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2012-12-28   思考  
嫁がママさんたちのツイッターをよく見てるんだけど、出産後数分でツイートしてる人が居たらしい。

何それ。まあ、あ、まずはおめでとう。おめでとうだけれども、何それ。いや、あの、おめでとう。おめでとうだし、全然ツイートして頂いて良いんだけども、なんか、すごいなーって。そもそも物理的な問題として、生んですぐにツイッターできるの?
オギャーオギャーってなってるときに、生まれたなう、みたいなのを打ち込む余裕はあるのか。2人目とかだとあるのかなー。

まあ一個考えたのは、もう「生まれたなう」みたいなのを下書きにしておいて、生まれたー! ってときに、それを呼び出す。でもなんかそれは粋じゃないよな。
それか、旦那とかに携帯を渡しておいてツイートしてもらう。
でも、そこまでして……やるか? という疑問が残る。

ああ、最近のスマホならね、音声でツイートできるから、打ち込む必要はないのか。
「生まれた、ハアハア、なう……」「ギャーン! ギャーン!」「はい切ったとこ縫いますねー」みたいな周りの音声までツイートされたり、そういうの。臨場感があって良いですよね。そういうのも。

それかもうアレ? そういう部屋。ツイート専用ルーム。
なんか最近、個人医院とかだと、分娩室がすごい凝ってるとことかあって、うちが行ってたとこも、なんか、こう、でっかいモニターとライトがあって、お産の進行具合にあわせて4種類の光と音楽が〜みたいなやつだったんですけど、けっこうすんなり生まれちゃったもんだから、なんか同じやつがずーっと流れてて、処置終わってけっこう経ったあとに看護師が「あっ」みたいな感じで「生まれたモード」に切り替えて、「これ一応うちの目玉だから見て帰ってね」みたいな。見ねえよ。子供見るよ。

それはいいや。そう、ツイッターに対応した分娩室なんてのも、あるかもしれないですよね。
お母さんの発言や状態は、係の人が瞬時にツイートしてくれる。
ミニプラネタリウムみたいなドームの分娩室で、本人宛の励ましツイートが部屋一面に流れていく。ニコファーレみたいな感じ。

「ひろっぺ頑張れ! りっぱな跡継ぎを生むんじゃぞwww」
「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー!」
「お金持ちになる方法を知りたくありませんか? http://t.co/unko」
「ひろっぺが母親になるの!? なんか感動しちゃう!」

あっなんか今通ったね、みたいな。
こういうのまざるから。目視でチェック入れないとこういうのまざるから。そこはなんだろ、係の人に頑張ってもらって。
あとフォロワーが少ないお母さんの場合には場つなぎ的に定型文が流れる。

「案ずるより、産むが易し。昔の人は良いことを言ったものだ。」
「案ずるより、産むが易し。昔の人は良いことを言ったものだ。」
「ひろっぺがんばれー! 痛いの今だけだからね!」
「案ずるより、産むが易し。昔の人は良いことを言ったものだ。」

定型文が何回も流れてちょっと残念な気持ちになったりする。

何の話でしたっけ。お産に向けてフォロワー増やしとけっていう話でしたっけ。
まあ忘れましたけど、この流れでいくと、Ustreamでお産中継、みたいなのも絶対誰かやりますよね。Ustお産駄目なのかな? 動物はあったよ

「20:00〜ひろっぺのお産チャンネル」みたいな感じで告知してて、さてお産でも見ようかな、なんつって視聴者がね、買ってきたビールあけて、日本代表のユニフォームに着替えて、いや応援だから、一応応援だからね、そう、着替えて、パソコンつけて繋げたらもう誰もいなくてふとんだけずーっと映ってる、みたいな。お産早まっちゃったりするから。赤ちゃんは空気読まないですから。

で、なんだよー、って。ビール開けちゃったよー、なんて言って、この気分の高まりみたいなやつはどこにぶつけたらいいんだろう、って、嫁さんとよろしくやって子供を産んだらいいんじゃないでしょうか。






2005-01-14   思考  
 実家にちょっと帰っていました。

 最近実家にちょくちょく帰る。目当ては、足の伸ばせる風呂。いや、最近実家リフォームいたしまして、あのー、すごいわ。風呂に入るために帰りたくなる家って。そして、風呂のために新幹線に乗る俺って。ちょっとしたセレブっぽいじゃない。まあ、なんだろ、それを、いやらしくなくできちゃうのが俺なんですけど!

