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2010-05-27   思考  
IT系界隈では有名な話でものっすごい今更感漂うのですが。
なんかのWebサービスの登録の最後に、こういう感じで、画像の文字を読んで入力させるタイプの認証が掛かっていることがあります。



これは、プログラムとかで人間以外のものが自動で登録するのを防ぐために、登録者が「人間」であることを確かめているわけで。

いろいろなタイプのものがあるんですけど、例えばreCAPTCHAっていう会社が出してるこれ、読ませる単語が絶対に2個なんです。
で、なんで2個かっていうと、一つはreCAPTCHAが読み方(答え)を知っている単語、もう一つは、昔の書籍などから引っ張ってきた画像で、reCAPTCHAが読み方を知らないもの。

何がしたいかっていうと、reCAPTCHAは、2つ目の単語の答えを知りたいんです。
昔の書籍などの文字の情報をスキャンして電子化したいときに、読めない文字がいくつかあるとして、それを問題として人間に出して、読んでもらう、みたいな仕組みになってる。
一つ目の文字を言い当てた人間なら、二つ目も正しく読む可能性が高い。

で、これがなんかよく考えるとすげえ腹立つの、俺。
「あなたが本当にちゃんとした人間かどうか、クイズで試すよ! 準備はいいかい?」とか言っておいて、何教えてもらおうとしてんの? 「教えてください」って言え! ちゃんと言え! もしくは1つめと2つめの単語の間にOSHIETEKUDASAIって書け!

なんで今更こんな話してるかっていうと、昨日こんなやりとりがありまして。

「ヤスノリさん石川県の県庁所在地どこでしたっけ」
「金沢市でしょ」
「正解! じゃあ福岡県」
「福岡県は福岡市」
「あっそうか。やっぱそうか」

「あっそうか」って。明らかにさあ。1つ目で俺を試して、聞くに値する人間かどうか確認して、ホントは二つ目聞きたいんじゃん。
何「正解!」って。教えて欲しいものを勝手にクイズ形式にすんな。

でもそう考えるとあれだよね。クイズって便利だなー。
俺も明日から答え知らないクイズ出しまくろうと思う。





2008-04-01   思考  
携帯からも更新できる。

ちょっと前、クライアントに、「よくウェブサイトの一番下にあるコピーライト、あれは書かないと駄目なの?」と聞かれた。

デザイン上どうしても書きたくなくて聞いてきたんですけど、そういや必須かどうかなんて考えたことなかった。惰性で毎回書いてた。

で、調べたんだけど、要約すると以下みたいな感じだった。

・アメリカの著作権はちょっと前まで方式主義(著作権の表示を必要とする)だったので明示的に書く必要があったらしい
・日本は無方式主義なので書く必要ない
・アメリカも無方式主義になったので今は書く必要ない
・今コピーライトを書いてるサイトは、一部の方式主義でない国へ権利を主張する必要のある内容のものか、かっこいいから書いてるかのどちらか

なんと、意味なかった。

ソースは失念したんだけど、日本でコピーライト表記が定着したのは、インターネット黎明期に、まだ発生主義でなかったアメリカのサイトをとりあえず真似したからではないか、という仮説を読んだ。

意味わからず真似して、しかもここまで定着するってなんかすごい。

ほかにも外国から適当に輸入したものに、同じようなのがあるんじゃないか。

ラジオは実はアンテナ要らないとか。最近のラジオにアンテナがついてないのは、最近誰かが「あっ! 要らない!」って気付いちゃったからとか。




2008-03-24   思考  
 土日を利用して、サイトの改造をしてみた。

 多くの人にはどうでもいい機能追加をいくつかしました。
 例えば、あなたがうちの超くだらない記事を読んでいる間、サーバのCPUはウイルスのDNA解析に貢献しています。さらにそのとき俺は、だんご食べてます。だんご美味しい。今度はお茶が怖い。

 サイトのデザインと言えば、ちょっと前のネタで申し訳ないんだけど、すごくよく売れる通販サイトのデザインについて、面白い記事を読んだ。

 まあ、本屋に行けば「売れる! 通販サイトの作り方!」みたいな本は産卵期のカニくらいあって、ページはスクロールはせずに簡潔に、とか、ユーザの視線はこう移るからここに要点を、みたいな、いろんなテクが紹介されてる。
 で、そういうテクを駆使しているサイトが売れてるかどうかは知らないんですけど、まあ、基本原則をめちゃくちゃ無視しているとあるサイトが、ものすごい売り上げを叩き出している、という話。

