雄二の発言:
テレビ見てたらさあ、モンゴルのやつやってたんだけど。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
チンギスハンの父親のイェスゲイはさ、敵のタタル族に毒を盛られて死んだんだけど、
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
タタル族の酒盛りに参加して死んだんだって。
ケイコの発言:
えっ。敵の酒盛りに参加したら死ぬね。
雄二の発言:
そうなんだよ。敵の酒盛りに参加したら死ぬんだよ。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
うん。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
それが、なんかモンゴル草原の掟で、酒盛りに出くわしたら参加しなきゃならない、みたいなのがあるんだって。
ケイコの発言:
そうなの?
雄二の発言:
知らないけど。そうなんだって。
ケイコの発言:
へえ。じゃあ参加しないとだ。
雄二の発言:
え?
ケイコの発言:
うん。参加しないとだ。
雄二の発言:
え、すっと飲み込めたんだ、すごいな。
ケイコの発言:
掟なら仕方ない。
雄二の発言:
え、うん。そうなんだよ。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
そう。で、そう。モンゴルの人は酒盛りに出くわしたら断れないんだよ。
ケイコの発言:
はい。
雄二の発言:
じゃあさ、もうさ、酒盛りで勝てるじゃん。
ケイコの発言:
何が。
雄二の発言:
敵の大将をやっつけようと思ったら、敵の大将を酒盛りに遭遇させたら勝ちじゃん。
ケイコの発言:
ああ、まあ。
雄二の発言:
この世界での戦争とは、全力で敵軍の大将を酒盛りに誘うこと。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
この時代に生まれてたら俺モンゴル統一できたわー。
ケイコの発言:
そうかな。
雄二の発言:
敵の大将がどっか行った、みたいなこと聞いたら、帰り道付近で酒盛りやるもの。
ケイコの発言:
そう。
雄二の発言:
全部の兵士使って、花見の時期の代々木公園みたいな感じにするよ。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
味方の兵士を死なせることなく、戦争を終わらせる。
ケイコの発言:
まあ。
雄二の発言:
でもこっちも本気で酔っ払っちゃってるから、あれだけどね。ちょっと毒のほうをうっかり飲んで死んじゃう人居るから、こっちの被害はゼロではない。
ケイコの発言:
そこは気をつければ抑えられる被害だね。
雄二の発言:
そこは今後の課題。
ケイコの発言:
そう。
雄二の発言:
昨日より今日。今日より明日。
ケイコの発言:
分かったよ。
雄二の発言:
でもこれが一般化してくると、敵の大将も、酒盛られないようにしよう、酒盛られないようにしよう、みたいに気をつけるわけ。
ケイコの発言:
まあそうだね。命がかかってるし。
雄二の発言:
ここからが本当の戦いだよね。
ケイコの発言:
そうなの?
雄二の発言:
どうにかして大将を酒盛りに到達させる戦術が必要になる。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
お兄さん! お店決まってますか!? お兄さん! 飲み放題ついて2000円!
ケイコの発言:
ただのキャッチだね。
雄二の発言:
「今さー、女の子4人居て、俺ら3人なわけ。来ない?」って電話したり。
ケイコの発言:
敵の大将の電話番号知ってるんだ。
雄二の発言:
友達がバイト先でナンパされて教えてもらったみたいなんだけど、なんかすっげーばらまいてた。
ケイコの発言:
大将かわいそう。
雄二の発言:
今フリーなのは分かってるから、すぐ来るよ。
ケイコの発言:
そうなんだ。
雄二の発言:
でもまあこういう技術もすぐに効果なくなるよね。
ケイコの発言:
まあ、一回やったらもうね。
雄二の発言:
もっと驚きと発見のある演出、みたいなのが必要になってくる。
ケイコの発言:
はあ。
雄二の発言:
もう、ちょっとやそっとじゃ大将は酒盛りに来ない。
ケイコの発言:
まあ、殺されるなら来ないよね。
雄二の発言:
ならばこっちから仕掛けるしかないじゃない!
ケイコの発言:
はあ。
雄二の発言:
トイレ入ったら四方の壁がバーン! ってなって酒盛り会場、みたいなドッキリとか。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
まだ現状把握が良くできてないところに、バニーガールみたいなのが毒入りの酒ついで、会場全体で「のーんで! のんでのーんで!」とか歌えば、なんか飲まざるを得ない、みたいな。
ケイコの発言:
まあー。
雄二の発言:
あとは、部屋に入ったら突然真っ暗になってクラッカーの音とともにケーキがカートで運ばれてくる。
ケイコの発言:
わー。
雄二の発言:
えっ誕生日覚えててくれたんだ! ありがとう! みんなでシャンパンで乾杯!
ケイコの発言:
自然に毒盛れるね。
雄二の発言:
それでも失敗することもある。
ケイコの発言:
まあ。
雄二の発言:
盛るのに失敗したら「送ってくだけだし! ぜってーなんもしねーし!」とか言って大将の家までついていって、確実に殺る。
ケイコの発言:
はあ。
雄二の発言:
蒼き送り狼がモンゴルを征す。
ケイコの発言:
それが言いたかったの?
雄二の発言:
寝るかな。
ケイコの発言:
寝かせないよ。それが言いたかったの?
雄二の発言:
おやすみ。
ケイコの発言:
寝かせないよ?
ケイコの発言:
寝かせないよ?
