ケイコの発言:
こんばんは。
雄二の発言:
あー。
ケイコの発言:
久しぶり。
雄二の発言:
まあ、久しぶりではあるよね。
ケイコの発言:
何かあった?
雄二の発言:
何が。
ケイコの発言:
いや、なんか面白いこととか。
雄二の発言:
今日、会社へ行った。
ケイコの発言:
それは、面白いの?
雄二の発言:
面白いよー。カニ歩きで行った。
ケイコの発言:
へー。
雄二の発言:
かさかさ、かさかさかさ。おはようございまーす。かさかさ。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
そしたら、先輩はいもむしで出社してきた。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
ごろんごろーん! とかいって、転がりながら。
ケイコの発言:
わー。
雄二の発言:
まだまだ先輩にはかなわないや。
ケイコの発言:
会社、楽しそうでいいね。
雄二の発言:
でしょー。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
でも、そこに社長が象の真似しながら来るんだ。
ケイコの発言:
うわあ。
雄二の発言:
ぱおーん! ぱっおーん!
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
鼻で、そこらへんの書類とかめちゃめちゃにしちゃうの。
ケイコの発言:
鼻というか手ね。
雄二の発言:
俺たちも、いもむしとカニで応戦するんだけど、破壊力が違う。
ケイコの発言:
まあね。
雄二の発言:
ごろんごろーん! かさかさかさかさ。ぱおーん! ぱっおーん!
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
いやあ、やっぱり社長はすごいや。あっはっはっは。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
ようし、昼飯にするか!
ケイコの発言:
え、午前中ずっとそれやってたの?
雄二の発言:
そうだよ。
ケイコの発言:
仕事しなよ。
雄二の発言:
まあ。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
午後は午後で、続きをやるんだけどね。
ケイコの発言:
仕事は?
雄二の発言:
まあ、言ってみればそれが仕事かな。
ケイコの発言:
えー。
雄二の発言:
文句でも?
ケイコの発言:
そういうの仕事って言わなくない?
雄二の発言:
赤ちゃんは、寝るのが仕事だよ。
ケイコの発言:
まあ。赤ちゃんはそれでいいけど。
雄二の発言:
俺たちは俺たちでめっちゃ頑張ってるよ。汗かくし。
ケイコの発言:
生産性が全然無いよね。
雄二の発言:
思い出が、残るよ。
ケイコの発言:
へえ。まあいいけど。
雄二の発言:
社長には脱帽だよ。この前はヤギに扮した社長に重要書類全部食べられちゃった。めー。
ケイコの発言:
仕事に支障は無いの?
雄二の発言:
無いと言えば嘘になるけど、背に腹は変えられないからなあ。めー。
ケイコの発言:
その会社辞めたほうがいいよ。
雄二の発言:
え、そうかな?
ケイコの発言:
そうだよ。だって頭使ってないもの。
雄二の発言:
馬鹿、何いってんの。明日何の動物で行くか、すげえ考えるよ。
ケイコの発言:
そうなの?
雄二の発言:
カニ歩きしながら、明日やる予定のらくだのことを考えているもの。
ケイコの発言:
へえ。
雄二の発言:
好きな男に抱かれながらも、違う男の夢を見るもの。
ケイコの発言:
ジュディ・オングね。
雄二の発言:
ビジネスにおいて、常に一手先を考えておけ、という、社長の教えがそこにあると思うんだよ。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
身をもって、教えてくれているわけだ。
ケイコの発言:
そうなんだ。
雄二の発言:
社長のような、立派なビジネスマンになりたいと本気で思う。
ケイコの発言:
ビジネスマンであるかどうかは甚だ疑問だよ。
雄二の発言:
あと、社長はすげーやさしい。
ケイコの発言:
人の話聞いてないでしょ。
雄二の発言:
やさしい。
ケイコの発言:
どういう風に。
雄二の発言:
やっぱり俺とかぺーぺーだから、たくさん叱られるんだけど、
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
叱った数だけ、クッキーを焼いてくれるんだ。
ケイコの発言:
へえ。
雄二の発言:
あれ?
ケイコの発言:
とても分かりやすいアメとムチだね。
雄二の発言:
社長の悪口を言うな!