 念を押しておくと、あの、本に載ってるテクを駆使したサイトが売れてないって言ってるんじゃなくて、テクを無視したサイトでめちゃくちゃ売れてる例がある、という、話です。

 やたらページスクロールが長くて、でかい文字で書かれていて、カラフルで、写真とかグラフとかが乱雑に貼られていて、要所要所に購入ボタンがある、まあ、たまーに見かけるインテリジェンスのかけらも感じられないサイト構成なんだけど、どうやら、めちゃくちゃ売れてるらしい。

 おもっくそ後付けだけど、これは、なんというか、こういうサイトって、深夜のテレビショッピングに近いイメージなんだと思う。事例1を紹介して、さあ買え! 事例2を紹介して、さあ買え! 次は科学的なデータを出して、さあ買え買え! みたいな。
 各事例はスッと頭に入ってくるようにしなければならない。でか文字とカラフルな色づかいは、当然の選択。

 それから、僕らが思うほど、ユーザはスクロールはあまり苦に思わないんじゃないか。
 スクロールは、自分で制御できるものだから。それよりもボタンをクリックして画面遷移するほうが、視点をどこに合わせればよいのか分からなくて混乱する。

 あと1つ重要だなあ、と思ってるのは、あのねえ、これは結構前から思ってたんだけど、人って、よっぽどそのサイトに興味がないとサイドバー見ない。メインっぽいカラムを下へ読んで、興味が無いとやめる。俺はそう。まさかの、1カラム最強説。
 

 ということで、俺も、通販サイトを作ってみました。やばい。楽しみすぎる! 俺これでマンション買う。




2008-03-03   思考  
 そういえばはじめてWebサービスを作ったのは1998年、大学2年のときだった。
 大学受験の参考書の評価サイトを作った。

 当時はアフィリなんて無かったから、これでアクセス稼げたら参考書の出版社に掛け合って販売代行をやって……みたいなこと考えてたんだけど、ぜんっぜん流行らずに、あと、飽きて。飽きまして。2ヶ月くらいで飽きてやめた。

 や、でも、はじめはすごいがんばったんだよ。友達が受験勉強のときに使ってた参考書を知りたくてアンケートをとろうと思ったんだけど、まだインターネットとかメールがそれほど普及してなかったからアンケートをネット上でやるわけにはいかなくて、朝、アンケート用紙を大学の机にバーって並べて、回収して。

 ちゃんと続けてたら今頃大金持ちだったかもしれないなあ。
 ところで、このサイトは大学1年のときからやってる。
 お金にならないほうは続く。

 まあ、で、はじめてのWebプログラミングですわ。動いたときは、めちゃくちゃ嬉しくて、友達に教えた。10分後Pメールがきて、


 タイカイノガメンガヘンダヨ


 バグを教えてくれたのは嬉しかったんだけど、「あ、退会したんだー」っていうね。
 退会しようとした人だけ気づくバグだからね。前向きの人は一生気づかないからね。

 うしろ向きの人だけ気づくことがある。

 今三浦和義元社長の事件についてのなんかテレビを見てたんだけど、まあ、白昼の事件なんですけど、向かいのビルに、目撃者が数人居たらしいんですね。

 まあ、目撃者が居たことで事件の捜査が進展したんだろうけど、あの、仕事しろよ。外とか見てないで。

 もし自分だったら「見ました」って言わないかも。だって、ものすっごい外ばっかり見てる人みたいじゃん。
 それか、まあ言わないのもアレなんで言うんだけど、自分が外を見たきっかけみたいなのが欲しくて、「すごいケンカしてるような声がしたんで、外を見たら……」とか余計なウソをつけてしまい、「ケンカの相手は誰だったのか」みたいな感じで捜査を大混乱に陥れてしまいそう。




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このサイトについて。
ヤスノリさんが適当にあることないことを書くサイトです。1997年11月からあります。現在Ver.3です。

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