中世ヨーロッパの音楽家たちのクルクルした髪型はヅラである。
まあ、有名な話なんですけど、ああいうヅラをはじめて付けたのはルイ13世と言われています。
ルイ13世は若ハゲで、泣く泣くヅラをつけだしたんだけど、一人だと目立つじゃないですか。だから、「え? 何言ってんの? ファッションだよ?」とか言って、取り巻きの貴族たちと一緒につけたわけですね。
そのうち、ルイ14世の時代になると派手なヅラとかが流行しはじめて、いつのまにか宮廷の正装にまで昇格してしまった。
ハゲかくしの道具を全員に行き渡らせることによって、全員を同じステージに立たせてしまう。なんてスケールのでかいハゲの隠し方。えー、まじカッコいい。
これって何かに似てるなーとずっと思ってたんですけど、あのー、ヤマンバメイク。
今更ですけど。
何であんなの流行ったのかなーってずっと気になってたんですけど、あの、多分ですね、彼らの所属する裏社会の頂点に、その顔の人が居るんですよ。
まあ、ヤマンバでしょうね。この流れで考えれば、妖怪ヤマンバそのものがそこに居なければおかしいですよね。
話は10年ほど前にさかのぼります。
街に出た妖怪ヤマンバは、夜の若者たちをまとめ上げ、一大組織を作り上げました。
でも、ほら、妖怪だから、ぜんっぜんモテないんですよ。男に。怖いし。
でも彼氏とか欲しいじゃないですか。「シャーッ、シャーッ、わらわをモテモテにせよ、シャーッ、シャーッ」みたいなことを言うわけですよ。包丁研ぎながら。
で、取り巻きはさあ、めちゃくちゃ考えるんですね。どうしよう! ボスをモテモテにしないとマジで殺される!!! MK5! マジで殺される5秒前!
まあでも妙案なんてすぐ浮かぶもんでもないので、こう、鬱々と過ごすんですけど、ある日、世界史の授業で先生が何気なく言ったんですね。
「ルイ13世はハゲだったから、カツラを流行らせたんだぞー、ま、これはテストには出ないけどな」
ガタン!
「それだわ!」
「ど、どうした小沢」
「先生ありがとう! 今日私早退します!」
「……おーい。小沢ー」
ボスに似せた化粧をして、「え? 今こういう顔が流行ってんですけど?」とか言って、全員を同じステージに持って行く。
これがヤマンバメイク流行の真相だったのでは。
ヤマンバは一時期絶滅の危機に瀕しましたが、最近また、マンバとかセンターGUYとか、特殊なメイクをする集団が現れているようです。
完全に、新たな良からぬものが山から下りてきてるじゃないですか。なんか居るわー。ヘコむわー。
まあ、有名な話なんですけど、ああいうヅラをはじめて付けたのはルイ13世と言われています。
ルイ13世は若ハゲで、泣く泣くヅラをつけだしたんだけど、一人だと目立つじゃないですか。だから、「え? 何言ってんの? ファッションだよ?」とか言って、取り巻きの貴族たちと一緒につけたわけですね。
そのうち、ルイ14世の時代になると派手なヅラとかが流行しはじめて、いつのまにか宮廷の正装にまで昇格してしまった。
ハゲかくしの道具を全員に行き渡らせることによって、全員を同じステージに立たせてしまう。なんてスケールのでかいハゲの隠し方。えー、まじカッコいい。
これって何かに似てるなーとずっと思ってたんですけど、あのー、ヤマンバメイク。
今更ですけど。
何であんなの流行ったのかなーってずっと気になってたんですけど、あの、多分ですね、彼らの所属する裏社会の頂点に、その顔の人が居るんですよ。
まあ、ヤマンバでしょうね。この流れで考えれば、妖怪ヤマンバそのものがそこに居なければおかしいですよね。
話は10年ほど前にさかのぼります。
街に出た妖怪ヤマンバは、夜の若者たちをまとめ上げ、一大組織を作り上げました。
でも、ほら、妖怪だから、ぜんっぜんモテないんですよ。男に。怖いし。
でも彼氏とか欲しいじゃないですか。「シャーッ、シャーッ、わらわをモテモテにせよ、シャーッ、シャーッ」みたいなことを言うわけですよ。包丁研ぎながら。
で、取り巻きはさあ、めちゃくちゃ考えるんですね。どうしよう! ボスをモテモテにしないとマジで殺される!!! MK5! マジで殺される5秒前!
