美容室に3ヶ月ぶりに行ってきました。
今、育児休暇的な感じになっていて、まあ、取ることは前から決めてたので、のんびり育児を、とか思ってたら死んだ。育児とはそんなものではなかった。ほんとすいませんでした! 「のんびり」というワードと「育児」というワードは二度と相見えることはない。育児自体はたのしいです。
外部のお仕事とかは最低限になってしまっているけれど、どうしてもやらなければいけないことはあって、そうなってくると髪の毛を切るというタスクの優先度は近所の動物園の赤ちゃんオカピの名前に応募するくらい低い。四足歩行ボーイとかどうかな。
で、そう、しばらくの間、夏によく似合うおばけみたいな髪型だったんですけど、週末にお友達の結婚パーティーもあるし、おばけがパーティー出るとかどうなの、ということで、えいやー!っと、ああ、おばけなのでドロドロー! っと、髪切りに行ってきたわけです。
電車で一時間強の場所。この美容室には、もう9年通っている。首都圏に来て最初の住処がここの近くで、たまたま見つけた。満足だったので特に変える理由も無く、東京に引っ越したあともたまーに行ってたし、数年前に横浜に戻ってきたのでまた通っている。
美容師さんは気さくで、話しやすい。あと、ちょっと言ったことを本当によく覚えている。ほんとにぽろっと、「最近こういうのやってるんすよー」みたいなこと言うと、次のときに「あれどうなったの」みたいな話になる。
まあ、カルテみたいなのに前回の会話とかをメモしてるからだと思うんだけど、まあ、そういうからくりであったとしても、覚えていてもらえる、というのは悪い気はしない。
ただ、相手が会話をメモっている、というのはときに悪いことがある。
この前富士山の話になって、「夏はうっかりすると友人の誰かが富士登山を計画するので危険」みたいな話題に。
分かる分かる。前いた会社でも社長がそうだったわ。
で、「静岡県民って富士山やっぱり登ったことあるの?」と聞かれたので、小学校のときにだいじょうぶだぁ太鼓を背負って登った話をしたんです。
だいじょうぶだぁ太鼓 参考資料
五合目の売店で売ってただいじょうぶだぁ太鼓が欲しくなって、登る前なのに買っちゃった。めちゃくちゃ邪魔。あとから写真を見ると、ちらほら背中のリュックからだいじょうぶだぁ太鼓が見え隠れしていて、非常に腹立たしい。
で、まあ、ものすごく笑ってくれたんですけど、あーって。あとから、あーって思った。
いやー、9年間通っている美容室で、今までこの話をしてない自信が無い。やー。してないわけ無いよ。出身が静岡って言ったら絶対富士山の話になるでしょ。で、登ったことある? って聞かれたら、当時の俺も、記憶の海からこの話を手繰り寄せるんじゃないかなと思う。
いやまあ、別に何回言っても死ぬことはないんだけど、もし、相手のメモに「だいじょうぶだぁ太鼓 富士山」みたいなことが既に書かれてたら、なんかすごく恥ずかしいじゃない。で、今回「だいじょうぶだぁ太鼓 富士山(3回目)←多分お気に入りの話(笑)」とか書き足されたらどうしよう!!!!! もうやだ!!!!!! 行けない!!!!!!