ケイコの発言:
まあ。
雄二の発言:
うん。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
まあ、でも、社長でもかなわない人が一人居るんだ。
ケイコの発言:
誰。
雄二の発言:
会長だよ。
ケイコの発言:
会長は、何で来るわけ?
雄二の発言:
チューリップだよ。
ケイコの発言:
え? 植物?
雄二の発言:
うん。
ケイコの発言:
象のほうが破壊力抜群そうだけど。
雄二の発言:
はじめは、そうだったよ。ぱおーん、ぱっおーん! と、会長のノートパソコンを机からガタガターって叩き落す社長。
ケイコの発言:
ひどい。
雄二の発言:
多分、会長も、なんか、マジでちょっと怒ったんだろうね。「あー、もう、光合成してやんない」
ケイコの発言:
ん?
雄二の発言:
それを聞いた僕らは、一斉に、「うー。くるしいー。くるしいー」
ケイコの発言:
えー。
雄二の発言:
いくら体は小さくても、酸素作成というコアな技術を握っている奴が、一番強い。俺は、身をもって会長から教わったよ。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
だから次の日、俺は、ブタクサで出社したんだ。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
そしたら先輩はシロツメクサで、社長はひまわりだった。
ケイコの発言:
植物ばっかり。
雄二の発言:
すんげー、動き無いよ。
ケイコの発言:
無いだろうね。
雄二の発言:
たまに、社長の向いてる方向が変わってるくらい。
ケイコの発言:
ひまわりだからね。
雄二の発言:
いくらコアな技術でも、みんな真似をしてしまったら、そこに価値は無くなってしまうんだ。ビジネスにおいても、それは同じ。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
勉強、勉強の毎日さ。
ケイコの発言:
へえ。
雄二の発言:
うん。
ケイコの発言:
がんばってね。
雄二の発言:
明日早いし、寝るよ。
ケイコの発言:
ああ、おやすみ。明日は何で行くの?
雄二の発言:
nokko
ケイコの発言:
のっこ?
雄二の発言:
のっこだよ。
ケイコの発言:
全然想像がつかないけど、がんばって。
雄二の発言:
うん。勝算はある。
ケイコの発言:
おやすみ。
雄二の発言:
おやすみ。
こんばんは。
雄二の発言:
あー。
ケイコの発言:
久しぶり。
雄二の発言:
まあ、久しぶりではあるよね。
ケイコの発言:
何かあった?
雄二の発言:
何が。
ケイコの発言:
いや、なんか面白いこととか。
雄二の発言:
今日、会社へ行った。
ケイコの発言:
それは、面白いの?
雄二の発言:
面白いよー。カニ歩きで行った。
ケイコの発言:
へー。
雄二の発言:
かさかさ、かさかさかさ。おはようございまーす。かさかさ。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
そしたら、先輩はいもむしで出社してきた。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
ごろんごろーん! とかいって、転がりながら。
ケイコの発言:
わー。
雄二の発言:
まだまだ先輩にはかなわないや。
ケイコの発言:
会社、楽しそうでいいね。
雄二の発言:
でしょー。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
でも、そこに社長が象の真似しながら来るんだ。
ケイコの発言:
うわあ。
雄二の発言:
ぱおーん! ぱっおーん!
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
鼻で、そこらへんの書類とかめちゃめちゃにしちゃうの。
ケイコの発言:
鼻というか手ね。
雄二の発言:
俺たちも、いもむしとカニで応戦するんだけど、破壊力が違う。
ケイコの発言:
まあね。
雄二の発言:
ごろんごろーん! かさかさかさかさ。ぱおーん! ぱっおーん!
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
いやあ、やっぱり社長はすごいや。あっはっはっは。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
ようし、昼飯にするか!
ケイコの発言:
え、午前中ずっとそれやってたの?
雄二の発言:
そうだよ。
ケイコの発言:
仕事しなよ。
雄二の発言:
まあ。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
午後は午後で、続きをやるんだけどね。
ケイコの発言:
仕事は?
雄二の発言:
まあ、言ってみればそれが仕事かな。
ケイコの発言:
えー。
雄二の発言:
文句でも?
ケイコの発言:
そういうの仕事って言わなくない?