まあでも妙案なんてすぐ浮かぶもんでもないので、こう、鬱々と過ごすんですけど、ある日、世界史の授業で先生が何気なく言ったんですね。
「ルイ13世はハゲだったから、カツラを流行らせたんだぞー、ま、これはテストには出ないけどな」
ガタン!
「それだわ!」
「ど、どうした小沢」
「先生ありがとう! 今日私早退します!」
「……おーい。小沢ー」
ボスに似せた化粧をして、「え? 今こういう顔が流行ってんですけど?」とか言って、全員を同じステージに持って行く。
これがヤマンバメイク流行の真相だったのでは。
ヤマンバは一時期絶滅の危機に瀕しましたが、最近また、マンバとかセンターGUYとか、特殊なメイクをする集団が現れているようです。
完全に、新たな良からぬものが山から下りてきてるじゃないですか。なんか居るわー。ヘコむわー。
相鉄線のこと書いたら、前の会社の寮のこと思い出した。
自分でその土地を選んだわけじゃない。
前の会社の寮がそこにあって、新人はそこ、と決まってたから。
あの寮はひどかった。5階建てなのにエレベーターが無かった。
あと、寮長さんがカラスをいじめてからというもの、カラスが寮生全員を敵視していて。
1回、友達が階段の踊り場で威嚇されまくって階段を下れずに会社遅刻した。はじめてのおつかいかよ。
いや、分からんでも無い。カラスまじで怖いですよ。近くであのくちばし見て。あれを敵に回したら本当にまずい。ドラクエの敵に居る理由もうなずける。昔はゲームしながら「カラスかよ! 勇者じゃなくても倒せるだろ!」って思ってたけど、あれはやばい。勇気が試されるモンスターである。
何の話だっけ。ああ。寮。
あの寮はひどかったな。4.5畳、バストイレ共同。押し入れを開けたら、「昭和39年 忍耐」という落書きがあった。はじめて水虫をうつされたのもあの寮だ。風呂の入り口に敷いてあった、ヌメヌメしたバスタオル。忘れない。あれ以来、銭湯であっても、温泉であっても、出口の敷物を必ず飛び越える癖がついた。
で、なんというか、その寮がかなり山奥にあって。
バスで駅まで行くんだけど、そのバスが、朝、駅まで40分かかるのね。
そのあと電車に揺られ、乗り継ぎ、通勤時間2時間ですわ。
なんでこんなとこに寮買ったんだっつー話ですけど。
で、当時、仕事がめちゃくちゃ忙しかったんで、あの、早く家に着いて寝たかったし、遅くまで寝てたかったんですね。だから、なんとか通勤時間を削れないか、と考えたところ、バスですよ。バスがさあ、朝、ちんたら走ってるんですわ。低血圧か。
あと遅いくせにやたらと停留所が多い。
俺らは始発で乗るんですけど、次の停留所が、20メートル先なんですよ。ホントに。ホントに! 20メートル先なんですよ。何なの。それ。その20メートルに130円の価値があるの? せまいから? 道路せまいから?