それに気づいてから、美容師に話すことが無い無い。あれは言っただろうか、これは言っただろうか、など考え始めると、安心なのはここ3ヶ月の話だけになる。遂に、最近蒸しパンにハマってる、みたいな話をしちゃった。どう展開するんだ。それ。
でも相手は美容師、話術の天才なので、蒸しパンの話で1時間持った。すごいわ。
今、育児休暇的な感じになっていて、まあ、取ることは前から決めてたので、のんびり育児を、とか思ってたら死んだ。育児とはそんなものではなかった。ほんとすいませんでした! 「のんびり」というワードと「育児」というワードは二度と相見えることはない。育児自体はたのしいです。
外部のお仕事とかは最低限になってしまっているけれど、どうしてもやらなければいけないことはあって、そうなってくると髪の毛を切るというタスクの優先度は近所の動物園の赤ちゃんオカピの名前に応募するくらい低い。四足歩行ボーイとかどうかな。
で、そう、しばらくの間、夏によく似合うおばけみたいな髪型だったんですけど、週末にお友達の結婚パーティーもあるし、おばけがパーティー出るとかどうなの、ということで、えいやー!っと、ああ、おばけなのでドロドロー! っと、髪切りに行ってきたわけです。
電車で一時間強の場所。この美容室には、もう9年通っている。首都圏に来て最初の住処がここの近くで、たまたま見つけた。満足だったので特に変える理由も無く、東京に引っ越したあともたまーに行ってたし、数年前に横浜に戻ってきたのでまた通っている。
美容師さんは気さくで、話しやすい。あと、ちょっと言ったことを本当によく覚えている。ほんとにぽろっと、「最近こういうのやってるんすよー」みたいなこと言うと、次のときに「あれどうなったの」みたいな話になる。
まあ、カルテみたいなのに前回の会話とかをメモしてるからだと思うんだけど、まあ、そういうからくりであったとしても、覚えていてもらえる、というのは悪い気はしない。
ただ、相手が会話をメモっている、というのはときに悪いことがある。
この前富士山の話になって、「夏はうっかりすると友人の誰かが富士登山を計画するので危険」みたいな話題に。
分かる分かる。前いた会社でも社長がそうだったわ。
で、「静岡県民って富士山やっぱり登ったことあるの?」と聞かれたので、小学校のときにだいじょうぶだぁ太鼓を背負って登った話をしたんです。
だいじょうぶだぁ太鼓 参考資料
五合目の売店で売ってただいじょうぶだぁ太鼓が欲しくなって、登る前なのに買っちゃった。めちゃくちゃ邪魔。あとから写真を見ると、ちらほら背中のリュックからだいじょうぶだぁ太鼓が見え隠れしていて、非常に腹立たしい。
で、まあ、ものすごく笑ってくれたんですけど、あーって。あとから、あーって思った。
いやー、9年間通っている美容室で、今までこの話をしてない自信が無い。やー。してないわけ無いよ。出身が静岡って言ったら絶対富士山の話になるでしょ。で、登ったことある? って聞かれたら、当時の俺も、記憶の海からこの話を手繰り寄せるんじゃないかなと思う。
いやまあ、別に何回言っても死ぬことはないんだけど、もし、相手のメモに「だいじょうぶだぁ太鼓 富士山」みたいなことが既に書かれてたら、なんかすごく恥ずかしいじゃない。で、今回「だいじょうぶだぁ太鼓 富士山(3回目)←多分お気に入りの話(笑)」とか書き足されたらどうしよう!!!!! もうやだ!!!!!! 行けない!!!!!!
それに気づいてから、美容師に話すことが無い無い。あれは言っただろうか、これは言っただろうか、など考え始めると、安心なのはここ3ヶ月の話だけになる。遂に、最近蒸しパンにハマってる、みたいな話をしちゃった。どう展開するんだ。それ。
でも相手は美容師、話術の天才なので、蒸しパンの話で1時間持った。すごいわ。
こんなのも書いたよ。
美容室へ行ったんですけども。
あのー、俺いっつも遅刻するんですね。で、遅刻したら心象も悪いじゃないですか。忙しいのに、遅刻してくる客とかね、まあイライラしますわね。人間だもの。
で、まあ、意識的にはやってないとはいえ、こう、細かいところのこだわり? みたいなところで、差が出てくるわけじゃないですか。
まあ、よく知らないですけど、10回こうハサミを往復するべきところを7、8回になったり。