雄二の発言:
赤ちゃんは、寝るのが仕事だよ。
ケイコの発言:
まあ。赤ちゃんはそれでいいけど。
雄二の発言:
俺たちは俺たちでめっちゃ頑張ってるよ。汗かくし。
ケイコの発言:
生産性が全然無いよね。
雄二の発言:
思い出が、残るよ。
ケイコの発言:
へえ。まあいいけど。
雄二の発言:
社長には脱帽だよ。この前はヤギに扮した社長に重要書類全部食べられちゃった。めー。
ケイコの発言:
仕事に支障は無いの?
雄二の発言:
無いと言えば嘘になるけど、背に腹は変えられないからなあ。めー。
ケイコの発言:
その会社辞めたほうがいいよ。
雄二の発言:
え、そうかな?
ケイコの発言:
そうだよ。だって頭使ってないもの。
雄二の発言:
馬鹿、何いってんの。明日何の動物で行くか、すげえ考えるよ。
ケイコの発言:
そうなの?
雄二の発言:
カニ歩きしながら、明日やる予定のらくだのことを考えているもの。
ケイコの発言:
へえ。
雄二の発言:
好きな男に抱かれながらも、違う男の夢を見るもの。
ケイコの発言:
ジュディ・オングね。
雄二の発言:
ビジネスにおいて、常に一手先を考えておけ、という、社長の教えがそこにあると思うんだよ。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
身をもって、教えてくれているわけだ。
ケイコの発言:
そうなんだ。
雄二の発言:
社長のような、立派なビジネスマンになりたいと本気で思う。
ケイコの発言:
ビジネスマンであるかどうかは甚だ疑問だよ。
雄二の発言:
あと、社長はすげーやさしい。
ケイコの発言:
人の話聞いてないでしょ。
雄二の発言:
やさしい。
ケイコの発言:
どういう風に。
雄二の発言:
やっぱり俺とかぺーぺーだから、たくさん叱られるんだけど、
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
叱った数だけ、クッキーを焼いてくれるんだ。
ケイコの発言:
へえ。
雄二の発言:
あれ?
ケイコの発言:
とても分かりやすいアメとムチだね。
雄二の発言:
社長の悪口を言うな!
ケイコの発言:
まあ。
雄二の発言:
うん。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
まあ、でも、社長でもかなわない人が一人居るんだ。
ケイコの発言:
誰。
雄二の発言:
会長だよ。
ケイコの発言:
会長は、何で来るわけ?
雄二の発言:
チューリップだよ。
ケイコの発言:
え? 植物?
雄二の発言:
うん。
ケイコの発言:
象のほうが破壊力抜群そうだけど。
雄二の発言:
はじめは、そうだったよ。ぱおーん、ぱっおーん! と、会長のノートパソコンを机からガタガターって叩き落す社長。
ケイコの発言:
ひどい。
雄二の発言:
多分、会長も、なんか、マジでちょっと怒ったんだろうね。「あー、もう、光合成してやんない」
ケイコの発言:
ん?
雄二の発言:
それを聞いた僕らは、一斉に、「うー。くるしいー。くるしいー」
ケイコの発言:
えー。
雄二の発言:
いくら体は小さくても、酸素作成というコアな技術を握っている奴が、一番強い。俺は、身をもって会長から教わったよ。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
だから次の日、俺は、ブタクサで出社したんだ。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
そしたら先輩はシロツメクサで、社長はひまわりだった。
ケイコの発言:
植物ばっかり。
雄二の発言:
すんげー、動き無いよ。
ケイコの発言:
無いだろうね。
雄二の発言:
たまに、社長の向いてる方向が変わってるくらい。
ケイコの発言:
ひまわりだからね。
雄二の発言:
いくらコアな技術でも、みんな真似をしてしまったら、そこに価値は無くなってしまうんだ。ビジネスにおいても、それは同じ。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
勉強、勉強の毎日さ。
ケイコの発言:
へえ。
雄二の発言:
うん。
ケイコの発言:
がんばってね。
雄二の発言:
明日早いし、寝るよ。
ケイコの発言:
ああ、おやすみ。明日は何で行くの?
雄二の発言:
nokko
ケイコの発言:
のっこ?
雄二の発言:
のっこだよ。
ケイコの発言:
全然想像がつかないけど、がんばって。
雄二の発言:
うん。勝算はある。
ケイコの発言:
おやすみ。
雄二の発言:
おやすみ。
こんなのも書いたよ。