2010-08-26   思考  
今仕事しているとこの近くに、踏切があるんですけど、あのー、そこが、10分とか平気で待たされる。
右から左から、節操無く電車が通りすぎていく。
→とか出て、そのうち、←→とか出て、←だけになって、やっと終わったと思ったら←→になったりしたときのあのイー! っていう感じ。

なにあれ。え、何あれ。もう、車掌の間で連鎖の遊びが流行ってるとしか思えない。7連鎖したあととか、関わったみんなでハイタッチして、和民とか行くんだわ。「いやー、小田急ナイスまじで」「いやだからさ、俺待ってたからねちょっと。急病人とか言って。ほんと、俺の機転なかったら3連鎖止まりだかんね」
みたいな感じでしょ?

近頃、あちこちに踏切の代わりに高架橋が造られてますけど、あれでしょ。死ネ、とか落書きとかしてるでしょ? 遊び場が無くなる高架橋憎い憎い! ってなって。

あと全然関係ないですけど、俺この踏切をもう半年くらい見てるんですけど、これが、あのいわゆる世に言う「開かずの踏切」だと認識したのが昨日です。うわあー! って声を出した。確かに開かないわー! 開かずだわー!

いやなんか。開かずの踏切、という概念は知ってて、この踏切は待たされる、という事実も知ってたけど、両者は一回も出会わなかった。概念は優等生、事実は不良で、一緒に遊ぶとか無かった。でも、林間学校で同じ班とかになって喋ったら、なんかすげえ境遇近いし、「え、お前もなかなか開かないんだー」みたいな。

多分俺こういうのまだあるわー。
一度なんか、知識総出のカップリングパーティーみたいの開けばいいのかな。開きます。





2010-08-23   思考  
電車にゆらりゆられていたら、おばあちゃんが乗ってきたんです。

で、あのー、おばあちゃんがカバンを落としちゃったんです。それを取ろうとしたところ、ちょっとよろめいた。
ギャー! 大惨事! ってところで、ドア横に立ってた青年が、ぱっとおばあちゃんを支えて、カバンを拾ってあげた。危なかった!

そのときに、青年がとっさに動いたものだから、青年自身のカバンが、電車のドアの閉まるところにちょうど置かれたんですね。タイミング悪く、ドアが閉まって、カバンが挟まった。もう一度ドアが空いて、「お荷物にはーご注意くださいー!」と、若干うんざり気味の声で放送が流れた。

もう、車内大ブーイングですよ。オラー! こっちは大変だったんだよ! いやまあ、誰も声を上げるとかはないけど、みんな思ってた。あんなこと言う奴の運転する電車に乗ってられっか! そうれ! ってこの車両だけ切り離して独立でもしてやろうかと思った。
まあ、切り離したあと、線路沿いを歩いて「暑いしだるいねー」とか言って、後悔するんですけど。

っていうか、あれじゃん。あっちはさ、センサーが反応して「ん、なんか挟まった」みたいな感じでしょ。カンで怒ってんですよ。
現場見てないのにカンで怒るってのは、やってしまいがちなことだとは思う。
でも、これが起こる原因って、基本的に、怒られる側に信用無いときだよね。こっちに信用あれば、「大丈夫かなあ」とか「電車が壊れてるのかも!」とか電車のほう疑ったりするものね。まあ「電車が壊れてるのかも!」とか思っちゃう人の運転する電車にはあまり乗りたくないですけどね。

要は、客が、もう、車掌に信用されてないんすよ。それに気づいて、ちょっと悲しくなった。
家でやろう」とか、バカにされてるんじゃないかとも思えてきた。まあ、ゴミ捨てるわ、暴力振るうわ、痴漢するわで、全体としてとんでもねえ客だけども。我々は。

どうやったら、また、信用してもらえるだろうか。
とりあえず、PASMOに過去最高金額1万円をチャージした。





2010-05-31   思考  
終電に近いときは、県境を超えたあたりから、みんな思い思いの格好で眠りについている。

まあ、それは良いんだけど、あの、この前ね、渋谷始発の電車に乗って、座ったんですよ。
そしたら、隣りに人生の手筋を間違えた羽生善治みたいな人が座ってきて。
多分新人? かな。綺麗なスーツを、まだ従わせ切れていない。