俺大富豪になったらそこ1000往復する。それが夢(ドリーム)。
で、何だっけ。そう。バスが遅いので、自転車にしよう、と。
空色の自転車を買いました。
これが大正解で。速い速い。ずっと坂道なのも手伝って、40分が5分に短縮された。
通勤時間が1時間ちょっとになった。これなら、まあ、許容範囲内である。なかなか、いいじゃないか。
やあ、傍目から見れば、寮も腐っていれば街も腐ってる。娯楽も何もない、シケた土地ですわ。商店街はあるんだけど、肉屋のステンレス皿は空っぽなこともしばしば。たまに、ベーコンが2、3枚、紙くずのように置かれている。布団屋は何故か2個ある。
まあ、ホント、いつ退寮してやろう、と思ってたんですけど、自転車の出現で、一気に形勢逆転したわけです。
通勤時間は1時間。寮なので家賃が安い(確か月8000円だった)。ある程度お金貯まるまでこの寮に居てもいいかな、とまで思い始めたり。
でも、やっぱり、ダメでした。
ある朝、こう、いつものように自転車で颯爽と坂を下りていたところ、後ろから原付が来たんです。2人乗りしてたんで、「あー、ヤンキーか」と思ったんですけど、あの、フルフェイスしてるんですよ。二人とも。
交通法規を守りたいのか破りたいのかどっちなんだ! と心の中でツッコミを入れて、よし、と、今日も快調でござるぞ! と、ペダルに足をかけたとき、その原付が、歩道を歩いていたお婆さんに近づいて、鞄をギュイと掴んでブウンと走り去りました。
お婆さんは、「捕まえて! 泥棒!」と叫びながら走って、転んだ。
で、車道はバスが40分もかかるくらいの大渋滞なので、みんな窓外の異変に気づくんですね。「え? ひったくりですか?」みたいな感じで次々と窓を開けるんですけど、その頃には原付は渋滞の隙間をくぐって遙か先へ。
渋滞の盲点を突いた、この白昼堂々の犯行。人は大勢いるのに、誰も捕まえられない。
誰か追いかけられる人は……え? 俺? マジで? 何でそんな目で人を見るの。マジで言ってんの? えー、じゃあ、行ってきます!
みんなの期待を一心に背負って、ブルースカイ号は風になりました。
ひったくり犯はナイフとか持ってるかもしれんしもみ合いになるのは嫌だったので、せめてナンバーを覚えようと思いました。
でも、原付は信号無視して次の角を曲がり、見えなくなってしまいました。
お婆さんと警察行って、大したことしゃべれなくて、なんか、めちゃくちゃ悔しくて、あと、何この犯罪都市、と思って、1ヶ月後、その腐り切った街を出ました。
あと、ブルースカイ号は最近上京してきたトム&ハンクスの岩田君にあげました。
自分でその土地を選んだわけじゃない。
前の会社の寮がそこにあって、新人はそこ、と決まってたから。
あの寮はひどかった。5階建てなのにエレベーターが無かった。
あと、寮長さんがカラスをいじめてからというもの、カラスが寮生全員を敵視していて。
1回、友達が階段の踊り場で威嚇されまくって階段を下れずに会社遅刻した。はじめてのおつかいかよ。
いや、分からんでも無い。カラスまじで怖いですよ。近くであのくちばし見て。あれを敵に回したら本当にまずい。ドラクエの敵に居る理由もうなずける。昔はゲームしながら「カラスかよ! 勇者じゃなくても倒せるだろ!」って思ってたけど、あれはやばい。勇気が試されるモンスターである。
何の話だっけ。ああ。寮。
あの寮はひどかったな。4.5畳、バストイレ共同。押し入れを開けたら、「昭和39年 忍耐」という落書きがあった。はじめて水虫をうつされたのもあの寮だ。風呂の入り口に敷いてあった、ヌメヌメしたバスタオル。忘れない。あれ以来、銭湯であっても、温泉であっても、出口の敷物を必ず飛び越える癖がついた。
で、なんというか、その寮がかなり山奥にあって。
バスで駅まで行くんだけど、そのバスが、朝、駅まで40分かかるのね。
そのあと電車に揺られ、乗り継ぎ、通勤時間2時間ですわ。
なんでこんなとこに寮買ったんだっつー話ですけど。
で、当時、仕事がめちゃくちゃ忙しかったんで、あの、早く家に着いて寝たかったし、遅くまで寝てたかったんですね。だから、なんとか通勤時間を削れないか、と考えたところ、バスですよ。バスがさあ、朝、ちんたら走ってるんですわ。低血圧か。
あと遅いくせにやたらと停留所が多い。
俺らは始発で乗るんですけど、次の停留所が、20メートル先なんですよ。ホントに。ホントに! 20メートル先なんですよ。何なの。それ。その20メートルに130円の価値があるの? せまいから? 道路せまいから?
