェル
・健康サポートサービス「i Bodymo(iボディモ)」
・写真スライドショー
そして覚醒した!
まあ、真面目な話、だんだん今の携帯に近づいてるといえばいるんだけど、明らかに、高齢者のライフスタイルに合わせた、こう、いろいろな提案をしていこうとしてる。
最新のらくらくホン7は、歩くフォームを診断するアプリのような健康寄りのものも入っているんだけど、写真スライドショーとか、外でバッカバッカ遊ぶアクティブシニアも視野に入れてるのが分かる。
お年寄り=電話しかしない、という図式はもう時代に合わないのかもしれない。
田舎の母親が絵文字入りのメールを送ってくる。
近所のおばちゃんたちと毎日メールしあって、みんなで裏山へ犬の散歩に行くらしい。
使い方は、みんなに教えてもらったんだと。
便利なら、なんとか覚えて、使うんだよなー、と思った。
ところで、母親のメールは、「こんにちは」のあとに、土下座の動く絵文字が入ってくる。
頭をぺこぺこ下げているので、会釈にみえているのかもしれない。
老眼鏡を買ってあげよう、と思った。