まあそれは良いんですけど、あの、びっくりしました。
あの、座るなり、俺にもたれかかって寝始めた。

俺、思わず前向かいの人と目を合わせて笑っちゃいましたもん。どういうこと? って。
なんか、あれじゃん。うとうとして、もたれかかることってあるじゃん。
でも、なんだろ、一連の動作で①座る! ②もたれる! ③おやすみ! ってされたのは初めてで、えー、そこまで眠いか。なんかよく分かんないけどこいつの睡眠欲が回りまわって電車動かないかもしれんな、とかいう想像までした。

電車は動いたんですけど、あのねえ、こいつ、あれなの。
肩でガツン! ってやっても全然起きないの。肩を、こう上げる感じでやると、頭が揺れるので、「んあ」みたいな感じで起きるじゃないですか。ぜんっぜん。
何回か試した。本を取る動きでガツン。首をコキコキさせる動作のついでにガツン。

ぜんっぜん。羽生の頭は、肩と同じように動いて肩の攻撃を無力化、いや、肩と遊んでいる。これが棋聖ー。
ひどいものにまとわりつかれてしまった。俺のほうが疲れてしまった。

つかれたなあ。

でも、まあ、こんなもんなのかね。
諦めとは違う、なんというか悟り。

会社辞めたらもっと自由にいろいろ出来るかな、って思ってたら、意外と忙しい。サラリーマン時代よりも忙しいかもしれない(有難いことではあります)。
今までの仲間がいろいろ声かけてくれて、いくつか作ったりしたんだけど、まだしっくりこないものが多い(陶器の話です)。もちろん全部を最速で達成することは大事なんだけど、考えるときはじっくり考えるのも大事なのかもしれない(焼き加減とかの話です)。ここで焦ってもどうにもならんので、もうちょっといろいろ見よう、と思ったりした。
こういう夜も楽しめるような、そういう、感じ。そういう感じの。

肩の力がスッと抜けた。

羽生が起きたのだ。ふらふらした足取りで、ホームへ降りる。

なんか、有難う。
彼の背中に、そう言った。

電車が閉まる。
羽生がものすごい形相で電車のほうを振り向く。

降りる駅を間違えたらしい。




2009-04-16   思考  
あのー、会ってる人には話したかもしれないんですけど、あの、ノイズキャンセリングヘッドホン買ったんですわ。
スイッチを入れると、外の雑音をある程度抑えてくれる。

あれ、何。何で今まで誰も教えてくれなかったの? あんなのあるの? いやいや、今までの葛藤が何だったんだっていうね。
あの、電車の中とかホント機械音がうるさいじゃないですか。だからiPodの音量最大、みたいなことになっていて、うーん、いつか耳壊れるなあ、という不安と、でも俺今を楽しみたい! という刹那的感情との葛藤というか、ね。

っていうか俺ちょっと思ってましたもん。電車の音なんざほぼ一定なんだから、これに逆位相の波を当てたら打ち消しあって消えるんじゃないか、みたいな。電車の音を消す音を出すヘッドホンがあればいいのに、みたいな。あぶねー! 再発明するとこだったあぶねー!

や、違う、ノイズキャンセリングヘッドホンという名前は知ってたの。でも、あれだと思ったの、なんか、ライブ音源? のノイズみたいなのが消えてきれいに再生できる、みたいなのだと思ったの。どんだけニッチ商品なんだよ。ライブ音源てね。またね。かっこよろしいですなあ!