俺大富豪になったらそこ1000往復する。それが夢(ドリーム)。
で、何だっけ。そう。バスが遅いので、自転車にしよう、と。
空色の自転車を買いました。
これが大正解で。速い速い。ずっと坂道なのも手伝って、40分が5分に短縮された。
通勤時間が1時間ちょっとになった。これなら、まあ、許容範囲内である。なかなか、いいじゃないか。
やあ、傍目から見れば、寮も腐っていれば街も腐ってる。娯楽も何もない、シケた土地ですわ。商店街はあるんだけど、肉屋のステンレス皿は空っぽなこともしばしば。たまに、ベーコンが2、3枚、紙くずのように置かれている。布団屋は何故か2個ある。
まあ、ホント、いつ退寮してやろう、と思ってたんですけど、自転車の出現で、一気に形勢逆転したわけです。
通勤時間は1時間。寮なので家賃が安い(確か月8000円だった)。ある程度お金貯まるまでこの寮に居てもいいかな、とまで思い始めたり。
でも、やっぱり、ダメでした。
ある朝、こう、いつものように自転車で颯爽と坂を下りていたところ、後ろから原付が来たんです。2人乗りしてたんで、「あー、ヤンキーか」と思ったんですけど、あの、フルフェイスしてるんですよ。二人とも。
交通法規を守りたいのか破りたいのかどっちなんだ! と心の中でツッコミを入れて、よし、と、今日も快調でござるぞ! と、ペダルに足をかけたとき、その原付が、歩道を歩いていたお婆さんに近づいて、鞄をギュイと掴んでブウンと走り去りました。
お婆さんは、「捕まえて! 泥棒!」と叫びながら走って、転んだ。
で、車道はバスが40分もかかるくらいの大渋滞なので、みんな窓外の異変に気づくんですね。「え? ひったくりですか?」みたいな感じで次々と窓を開けるんですけど、その頃には原付は渋滞の隙間をくぐって遙か先へ。
渋滞の盲点を突いた、この白昼堂々の犯行。人は大勢いるのに、誰も捕まえられない。
誰か追いかけられる人は……え? 俺? マジで? 何でそんな目で人を見るの。マジで言ってんの? えー、じゃあ、行ってきます!
みんなの期待を一心に背負って、ブルースカイ号は風になりました。
ひったくり犯はナイフとか持ってるかもしれんしもみ合いになるのは嫌だったので、せめてナンバーを覚えようと思いました。
でも、原付は信号無視して次の角を曲がり、見えなくなってしまいました。
お婆さんと警察行って、大したことしゃべれなくて、なんか、めちゃくちゃ悔しくて、あと、何この犯罪都市、と思って、1ヶ月後、その腐り切った街を出ました。
あと、ブルースカイ号は最近上京してきたトム&ハンクスの岩田君にあげました。
田園都市線をもう信用しないことにした。
あいつ何なの。まじで。やれ、「信号機壊れたー」だことの、「車両点検でー」だことの言ってるけど、しょっちゅうどこかしらで何かしらなってるじゃないですか。
でね、さらに腹立つのは、あいつら、10分程度の遅延は普通だと思い込んでるふしがあって、謝らないときがあるんですよ。しれっと停車して、でも急いでるもんだからプルルルルー! とかめちゃくちゃ速く鳴らしてプシューって閉めて、普通に待ってるのに乗り遅れそうになるときがある。
プルルルルー! じゃねえよ。何で俺らを急がせることで遅れ取り戻そうとしてるんだ。めちゃくちゃ腹立つんだけど、電車の急所が分からず殴れずに居る。どこだろう。電車の急所って。連結部のビラビラかな。腹っぽいし。
で、さらに腹立つのは、その途中で、あれですよ。ちょっと体調悪い人を降ろしたとするじゃないですか。そうするとね、各駅のたびに言うんですよ。「急病の方の対応をしたため、遅れております!!!」みたいな。そういうときは言うんだ。
と思ってたら、なんだ、もう言われ尽くされてることなのね。
ホント、一回東急は解散したほうがいいよ。でもあれだ、一回解散してもっかい新たに集めたら集めたでまた同じ結果な気がする。なんでだろう。何故か分からないけどそんな気がする。
