2005-04-30   思考  
 最近、終電で帰ってくることが多いんですけど、あのー、どうしても、許せないことがあって。

 ホームで電車待ってるとき、まあ、こんな感じで待ちますわね。



 図の一番下は壁です。右は、ホームが切れてます。
 で、あのー、終電だから、人多いんですよね。すぐに、列が壁まで到達してしまう。結局、あぶれた人たちは、下のように壁に沿って列を曲げて伸ばすしかない。



 俺、この、赤いところに居る事が多い。終電に間に合うくらいに会社を出ると、大抵こうなる。
 
 で、次、終電ともなると、直前くらいになってもまだ人が来るんですよ。でも、もう、なんだろ、並ぶ場所、無いじゃないですか。



 結局、彼らは、こんな感じで、なんか、適当に、散らばるんですよね。まあ、仕方ない。場所が無いんだからね。並ぶこともできずに、佇むことになる。

 で、ようやく電車が来た。




 順に乗り込みます。



 え、ちょ



 こらー!

 
 「青い人」は、「赤い人」を待たない。絶対、待たないの。しかも、先に乗り込んで悪びれる様子もない。なんでだろ、って考えたんですよ。

 あのねー。「青い人」もね、悪気は、無いと思うんですよ。だって、なんつーか、少なくとも、「黒い人」が乗り込むのをちゃんと待ってるんですわ。うん。馬鹿ではない。馬鹿ではないと信じたい。
 なんだろ、多分、「青い人」は、「赤い人」のことを、自分たちの仲間だと思ってるんですよね。ほら、どちらも一見、列から外れてるからね。彼らには、おそらく、悪気は無いんだろうなあー。

 どう? この、嫌なことがあっても冷静にそれを分析する心の広さ。こうなりたいでしょ? 簡単だよ。疑問に思うことがあったら、怒らずに、冷静に考えればいいんだ。世の中、そんなに悪いやつは居ないものだ。
 この調子で、駅の駐輪場に「みんなで使えればいいな」と思って置いた空気入れが置いた次の日に無くなったことについて考えようと思います。悪気は無いんだろうなあー。ぽやーん。





2005-02-27   思考  
 資格の勉強やってる。

 敬遠してきたんだけど、こう、そろそろ受けないと、会社での周りの目が厳しくなってくるので、やっとその気になった。
 で、過去問を買ったんですけど、あのー、表紙が、よく見るとなんか引っかかる。

 これ

 えっと、何。シマウマの建物? なんで?
 一応、なんだ、情報処理の試験なんだから、パソコンの絵とかさあ、例えばこんなのとかだったら分かるじゃん。何これ。シマウマの建物? なんで?
 そもそも、何て言って頼んだら、こういう絵があがってくるんだろう。「シマウマの建物」と言わない限りこれは出ないだろ。なんでそんなこと言ったんだろう。何の脈絡もなく「シマウマの建物を描いてください」という発言をする奴は、間違いなく、頭がおかしい。

 まあでも、ずっと見てると、なんかだんだん面白くなってくる。屋上みたいなところで、なんだ、パラソル開いて楽しんじゃってるし。楽しそうだなあ。木は整然と植えられており、よく手入れされていることが伺える。奥には中庭があり、家族連れで賑わっている。よく見ると左下にバス止まってるし。集客力がある。
 あー。ここ行きたいなあ! どこにあるんだろう。伊豆っぽい。伊豆の観光バスは、バナナ・ワニ園とここに立ち寄る。行きたいなあ! 帰りキーホルダー買って帰りたい。

 いやー、まあいいんだけど、このシリーズのほかの表紙をちょっと調べてみたら、やっぱり、たまに情報処理全然関係ない。

 これ。なんだろ。そんなことより、音楽でも聴いてリラックスしようよ! とも取れる。あと、この椅子は多分高い。意味も無く2万円とかするタイプのやつだ。意外に、隣のスピーカーよりも高かったりする。

 これ。さらにひどい。「そんなことより、海いこうぜ!」

 わーたのしー。
 ていうか、こんなことばっかやってて全然勉強が進まない。俺が一番情報処理関係ない。

>追記
 これに描かれてるのはこの椅子では、という情報をいただいた。
 まさにこれだ! しかも値段がすごい!