 リフォームしたのが去年の11月なんですけど、それから、月2ペースで帰っている。それまで年に1回しか帰らなかったことを考えると、風呂の集客力の凄まじさが浮き彫りになる。

 ただ、まあ、それだけ愛しちゃった風呂なんだけど、あのー、このまえ帰ったとき、ちょっと、あのー、なんだろ、今までほどの感動が無いことに気づいちゃってね。なんつーか、慣れちゃった、というか。そしたら、なんだか急に寂しくなってしまって。これはいかん、と思ってね、なんだろ、なんか新しいことをしなければ、みたいなそういうアレが生まれて。

 で、考えたあげく、あー、今日は、風呂に逆向きに入ってみよう、と思って。あのー、うちの風呂は座るところがついていて、一応入る向きが決まっているんだけど、なんだろ、その、製作者の意図を無視して逆に入ってやれ! と思って。うひょう! いい風呂が台無しだぜ! 俺は今、逆向きに入っているよ!

 意外と心地いい。なんか、くぼみに、ちょうど肘が入って楽だ。あと、座るところに足を置くと、その高さがなんかものすごい気持ちいい。あと、つかまるところが持ちやすい。ていうか、え、これ、順方向なんじゃないの。えー!!

 俺は2ヶ月間、何をやっていたんだ。セレブを気取って新幹線で通った風呂に、逆向きに入っていた男。足置きに座りながら、「最高だぜ!」とか言って。お前には、いい風呂なんかいらねーよ! 馬鹿! 本当に見損なった! 風呂も呆れてただろうなあ。若干設定温度よりもぬるめな気がしたのはそのせいかなあ。やる気なくなるよね。ごめんね。

 まあ、俺みたいな馬鹿には、リフォームした実家の機能の一部が未だに使いこなせない。トイレと、洗面所が、人の動きを察知して電気が勝手につくんだけど、どうしても、スイッチに手が伸びてしまう。そのスイッチをいじると、「勝手に電気」機能自体が切れてしまうから、本当はいじってはいけないんだけど、どうしても、いじってしまう。そうかそうか、スイッチはいじらない、スイッチはいじらない、と繰り返し唱えながら風呂に入ると、風呂は「勝手に電気」機能がついていなくって、「わーまっくらー」みたいなことになる。なんだよ。難しいよ。なんで操作性を統一しなかったんだろう。お金足りなかったのかなあ。

 ていうか、あのー、勝手に電気機能って、そんなに、そんなに便利じゃないと思うんですわ。別にいらないよね。なんだろ、それくらい自分でするよ、と思ってしまう。あとなんか、その機能に体が慣れてしまうのも嫌だ。人の家の洗面所で、体をくねくねさせて、「どうしたの?」って友達が聞くと、「いや、センサーが僕を見つけてくれないんだ……あ、ごめん、電気勝手につかないんだ?」みたいな。きっついわー。こういうプチセレブ病にはなりたくないなあ、と思っているんだけど、駅のトイレで、いつものくせで蛇口の前で手を出して数秒待ってしまう時がある。きっついわー。

 あの水が勝手に出てくるのも、全然便利じゃない。これ昔言ったかもしれないですけど、あのー、新幹線の洗面台あるじゃないですか。同じようなセンサー式の蛇口が3つ、横並びでついててね、それぞれ、せっけん、水、温風が出るようになっている。で、あのー、まあ普通に、右から、せっけんを出し、中央へ移り、水で流し、左の温風で乾かしてたんですよ。そしたら新幹線いきなり減速して、わぁーってよろけて。乾燥させていた手の上に水が出て、続いてせっけんが出た。全然便利じゃない。

 まあ、強いて、勝手に電気機能のいいところを挙げるとすれば、センサーに気取られないように水道の蛇口までたどり着く、というミッションインポシブルごっこができるところかなあ。電気がついちゃったら負け。母親とやった。エプロン姿で超スローモーションで蛇口を目指す母の後ろ姿を見て、ああ、この人の子だ、と思いました。




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