ところで、なんか日本で一番混んでる電車は田園都市線ってのがテレビでやってたみたいなんだけど、どう測定したのかは見てないので分からないけど、俺の知ってる限りでは相鉄線のほうが混んでた。
田園都市線はまだ体の向きとか変えられますけど、相鉄線の横浜近くは、もうなんか電車という生命体のいち細胞になった気分だった。隣の人と、胃が潰れるくらいくっつきすぎて、境界が曖昧になって、うっかり溶け合いそうになりましたもん。なんか取り込んだかもしれん。となりの人が持ってた財布とか取り込んだかもしれん。ただのスリですけど。それはただのスリですけど。でも捕まったときに、「くっつきすぎて境界が曖昧になって僕のかなって思った」とか言えば、「まあ、分からんでも無い」みたいな反応をされる気がする。そのくらい混んでた。
なんか一回ヤンキー(相鉄線沿線には古き良きヤンキーが居る。これはまた書く)が乗ってて、「いてえよ! おい! いてえよ!」ってキレてたんですけど、その、なんだろ、みんな痛いので、あとキレてもどうにもならないので、なんだろ、虚無に向かってキレてる感じというか、なんだろ、よく分からないけど、仏様って偉大だな、みたいなことを考えたのを思い出した。
あと相鉄線の思い出と言えば、当時唯一の友達だったCDウォークマンが圧死しました。彼の断末魔を、俺はイヤホンを通して聞いた。
キリキリ、キューッ。
今でも耳に残っていて、取れない。
いくら愉快な音楽を聴いても全然取れないし、癒されない。
あいつ何なの。まじで。やれ、「信号機壊れたー」だことの、「車両点検でー」だことの言ってるけど、しょっちゅうどこかしらで何かしらなってるじゃないですか。
でね、さらに腹立つのは、あいつら、10分程度の遅延は普通だと思い込んでるふしがあって、謝らないときがあるんですよ。しれっと停車して、でも急いでるもんだからプルルルルー! とかめちゃくちゃ速く鳴らしてプシューって閉めて、普通に待ってるのに乗り遅れそうになるときがある。
プルルルルー! じゃねえよ。何で俺らを急がせることで遅れ取り戻そうとしてるんだ。めちゃくちゃ腹立つんだけど、電車の急所が分からず殴れずに居る。どこだろう。電車の急所って。連結部のビラビラかな。腹っぽいし。
で、さらに腹立つのは、その途中で、あれですよ。ちょっと体調悪い人を降ろしたとするじゃないですか。そうするとね、各駅のたびに言うんですよ。「急病の方の対応をしたため、遅れております!!!」みたいな。そういうときは言うんだ。
と思ってたら、なんだ、もう言われ尽くされてることなのね。
ホント、一回東急は解散したほうがいいよ。でもあれだ、一回解散してもっかい新たに集めたら集めたでまた同じ結果な気がする。なんでだろう。何故か分からないけどそんな気がする。
ところで、なんか日本で一番混んでる電車は田園都市線ってのがテレビでやってたみたいなんだけど、どう測定したのかは見てないので分からないけど、俺の知ってる限りでは相鉄線のほうが混んでた。
田園都市線はまだ体の向きとか変えられますけど、相鉄線の横浜近くは、もうなんか電車という生命体のいち細胞になった気分だった。隣の人と、胃が潰れるくらいくっつきすぎて、境界が曖昧になって、うっかり溶け合いそうになりましたもん。なんか取り込んだかもしれん。となりの人が持ってた財布とか取り込んだかもしれん。ただのスリですけど。それはただのスリですけど。でも捕まったときに、「くっつきすぎて境界が曖昧になって僕のかなって思った」とか言えば、「まあ、分からんでも無い」みたいな反応をされる気がする。そのくらい混んでた。
なんか一回ヤンキー(相鉄線沿線には古き良きヤンキーが居る。これはまた書く)が乗ってて、「いてえよ! おい! いてえよ!」ってキレてたんですけど、その、なんだろ、みんな痛いので、あとキレてもどうにもならないので、なんだろ、虚無に向かってキレてる感じというか、なんだろ、よく分からないけど、仏様って偉大だな、みたいなことを考えたのを思い出した。
あと相鉄線の思い出と言えば、当時唯一の友達だったCDウォークマンが圧死しました。彼の断末魔を、俺はイヤホンを通して聞いた。