2005-02-19   思考  
 靴をよく履き間違える。

 学生時代からよくやってたんだけど、あのー、左右違う靴を履いて出かけてしまう。で、なんだろ、アレじゃん。似てる靴とかだったらまだ分かるじゃん、俺、革靴とスニーカーとかやるから。いや、言い訳じゃないですけど、玄関めっちゃ暗いんですよ。で、あと、違う種類の靴でも、意外と、気づかないんですよ。靴もさ、長いこと履いてるから、俺の足の形に変形してるんですよね。フィット感が、革靴とスニーカーで殆ど変わらない。

 で、かなりの確率で履き間違えるんですけど、まあ、でも、めったに大惨事にはならない。間違えて履いていることに気づくポイント、というのがあるんですよね。セーフティネット的な。

 大抵、玄関出てエレベータを待っているとき、何気なく下を見て「ギャー!」って気づくことができる。俺の中でも、なんだろ、ここでくい止めるぞ! みたいな感じではあるんですよね。間違った靴ではエレベータには乗らないぞ! みたいな。

 まあ、でも、たまーに、エレベータがすぐ来た時とかに、ここのチェックを通過してしまうことがある。結果、靴を間違ったまま、屋外へ出てしまうわけで。遂に奴が外へ! なんつーか、バイオ・ハザード的な。チェックをかいくぐって、外へ漏れ出してしまった馬鹿。

 でも、まだ、チェックポイントはあるんですよ。駅の階段。
 階段を上る時に、何気なく足が視界に入って、「ギャー!」って気づくことができる。うち、駅にめちゃめちゃ近いので、まだセーフなんですよ。帰って履き替えるのも苦ではない。苦ではないっていうか。間違った靴を履きながら何でそんなに偉そうなのかわかんないけど。
 ここのチェックポイントにも何度か救われた。ていうか、ここが事実上の最終チェックです。
 ここを通過してしまうと、電車ではるか遠くに運ばれてしまうわけで。

 で、この前、遂に、運ばれた。

 気づいたのは、電車の中。
 ほぼ満員でドアにへばりついてたんですけど、あのー、両足ともドアと等距離の位置にある筈なのに、右側のつまさきだけが、ドアについてるんです。明らかに、右側のつまさきが長い。もう、下を見なくても分かった。やっちゃった。

 でさー、本社ならまだいいんですよ。友達とか先輩とかが笑ってくれるから。
 俺、今、一人、技術担当として他社に常駐してるんですよ。靴を間違えてる人なんかに仕事まかせたくないよね。その、靴のような仕事をしそうだものね。

 で、電車に揺られながらものすっごい考えたところ、そういえば、自分の机の下に、前任者が残していったスリッパがあったことを思い出して。会社の中ではそれを履けばいいや。てことは、会社まで、なんとか、たどり着ければ。

 とりあえず電車を降りて、駅から会社まで、あの、なんだろ、ものすごい足の回転早くして歩いた。なんだろ、革靴もスニーカーも茶色系だったので、速すぎてよくわかんなくしちゃえ、みたいな感じで。

 帰りは、飲み屋で片方の靴を間違えられた客を演じながら帰った。時々下を見て、革靴をパコンパコンやりながら「ったく……」みたいな顔をして。




2005-02-05   思考  
 いやー、やらしい大人になったなあ、と思ってしまった。

 今は一人別の会社に常駐しているんですけど、仕事はじめに、一応、本社に寄ったんですわ。で、あのー、先輩とかにね、あけましておめでとうございます、あけましておめでとうございます、と壊れたステレオのように繰り返したわけですが、あのー、課長がね、喪中だったんですよ。