テレビ見てたらさあ、モンゴルのやつやってたんだけど。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
チンギスハンの父親のイェスゲイはさ、敵のタタル族に毒を盛られて死んだんだけど、
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
タタル族の酒盛りに参加して死んだんだって。
ケイコの発言:
えっ。敵の酒盛りに参加したら死ぬね。
雄二の発言:
そうなんだよ。敵の酒盛りに参加したら死ぬんだよ。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
うん。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
それが、なんかモンゴル草原の掟で、酒盛りに出くわしたら参加しなきゃならない、みたいなのがあるんだって。
ケイコの発言:
そうなの?
雄二の発言:
知らないけど。そうなんだって。
ケイコの発言:
へえ。じゃあ参加しないとだ。
雄二の発言:
え?
ケイコの発言:
うん。参加しないとだ。
雄二の発言:
え、すっと飲み込めたんだ、すごいな。
ケイコの発言:
掟なら仕方ない。
雄二の発言:
え、うん。そうなんだよ。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
そう。で、そう。モンゴルの人は酒盛りに出くわしたら断れないんだよ。
ケイコの発言:
はい。
雄二の発言:
じゃあさ、もうさ、酒盛りで勝てるじゃん。
ケイコの発言:
何が。
雄二の発言:
敵の大将をやっつけようと思ったら、敵の大将を酒盛りに遭遇させたら勝ちじゃん。
ケイコの発言:
ああ、まあ。
雄二の発言:
この世界での戦争とは、全力で敵軍の大将を酒盛りに誘うこと。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
この時代に生まれてたら俺モンゴル統一できたわー。
ケイコの発言:
そうかな。
雄二の発言:
敵の大将がどっか行った、みたいなこと聞いたら、帰り道付近で酒盛りやるもの。
ケイコの発言:
そう。
雄二の発言:
全部の兵士使って、花見の時期の代々木公園みたいな感じにするよ。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
味方の兵士を死なせることなく、戦争を終わらせる。
ケイコの発言:
まあ。
雄二の発言:
でもこっちも本気で酔っ払っちゃってるから、あれだけどね。ちょっと毒のほうをうっかり飲んで死んじゃう人居るから、こっちの被害はゼロではない。
ケイコの発言:
そこは気をつければ抑えられる被害だね。
雄二の発言:
そこは今後の課題。
ケイコの発言:
そう。
雄二の発言:
昨日より今日。今日より明日。
ケイコの発言:
分かったよ。
雄二の発言:
でもこれが一般化してくると、敵の大将も、酒盛られないようにしよう、酒盛られないようにしよう、みたいに気をつけるわけ。
ケイコの発言:
まあそうだね。命がかかってるし。
雄二の発言:
ここからが本当の戦いだよね。
ケイコの発言:
そうなの?
雄二の発言:
どうにかして大将を酒盛りに到達させる戦術が必要になる。
ケイコの発言:
うん。
雄二の発言:
お兄さん! お店決まってますか!? お兄さん! 飲み放題ついて2000円!
ケイコの発言:
ただのキャッチだね。
雄二の発言:
「今さー、女の子4人居て、俺ら3人なわけ。来ない?」って電話したり。
ケイコの発言:
敵の大将の電話番号知ってるんだ。
雄二の発言:
友達がバイト先でナンパされて教えてもらったみたいなんだけど、なんかすっげーばらまいてた。
ケイコの発言:
大将かわいそう。
雄二の発言:
今フリーなのは分かってるから、すぐ来るよ。
ケイコの発言:
そうなんだ。
雄二の発言:
でもまあこういう技術もすぐに効果なくなるよね。
ケイコの発言:
まあ、一回やったらもうね。
雄二の発言:
もっと驚きと発見のある演出、みたいなのが必要になってくる。
ケイコの発言:
はあ。
雄二の発言:
もう、ちょっとやそっとじゃ大将は酒盛りに来ない。
ケイコの発言:
まあ、殺されるなら来ないよね。
雄二の発言:
ならばこっちから仕掛けるしかないじゃない!
ケイコの発言:
はあ。
雄二の発言:
トイレ入ったら四方の壁がバーン! ってなって酒盛り会場、みたいなドッキリとか。
ケイコの発言:
うーん。
雄二の発言:
まだ現状把握が良くできてないところに、バニーガールみたいなのが毒入りの酒ついで、会場全体で「のーんで! のんでのーんで!」とか歌えば、なんか飲まざるを得ない、みたいな。
ケイコの発言:
まあー。
雄二の発言:
あとは、部屋に入ったら突然真っ暗になってクラッカーの音とともにケーキがカートで運ばれてくる。
ケイコの発言:
わー。
雄二の発言:
えっ誕生日覚えててくれたんだ! ありがとう! みんなでシャンパンで乾杯!
ケイコの発言:
自然に毒盛れるね。
雄二の発言:
それでも失敗することもある。
ケイコの発言:
まあ。
雄二の発言:
盛るのに失敗したら「送ってくだけだし! ぜってーなんもしねーし!」とか言って大将の家までついていって、確実に殺る。
ケイコの発言:
はあ。
雄二の発言:
蒼き送り狼がモンゴルを征す。
ケイコの発言:
それが言いたかったの?
雄二の発言:
寝るかな。
ケイコの発言:
寝かせないよ。それが言いたかったの?
雄二の発言:
おやすみ。
ケイコの発言:
寝かせないよ?
ケイコの発言:
寝かせないよ?
こんなのも書いたよ。