ハサミにちょっと毛が絡まったとき、普通は丁寧に解くのに、まいっかーって感じでえいって引っ張ったり。
なんか最近イテッ! みたいなことが多いんだけどこれかなー。遅刻してるからかなー。
だからもしかしたら俺の魅力的なところは、この美容師によってセーブされている可能性すらあるわけですよ。遅刻しているせいで、美容師がだらーっといろいろやるので、くたーっとした感じに仕上がり、俺の人生は全体的にどよーんとしている可能性も否定できない。
つまり、俺の人生が全体的にもやがかかっていること? この負の連鎖? の原点は、美容室に遅刻していくことなのではなかろうか、と思って、今日は遅刻しないで行きましょうかと。あのー、時間を守る英国紳士で行きましょうかと。英国紳士時間を守るか知らないですけど。
で、遅刻しまして。
完全に。完全に20分きっかり遅刻しまして。きっかりっていうか。
ああ、またもやもやした髪型にされるぞ、と。
でついたら、「えっ……、あれ? あ、じゃあ、ここ、座っといて」みたいな。
あれ、明らかに歓迎されてないあれ。でスケジュール見たら、なんか、30分間違えてた。開始時間を30分早く勘違いしていて、結果的に10分速く着いてた。これはこれで非常に迷惑というか。どんだけ楽しみなんだ、と。まあ、何をやっても裏目に出るので、わりとこういうのは慣れてるんですけど。
で、あのー、しばらくして椅子に通されて、「ちょっと待っててくださいねー」と言って、雑誌を置かれた。
Monoマガジン。表紙は、iPhoneとAndroid大特集。
うわー。なんだろ、めちゃくちゃ恥ずかしい。
いやえっと、美容師さんとはあれですよ。もう8年くらいのつきあいになりますので、俺がこういうガジェットにめちゃんこ興味あることも知ってる。
待ってる間もちょいちょいiPhoneいじってたから、まあ、なんだろ、すっごい大好物な特集じゃないですか。
いやでもなんか、あれですよ。自分サルで、飼育員にバナナを突然目の前に置かれて、「ちょっと待っててくださいねー」ってどっか行った感じですよ。
置いた側は、別室で「バナナ食べるかな? 食べるかな?」って見てるわけですよ。
何の実験だよ! 食べねえよ! そんな状況で、バナナ食べねえよ!
って思って、バナナ、我慢してたんだけど、10分くらい経った頃かな。
そもそもバナナとは何ぞやと。バナナは、食べるために存在しているのである。それを否定することに、何の意味があるのだろうか。
雑誌は、読まれるためにそこに存在しているのである。雑誌の存在意義を汚す自由が俺にあるのだろうか。そういう観点からいけば、俺が雑誌を読む、という行為は、自由というより、むしろ義務なのではないだろうか。
みたいな感じで雑誌を手に取りまして、読み始めたところに美容師さんがやってきて「あー、ヤスノリ君それ興味あると思った〜」
まあ何をやっても裏目に出るので、わりとこういうのには慣れてるんですけど。
で、その美容師さん、ちょっと人気のある美容師さんなので、俺と、あと何人か同時にやってる感じなんですね。
ちょいちょい席をはずすんですけど、あのー、途中で、その美容師さんが、新人の美容師さんに「細かい毛を落とすから先に一回頭洗っておいて。また切るから」と。
新人の美容師さんに頭を洗ってもらい、ざっと乾かしてもらったんですけど、あのー、また切るってのに、その新人さんがガチのセットを始めて。
なんか、毛先をピン! ピン! みたいな。ガチの。毛の流れを作りたいのか、ドライヤーをブオオオオオン!! 熱っち! 若干熱っち! みたいな。地肌が焦げる!
絶対慣れてないだろ! 熱いよ若干! っていうかなんでセットしてんの? 熱い!
結果、なんか、毛を前へ全部流した、みたいな、なんか前衛的なスタイルのわたくしが居て。えっ。何コレ? 何コレクション? みたいな。
あのー。わかんないですよ。わかんないですけど。その、俺の担当のベテラン美容師が帰ってきたときに、「あらっ」みたいな。「あらっ、このセット……」みたいな、そんな展開を期待して、もしかしてセットされました?
閉店後に、
「君、来週から、ハサミ持ってくること。いいわね」
「は、はいっ!」
みたいな、そんな展開を期待されました?