キリキリ、キューッ。
今でも耳に残っていて、取れない。
いくら愉快な音楽を聴いても全然取れないし、癒されない。
こんなのも書いたよ。
近所のサークルK建設予定地で、経営者を募集している。
っていうか、経営者居ないのにサークルK作るってことは決まってるんだ。
何だそりゃ。楽器できないけどバンドやりたいみたいな。何だそのフワフワした感じは。やめろやめろ。絶対失敗するから。
あーでもなー、モテたいからバンドはじめましたーとかいうノリのほうがポンポン行くこともあるんだよなー。難しいよねー。
バンドの話はいいや。で、サークルK、最近工事始まって結構出来てるんですけど、まだ「経営者募集」の看板が掛かってる。まだ見つからないんだ。今頃、必死になって見つけてるんじゃなかろうか。家中のタンスをひっくり返したりして。
いや、実際問題、あの立地はどうかと思うよ。隣にマンションが建つので、まあ、その絡みでコンビニを、ということになったんだろうけど、マンションも数十世帯くらいだし、近くにファミマ有るし。うーん。儲からないことは無いと思うけど、でも、そこそこしか儲からんよ。それで、経営者やろうってのは現れないような気がする。
経営者捜しがもっと必死になったら面白いなあ。サークルの中にあなたの顔を入れますから! みたいな。入りたくないけども。二重丸にしますから! みたいな。
まあ俺はファミマ派なので、もしサークルKが開店したとしてもファミマ行くなあ。ファミマはプリンが結構充実している。プリンを良く買うんだけど、そこのファミマはよく考えられていて、ちゃんと、毎回違うプリンが置いてある。置いてあるのである。で、こう、1ヶ月くらいのサイクルで戻ってくる、みたいな。限られたスペースで、ちゃんとローテーションさせてるのだ。これは嬉しいじゃないか。こういうことなんですよ。サークルKは、Kをサークルで囲ってる場合じゃないよ。ホントに。
ただ、納得いかないのは、あの、プリンとかモンブランとか、あの、パカッてふたを開けるタイプのデザートで、なんだろ、ふたと容器を覆うように、ビーッてテープ状のシールが貼ってあるじゃないですか。「栗原さんちのおすそわけ」みたいな、商品名書いてあるテープみたいなのが。何て言うんすか、あの、おでんの容器を止めるときのセロハンテープの無駄使いみたいな止め方に近い。
で、蓋を開けるために、そのシールをこうはがすんですけど、あれの粘着力がものすごくて、シール取ったあと、あの、容器がベッタベッタしてるのね。
なんか、あれが、ものすごく納得いかないんすわ。美味いんですけど、容器がベッタベッタしてるの。あー! もう! ベッタベッタ! や、これがお新香とかなら普通に食べる気がするんですよ。容器ベタベタでも、ポリポリ食べる気がする。でも、栗原さんちのおすそわけがベッタベッタしてたらどうだろう。栗原さんデザート作る直前に何触ってたんだろ。
っていうか、経営者居ないのにサークルK作るってことは決まってるんだ。
何だそりゃ。楽器できないけどバンドやりたいみたいな。何だそのフワフワした感じは。やめろやめろ。絶対失敗するから。
あーでもなー、モテたいからバンドはじめましたーとかいうノリのほうがポンポン行くこともあるんだよなー。難しいよねー。
バンドの話はいいや。で、サークルK、最近工事始まって結構出来てるんですけど、まだ「経営者募集」の看板が掛かってる。まだ見つからないんだ。今頃、必死になって見つけてるんじゃなかろうか。家中のタンスをひっくり返したりして。
いや、実際問題、あの立地はどうかと思うよ。隣にマンションが建つので、まあ、その絡みでコンビニを、ということになったんだろうけど、マンションも数十世帯くらいだし、近くにファミマ有るし。うーん。儲からないことは無いと思うけど、でも、そこそこしか儲からんよ。それで、経営者やろうってのは現れないような気がする。