で、ノイズキャンセリングヘッドホンね。買ったんですけど。
これめちゃくちゃいいな!
音量のゲージは半分で良くなったし、電車の中は静か。渋谷の客引きには声をかけられなくなったし、まあ、これはヘッドホンなら何でも効果ありそうだけども。

ノイズキャンセリングヘッドホンというのは、さっきもちょっと言ったけど、横にこうスイッチがついててね、オンにすると、シュッと外の雑音が一定量まで消えるんです。はじめ面白くて何回もやっちゃった。

で、そう、シュって雑音が消えて、本当に聴きたい音が前面に出てくるんですけど、あのー、何回もやってるうちに、あれ、って。あれ、ってなってね。ノイズキャンセルのスイッチをオンにするとき、音楽のほうの音量が、気持ち、上がってる。や、ノイズがキャンセルされたから相対的にとかもあるんだけど、確かに、きもーちだけど、しれっと上がってるんです。

ずるい! ノイズキャンセルの効果を水増ししてる! すげえがっかり! 効果に不満は無いけど、なんかすごいがっかり! そのセコい態度で全部台無し! 優等生でやればできるのに不安感からカンニングしちゃったみたいな、何そのあれ。えー! それは会社ぐるみの犯行なの? それとも開発者が、その、開発目標達成をごまかすためにやっちゃって、そのまま発見されることなく出荷されたの? どうなの? その辺はどうなの?

とまあ、いくら外野が文句を言ったところで、雑音は消されると、いうわけでね、えー、まあ、ね。お久しぶりです。幾分時間が出来そうなのでまた更新します。




2008-09-17   思考  
田園都市線をもう信用しないことにした。

あいつ何なの。まじで。やれ、「信号機壊れたー」だことの、「車両点検でー」だことの言ってるけど、しょっちゅうどこかしらで何かしらなってるじゃないですか。

でね、さらに腹立つのは、あいつら、10分程度の遅延は普通だと思い込んでるふしがあって、謝らないときがあるんですよ。しれっと停車して、でも急いでるもんだからプルルルルー! とかめちゃくちゃ速く鳴らしてプシューって閉めて、普通に待ってるのに乗り遅れそうになるときがある。
プルルルルー! じゃねえよ。何で俺らを急がせることで遅れ取り戻そうとしてるんだ。めちゃくちゃ腹立つんだけど、電車の急所が分からず殴れずに居る。どこだろう。電車の急所って。連結部のビラビラかな。腹っぽいし。

で、さらに腹立つのは、その途中で、あれですよ。ちょっと体調悪い人を降ろしたとするじゃないですか。そうするとね、各駅のたびに言うんですよ。「急病の方の対応をしたため、遅れております!!!」みたいな。そういうときは言うんだ。

と思ってたら、なんだ、もう言われ尽くされてることなのね。

ホント、一回東急は解散したほうがいいよ。でもあれだ、一回解散してもっかい新たに集めたら集めたでまた同じ結果な気がする。なんでだろう。何故か分からないけどそんな気がする。

ところで、なんか日本で一番混んでる電車は田園都市線ってのがテレビでやってたみたいなんだけど、どう測定したのかは見てないので分からないけど、俺の知ってる限りでは相鉄線のほうが混んでた。
田園都市線はまだ体の向きとか変えられますけど、相鉄線の横浜近くは、もうなんか電車という生命体のいち細胞になった気分だった。隣の人と、胃が潰れるくらいくっつきすぎて、境界が曖昧になって、うっかり溶け合いそうになりましたもん。なんか取り込んだかもしれん。となりの人が持ってた財布とか取り込んだかもしれん。ただのスリですけど。それはただのスリですけど。でも捕まったときに、「くっつきすぎて境界が曖昧になって僕のかなって思った」とか言えば、「まあ、分からんでも無い」みたいな反応をされる気がする。そのくらい混んでた。

なんか一回ヤンキー(相鉄線沿線には古き良きヤンキーが居る。これはまた書く)が乗ってて、「いてえよ! おい! いてえよ!」ってキレてたんですけど、その、なんだろ、みんな痛いので、あとキレてもどうにもならないので、なんだろ、虚無に向かってキレてる感じというか、なんだろ、よく分からないけど、仏様って偉大だな、みたいなことを考えたのを思い出した。

あと相鉄線の思い出と言えば、当時唯一の友達だったCDウォークマンが圧死しました。彼の断末魔を、俺はイヤホンを通して聞いた。

キリキリ、キューッ。

今でも耳に残っていて、取れない。
いくら愉快な音楽を聴いても全然取れないし、癒されない。




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