2004-01-17   思考  
昨日、なんと横浜に雪が降った。案の定、街は浮かれまくり。「わー!雪だ!」はしゃぐ女の子。雪を食べて「うめー!」とか言ってる中学生。

 馬鹿め。フワフワフワフワしやがって。俺は、この程度の雪じゃ浮かれないんだよ。仙台では、この程度の雪のことを、上りエスカレーターと呼ぶ。そのココロは、くだらない。俺がくだらない。

 まあとにかく、街の奴らに、俺がどれだけ雪に慣れていて、この程度じゃ浮かれないかを見せ付けてやる。そして、「あいつ、雪なのに浮かれてないぞ!」「まじで? 落ち着いててかっこいい!」みたいな、「只者じゃないな」みたいな、そういう感じにしてやる!
 と思ったんだけど、あのー、「浮かれる」仕草なら簡単なんだけど、「浮かれない」というパフォーマンスは思った以上に難しい。

 自慢したくでもできないものがあります。

 けっこう高めのスーツを買ったんです。真っ黒。きょうび、真っ黒のスーツなんて葬式以外殆ど見ないし味気ないんですけど、どこが一番気に入ったかって、ファスナーが、すんごいゴツくて、銀色に光ってるのね。真っ黒のスーツに、さりげなくシルバーって、めっちゃかっこいい。即買いしたんだけれど、よく考えたら、ファスナーってあんまり人に見せる機会が無い。飲みの席で女の子に「俺のファスナー見たい?」とか言ったら、ただの変態と思われてしまう。でも見せたい!

 そこで、ファスナー見せびらかし作戦が決行されました。
 飲みの席でトイレに立ち、わざとチャックを開けて帰ってくる。「おい、チャック開いてるぞ!」と、一笑い起こしてから、「でもさ、このファスナーかっこよくない?」と、ファスナーの話へ持っていく。「ほんとだ、かっこいい!」「抱かれたい!」「あなたのファスナーになりたい!」
 こうして、夜は更けていく。完璧だ。

 トイレでわざとYシャツのすそをチャックからこれでもかってくらい出し、準備完了。早速席へ戻りました。
 「おい、チャック!」「やだー! もー!」
 会場ドカーン。ほんと、サラリーマンはこんなんで笑い取れるんだから楽でいいよ。まあ、ここまでは、作戦通りだ。あとは、チャックのかっこよさに酔いしれるがいい!
 と思って、「でもさ、このファスナ……」て話を切り出した瞬間、一人が、叫んだんですよね。

 「チャック・ウィルソン。今日から、こいつ、チャック・ウィルソン」
 会場、チャックコール。

 いや、そんなんじゃない、ていうか、ほんと意味わかんねー! そういうわけわかんないコールやめてくださーい! 今日からチャック・ウィルソンて言われても、チャック・ウィルソンは、既に居るわけだからね。じゃあ本物のチャック・ウィルソンは、何ック・何ルソンになるんだ。

 こうして、チャック・ウィルソンとかいうしょーもない妨害により、ただのアホの烙印を押された俺。その後ずっとチャックチャック呼ばれ続けました。まあ、飲み会のあだ名というのは短命で、次の日にチャックと呼ぶ奴は一人も居ませんでしたけど。

 話戻すと、あの、雪ね、俺が雪に慣れてるってのをアピールするために、途中でアイス買って帰りました。店員に、「俺、雪なのに全然寒くないもんね」てのをアピール。小さな小さな自慢。ちなみに買ったのは雪見だいふく。あとで考えたら、雪の日に雪見だいふくって、一番はしゃいでいるっぽい。恥ずかしい。もうあのセブンイレブン行けない。





2004-01-11   思考  
引っ越して気づいたんだけど、家の地下がキャバクラだった。

 なんかおかしいと思ったんだよね。近所のチャイナドレス率がやたら高い。コンビニの客としてチャイナ服の子が同時に3人居るなんて、よく考えれば異常なんだけど、まあ、近くに横浜中華街があるしなあ、とか勝手に納得していました。そんなわけないじゃんね。

 後から考えると、ありえない理由をこじつけて勝手に納得していることがある。

 うちの会社、社内ではバッヂをつけなければならないんですけど、その色が明らかにおかしい人が居るんですよ。普通は白なのに、なんだろ、廊下とかに、黄色っぽい人がたまに居る。これは、どういうことだ。俺は、ちょっと考えて、ああ、日に焼けたんだ、と。だから、黄色い人は、長いことこの会社にいるベテランなんだ、と。
 よく考えればそんなことはあるわけなくて、黄色い人はお客さんだったんですけど。そんな、みんな同じ色に日焼けするかっつー話で。
 今考えるとホント恥ずかしい。黄色くなるまでがんばるぞーとか思ってたもの。黄色くなれば貫禄が出ると思って、昼食のとき直射日光の当たる席に座ったり。




2004-01-04   思考  
いや、年末にね、引っ越したんですけど。
 また引越し中にパソコン壊れたんすよ。半年前もこんなことを言ってた気がする。仙台からこっちに引っ越してきたときもパソコン壊れて。引っ越しのたびにパソコンが壊れて、こう、やってらんないっすよ、こっちも。引っ越しにありえないくらいお金かかったので、さすがにパソコン買う余力まで残っていないし、こう、作りかけてたものとかも全部消えちゃったしね。あー。あー! 俺が引っ越すときは、敷金+礼金+パソコン代すか。すか。

 で、今スペックしょぼしょぼのサブノートで打ってるわけですけど、これ持っててよかったー。無かったら、ホント、パソコン買えるまで1年くらいアレですよ、このスペース放置ですよ。で、なんだ、あいつは死んだ、とか言われるじゃん。あぶねー! つーか、生きてますか? 的なメールは2通ほど頂きました。生きてます。でもやる気はゼロです。

 ということで、こう、ブロークンハートが癒されるまでしばらくだらだらと何も考えずに書きます。じゃあ今まで考えてたのか、と言われると、それほど考えてないんですけど。このスタイルが気に入ればこのままいくかもしれません。まあ、適当にやります。

 で、前みたく日記のみにしよう、と思って、デザインとか考えていたんですけど、これがなかなか思いつかない。で、思いつかなかったので、表題の横に(工事中)なんて書いちゃったりして、いるわけですけど、あの、多分、こう、このままずーっと行きそうな気がする。(工事中)って書くことで、俺的には納得してないよ? ほんとはやればできるんだよ? とかいうアピールをしているんですけど、その実、何も思いつかないし、これからも思いつかないだろうし、だんだん目が慣れてきてしまうと、もし思いついたとしても作り直さないと思うんだよね。

 これって、ものすごい既視感がある。

 横浜駅がね、万年工事中なんですよ。相鉄線から京急に抜ける通路が、「工事中」という看板に、ベニヤの簡素な壁、継ぎはぎだらけの床。まあ、引っ越してからは相鉄乗らなくなったから見てないんですけど、相鉄を利用していた半年間、まったく工事に進展が見られなかった。ホントにやっていたのかも疑わしい、というか、俺は、多分、やってなかった、と、思うんですよね。
 あの、だって、壁がベニヤだったって、床がビニールテープとゴム版だらけだったからって、毎日、みんな、使えてるじゃないですか。駅。
 みんなが普通に駅を利用している姿を見ちゃったら、工事の人も、モチベーション上がらないと思うんですよね。「なんだよ。使えてんじゃん。このままでもいいんじゃん」みたいな。

 すっげえかっこいい完成予想図とか掲げてあるけど、今更ぜってー作る気ないもの。その前に、そんなところに森はないもの。




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