経営者捜しがもっと必死になったら面白いなあ。サークルの中にあなたの顔を入れますから! みたいな。入りたくないけども。二重丸にしますから! みたいな。
まあ俺はファミマ派なので、もしサークルKが開店したとしてもファミマ行くなあ。ファミマはプリンが結構充実している。プリンを良く買うんだけど、そこのファミマはよく考えられていて、ちゃんと、毎回違うプリンが置いてある。置いてあるのである。で、こう、1ヶ月くらいのサイクルで戻ってくる、みたいな。限られたスペースで、ちゃんとローテーションさせてるのだ。これは嬉しいじゃないか。こういうことなんですよ。サークルKは、Kをサークルで囲ってる場合じゃないよ。ホントに。
ただ、納得いかないのは、あの、プリンとかモンブランとか、あの、パカッてふたを開けるタイプのデザートで、なんだろ、ふたと容器を覆うように、ビーッてテープ状のシールが貼ってあるじゃないですか。「栗原さんちのおすそわけ」みたいな、商品名書いてあるテープみたいなのが。何て言うんすか、あの、おでんの容器を止めるときのセロハンテープの無駄使いみたいな止め方に近い。
で、蓋を開けるために、そのシールをこうはがすんですけど、あれの粘着力がものすごくて、シール取ったあと、あの、容器がベッタベッタしてるのね。
なんか、あれが、ものすごく納得いかないんすわ。美味いんですけど、容器がベッタベッタしてるの。あー! もう! ベッタベッタ! や、これがお新香とかなら普通に食べる気がするんですよ。容器ベタベタでも、ポリポリ食べる気がする。でも、栗原さんちのおすそわけがベッタベッタしてたらどうだろう。栗原さんデザート作る直前に何触ってたんだろ。
こんなのも書いたよ。
あのー、あれ。何でさあ、和室作るの。
去年の話になるけど、都心から離れてもいいから3部屋ある物件に引っ越そうとして、いろいろ探してたんですけど、あれ、何なの。何で1部屋だけ和室にするの。
や、探してみるといいですよ。3DKとか言ったとき、1部屋絶対和室だから。
何かあるの? その、なんか和室を作ると税金が安いとかあるの? それか畳屋を保護するために和室を強制するとかあるの? 探したけどそんな法律見つからなかったけど。あれって誰か喜ぶんだろうか。
や、和室は好きですよ。好きです。でも、今までの家具とかあるから洋室3部屋がいいよな、って探すと、無いのよ。そんな物件無いのよ。絶対1部屋だけ和室なのよ。どういう事だ。
職人さんがものすごい和が好きで、「ワシは絶対一部屋和室作るからのう!」とか言ってるんじゃなかろうか。それか、なんかマンション建てるたびに日本武尊の霊みたいなのに毎回脅されているのではなかろうか。心配である。ものすごく。
でまあ、引っ越しましたけど、まあ、和室ですわ。自分の部屋は、和室になりました。いろいろな力関係でね。
や、何度も言うけど、和室は好きですよ。違うの。机とか、メッシュの仕事椅子とかね、ほら、もう持っちゃってるんですよ。パーソナルコンピュートゥーで仕事するんですよ。洋が良いじゃないですか。
で、まあ、洋が良いなーと思ってたんですけど、あの、今って、下に敷くタイプの、フローリングっぽいマットがあるじゃないですか。偽フローリングね。6畳全部敷いても、数千円で収まることも分かった。
あれだ、と。あれをね、敷こうと思ったんですよ。
壁はなんか布地っぽいやつなので、床さえどうにかしてしまえばこれ洋室になるぞ! やった! 日本武尊に勝った! と思って、ふと上を見ると、天井は荘厳な木目調の板張り。
この無力感。分かる? あの年輪、数百年は行っとる。千年杉みたいなのが、「フォッフォッフォッ」みたいな感じで上から見下ろしている。ダメだ。この部屋は洋にはならない。
いや、でも、まあ天井とかそんなに見ないし、別に良いか、と。やっぱり偽フローリングを敷く方向に傾きかけたのですが。
でも、待てよ。この安物件にそんな見事な板張りなんてあるわけが? と、よく目をこらして天井を見ると、あの、木目調がプリントされたシート貼ってあるだけでやんの。天井。偽物かよ! えー!