俺を足がかりにするな。
なんかちょい腹たったのと、あと鏡の中の前衛的な自分にも我慢ならなかったので、その新人さんがはけたあと、一生懸命普通に直しました。
ごめん。君の出世は、もうちょっと先だ。
あのー、俺いっつも遅刻するんですね。で、遅刻したら心象も悪いじゃないですか。忙しいのに、遅刻してくる客とかね、まあイライラしますわね。人間だもの。
で、まあ、意識的にはやってないとはいえ、こう、細かいところのこだわり? みたいなところで、差が出てくるわけじゃないですか。
まあ、よく知らないですけど、10回こうハサミを往復するべきところを7、8回になったり。
ハサミにちょっと毛が絡まったとき、普通は丁寧に解くのに、まいっかーって感じでえいって引っ張ったり。
なんか最近イテッ! みたいなことが多いんだけどこれかなー。遅刻してるからかなー。
だからもしかしたら俺の魅力的なところは、この美容師によってセーブされている可能性すらあるわけですよ。遅刻しているせいで、美容師がだらーっといろいろやるので、くたーっとした感じに仕上がり、俺の人生は全体的にどよーんとしている可能性も否定できない。
つまり、俺の人生が全体的にもやがかかっていること? この負の連鎖? の原点は、美容室に遅刻していくことなのではなかろうか、と思って、今日は遅刻しないで行きましょうかと。あのー、時間を守る英国紳士で行きましょうかと。英国紳士時間を守るか知らないですけど。
で、遅刻しまして。
完全に。完全に20分きっかり遅刻しまして。きっかりっていうか。
ああ、またもやもやした髪型にされるぞ、と。
でついたら、「えっ……、あれ? あ、じゃあ、ここ、座っといて」みたいな。
あれ、明らかに歓迎されてないあれ。でスケジュール見たら、なんか、30分間違えてた。開始時間を30分早く勘違いしていて、結果的に10分速く着いてた。これはこれで非常に迷惑というか。どんだけ楽しみなんだ、と。まあ、何をやっても裏目に出るので、わりとこういうのは慣れてるんですけど。
で、あのー、しばらくして椅子に通されて、「ちょっと待っててくださいねー」と言って、雑誌を置かれた。
Monoマガジン。表紙は、iPhoneとAndroid大特集。
うわー。なんだろ、めちゃくちゃ恥ずかしい。
いやえっと、美容師さんとはあれですよ。もう8年くらいのつきあいになりますので、俺がこういうガジェットにめちゃんこ興味あることも知ってる。
待ってる間もちょいちょいiPhoneいじってたから、まあ、なんだろ、すっごい大好物な特集じゃないですか。
いやでもなんか、あれですよ。自分サルで、飼育員にバナナを突然目の前に置かれて、「ちょっと待っててくださいねー」ってどっか行った感じですよ。
置いた側は、別室で「バナナ食べるかな? 食べるかな?」って見てるわけですよ。
何の実験だよ! 食べねえよ! そんな状況で、バナナ食べねえよ!
って思って、バナナ、我慢してたんだけど、10分くらい経った頃かな。
そもそもバナナとは何ぞやと。バナナは、食べるために存在しているのである。それを否定することに、何の意味があるのだろうか。
雑誌は、読まれるためにそこに存在しているのである。雑誌の存在意義を汚す自由が俺にあるのだろうか。そういう観点からいけば、俺が雑誌を読む、という行為は、自由というより、むしろ義務なのではないだろうか。
みたいな感じで雑誌を手に取りまして、読み始めたところに美容師さんがやってきて「あー、ヤスノリ君それ興味あると思った〜」
まあ何をやっても裏目に出るので、わりとこういうのには慣れてるんですけど。
で、その美容師さん、ちょっと人気のある美容師さんなので、俺と、あと何人か同時にやってる感じなんですね。
ちょいちょい席をはずすんですけど、あのー、途中で、その美容師さんが、新人の美容師さんに「細かい毛を落とすから先に一回頭洗っておいて。また切るから」と。
新人の美容師さんに頭を洗ってもらい、ざっと乾かしてもらったんですけど、あのー、また切るってのに、その新人さんがガチのセットを始めて。
なんか、毛先をピン! ピン! みたいな。ガチの。毛の流れを作りたいのか、ドライヤーをブオオオオオン!! 熱っち! 若干熱っち! みたいな。地肌が焦げる!
絶対慣れてないだろ! 熱いよ若干! っていうかなんでセットしてんの? 熱い!
結果、なんか、毛を前へ全部流した、みたいな、なんか前衛的なスタイルのわたくしが居て。えっ。何コレ? 何コレクション? みたいな。
あのー。わかんないですよ。わかんないですけど。その、俺の担当のベテラン美容師が帰ってきたときに、「あらっ」みたいな。「あらっ、このセット……」みたいな、そんな展開を期待して、もしかしてセットされました?
閉店後に、
「君、来週から、ハサミ持ってくること。いいわね」
「は、はいっ!」
みたいな、そんな展開を期待されました?
俺を足がかりにするな。
なんかちょい腹たったのと、あと鏡の中の前衛的な自分にも我慢ならなかったので、その新人さんがはけたあと、一生懸命普通に直しました。
ごめん。君の出世は、もうちょっと先だ。
こんなのも書いたよ。
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