 で、課長を目の前にして、喪中だからこりゃ「あけましておめでとうございます」じゃねーな、と、俺のインテリジェント脳は一瞬にして判断したわけですよ。
 そこまでは良かった。で、素直に「おはようございます」って言えばいいわけですけど、俺のインテリジェント脳はちょっとやらしかった。もしここで、普通に「おはようございます」って言ったら、なんか、本当に新年ってことを忘れて「おはようございます」って言ってるみたいじゃないですか。これは、なんか損だ。ただの気の利かない奴だと思われたらどうしよう、みたいな。

 で、こう、無意識にやったことが、「えっと、あ、おはようございます」って。なんだろ、考えておはようございますにしたんだよっていう、なんかそういう間をあけて。
 やらしいやらしい。「えっと、あ、おはようございます」だって。やらしい。思い出すだけですげえムカムカする。そんな性根のいやらしい大人になった覚えはないんだけどなー。

 こんな腐った俺ですが、最近、何故か子供に好かれる。
 この前実家へ帰ったとき、近所へお年賀を置きに行ったんですけど、そこにね、その近所のうちの親戚の子、というのが、わんさか居たんですよ。で、子供だけで遊ぶのに飽きてたんでしょうね、俺の興味を引こうと必死なんですよ。俺、子供は嫌いじゃないんですけど、子供と遊ぶのは、実はそんなに好きじゃないんですよ。なんか気をいっぱい使うし。うまくないのにうまいねーとか言いたくない! 
 でも、子供たちは俺を仲間に引き入れようと、俺にボールぶつけたりしてくる。こらー! みたいにおいかけると、「ぎゃー!!」って逃げ回る。やべー完全に取り込まれてるじゃないか。やだ! 取り込まれたくない! もののけになったおっことぬしに取り込まれそうになったサンの気分ですよ。「やだ! もののけにはなりたくない!」みたいな。

 あー、でも、子供ってたまに想像つかないことするから、リアルで笑うときがある。なんか、一人の子が、「ガンダムの絵を描いてあげるよ」と近づいてきたんです。「わー。描けるの? 描いて描いて」と、心裏腹に、一応盛り上がっておいたんですけど、そしたら、なんかザクを描き始めた。
 で、頭と右腕を描ききったところで、なんだろ、明らかに、飽き始めたんですよ。なんか漫画ぱらぱら手でやったり、えんぴつコロコロ転がしたり。
 俺ね、ちょっと意地悪く、「まだー?」って言ったんですよ。そしたら、左腕と胴体のところに、ギザギザを描いて、「できた。やられたザク」って。わー! 手抜きにもほどがある! 君はこれからの人生そうやって生きていくんだね! 君の将来が見える。なんだろ、すげえまずいラーメン開発して「チャレンジラーメン」とか名前つけて飄々としてるタイプの人になるよ。

 で、長いこと子供の相手をしてたんですけど、なんだろ、そのうち、俺も楽しんでもいいだろ、みたいな気持ちになってきてね。
 ムシキング、って知ってます? あの、今の子供たちは、ポケモンじゃなくてムシキングらしいですよ。で、まあ、そのムシキングの話になって、「俺の友達がムシキングの漫画描いてるよ」って、ちょっと、ウソを言ってみた。

 「うそーまじでー!」「すげー!」
 楽しい! すげえ、今、俺、楽しい!

 そしたら、一人の子が、「(漫画の?)次どうなるの?」って聞いてきた。
 「えっとねー、次は、死ぬね。いっぱい死ぬ」

 「うおー!!」「うひょー!!」
 楽しい! すげえ、今、俺、楽しい!

 「あとニューキャラ出てくるよ」
 「まじでー!!」「何ー!!」
 「コメツキムシ。すごい攻撃力だよ」

 「え、何それ」
 しまった! 今の子たちはコメツキムシを知らない! 昔は土間とかに良く居たのになあ。ちょっと悲しくなった。




2005-01-14   思考  
 実家にちょっと帰っていました。

 最近実家にちょくちょく帰る。目当ては、足の伸ばせる風呂。いや、最近実家リフォームいたしまして、あのー、すごいわ。風呂に入るために帰りたくなる家って。そして、風呂のために新幹線に乗る俺って。ちょっとしたセレブっぽいじゃない。まあ、なんだろ、それを、いやらしくなくできちゃうのが俺なんですけど!