ここで俺が床に偽フローリングを敷いたら、上は和の偽物、下は洋の偽物と、非常に訳の分からないことになる。俺はこの部屋をどうしたいんだ。
そんなことしたら、もう全部ウソの空間ですからね。日々俺この部屋から新しいウソを発信していきますよ。地球はやっぱ回ってない! とか言いますよ。それでも地球は回ってない! 田園都市線は全線順調です!
去年の話になるけど、都心から離れてもいいから3部屋ある物件に引っ越そうとして、いろいろ探してたんですけど、あれ、何なの。何で1部屋だけ和室にするの。
や、探してみるといいですよ。3DKとか言ったとき、1部屋絶対和室だから。
何かあるの? その、なんか和室を作ると税金が安いとかあるの? それか畳屋を保護するために和室を強制するとかあるの? 探したけどそんな法律見つからなかったけど。あれって誰か喜ぶんだろうか。
や、和室は好きですよ。好きです。でも、今までの家具とかあるから洋室3部屋がいいよな、って探すと、無いのよ。そんな物件無いのよ。絶対1部屋だけ和室なのよ。どういう事だ。
職人さんがものすごい和が好きで、「ワシは絶対一部屋和室作るからのう!」とか言ってるんじゃなかろうか。それか、なんかマンション建てるたびに日本武尊の霊みたいなのに毎回脅されているのではなかろうか。心配である。ものすごく。
でまあ、引っ越しましたけど、まあ、和室ですわ。自分の部屋は、和室になりました。いろいろな力関係でね。
や、何度も言うけど、和室は好きですよ。違うの。机とか、メッシュの仕事椅子とかね、ほら、もう持っちゃってるんですよ。パーソナルコンピュートゥーで仕事するんですよ。洋が良いじゃないですか。
で、まあ、洋が良いなーと思ってたんですけど、あの、今って、下に敷くタイプの、フローリングっぽいマットがあるじゃないですか。偽フローリングね。6畳全部敷いても、数千円で収まることも分かった。
あれだ、と。あれをね、敷こうと思ったんですよ。
壁はなんか布地っぽいやつなので、床さえどうにかしてしまえばこれ洋室になるぞ! やった! 日本武尊に勝った! と思って、ふと上を見ると、天井は荘厳な木目調の板張り。
この無力感。分かる? あの年輪、数百年は行っとる。千年杉みたいなのが、「フォッフォッフォッ」みたいな感じで上から見下ろしている。ダメだ。この部屋は洋にはならない。
いや、でも、まあ天井とかそんなに見ないし、別に良いか、と。やっぱり偽フローリングを敷く方向に傾きかけたのですが。
でも、待てよ。この安物件にそんな見事な板張りなんてあるわけが? と、よく目をこらして天井を見ると、あの、木目調がプリントされたシート貼ってあるだけでやんの。天井。偽物かよ! えー!
ここで俺が床に偽フローリングを敷いたら、上は和の偽物、下は洋の偽物と、非常に訳の分からないことになる。俺はこの部屋をどうしたいんだ。
そんなことしたら、もう全部ウソの空間ですからね。日々俺この部屋から新しいウソを発信していきますよ。地球はやっぱ回ってない! とか言いますよ。それでも地球は回ってない! 田園都市線は全線順調です!
オモコロ怪奇ファイルご来場ありがとうございました。
俺は、ニート幽霊の密着ドキュメント斑だったのですが、なかなか、あの長さの映像を作るのが初めてで、とても勉強になりました。
こんなのも書いたよ。