 リフォームしたのが去年の11月なんですけど、それから、月2ペースで帰っている。それまで年に1回しか帰らなかったことを考えると、風呂の集客力の凄まじさが浮き彫りになる。

 ただ、まあ、それだけ愛しちゃった風呂なんだけど、あのー、このまえ帰ったとき、ちょっと、あのー、なんだろ、今までほどの感動が無いことに気づいちゃってね。なんつーか、慣れちゃった、というか。そしたら、なんだか急に寂しくなってしまって。これはいかん、と思ってね、なんだろ、なんか新しいことをしなければ、みたいなそういうアレが生まれて。

 で、考えたあげく、あー、今日は、風呂に逆向きに入ってみよう、と思って。あのー、うちの風呂は座るところがついていて、一応入る向きが決まっているんだけど、なんだろ、その、製作者の意図を無視して逆に入ってやれ! と思って。うひょう! いい風呂が台無しだぜ! 俺は今、逆向きに入っているよ!

 意外と心地いい。なんか、くぼみに、ちょうど肘が入って楽だ。あと、座るところに足を置くと、その高さがなんかものすごい気持ちいい。あと、つかまるところが持ちやすい。ていうか、え、これ、順方向なんじゃないの。えー!!

 俺は2ヶ月間、何をやっていたんだ。セレブを気取って新幹線で通った風呂に、逆向きに入っていた男。足置きに座りながら、「最高だぜ!」とか言って。お前には、いい風呂なんかいらねーよ! 馬鹿! 本当に見損なった! 風呂も呆れてただろうなあ。若干設定温度よりもぬるめな気がしたのはそのせいかなあ。やる気なくなるよね。ごめんね。

 まあ、俺みたいな馬鹿には、リフォームした実家の機能の一部が未だに使いこなせない。トイレと、洗面所が、人の動きを察知して電気が勝手につくんだけど、どうしても、スイッチに手が伸びてしまう。そのスイッチをいじると、「勝手に電気」機能自体が切れてしまうから、本当はいじってはいけないんだけど、どうしても、いじってしまう。そうかそうか、スイッチはいじらない、スイッチはいじらない、と繰り返し唱えながら風呂に入ると、風呂は「勝手に電気」機能がついていなくって、「わーまっくらー」みたいなことになる。なんだよ。難しいよ。なんで操作性を統一しなかったんだろう。お金足りなかったのかなあ。

 ていうか、あのー、勝手に電気機能って、そんなに、そんなに便利じゃないと思うんですわ。別にいらないよね。なんだろ、それくらい自分でするよ、と思ってしまう。あとなんか、その機能に体が慣れてしまうのも嫌だ。人の家の洗面所で、体をくねくねさせて、「どうしたの?」って友達が聞くと、「いや、センサーが僕を見つけてくれないんだ……あ、ごめん、電気勝手につかないんだ?」みたいな。きっついわー。こういうプチセレブ病にはなりたくないなあ、と思っているんだけど、駅のトイレで、いつものくせで蛇口の前で手を出して数秒待ってしまう時がある。きっついわー。

 あの水が勝手に出てくるのも、全然便利じゃない。これ昔言ったかもしれないですけど、あのー、新幹線の洗面台あるじゃないですか。同じようなセンサー式の蛇口が3つ、横並びでついててね、それぞれ、せっけん、水、温風が出るようになっている。で、あのー、まあ普通に、右から、せっけんを出し、中央へ移り、水で流し、左の温風で乾かしてたんですよ。そしたら新幹線いきなり減速して、わぁーってよろけて。乾燥させていた手の上に水が出て、続いてせっけんが出た。全然便利じゃない。

 まあ、強いて、勝手に電気機能のいいところを挙げるとすれば、センサーに気取られないように水道の蛇口までたどり着く、というミッションインポシブルごっこができるところかなあ。電気がついちゃったら負け。母親とやった。エプロン姿で超スローモーションで蛇口を目指す母の後ろ姿を見て、ああ、この人の子だ、と思いました。




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