そういえば、大ロボット博行ってきた。
科学博とかで昔からロボットはウォッチしてきたほうだとは思うんだけど、ちょっと前まで、こう、客観的に見てびっくりするよな技術革新的なものはあまり無かった。一部の分野、たとえばナノマシンだったり、ソフトウェア的な解決方法に発展はあったんだろうけれど、じゃんけんができる新型ロボット、とか言われても、「うーん、駄菓子屋の前にあったような」みたいな。
というか技術の粋を集めてできたロボットの能力がじゃんけんってどうなの、みたいな。
なんつーか、僕らの想像のはるか低空を走る(や、分かってる、実はきっと中はものすごい技術を使ってるんだけど、ジャパニメーションで育った僕らがロボットに求めるものは高い)ロボット技術を見て、ロボットとかぶっちゃけ無いよね−、みたいなことを思ってた人って少なからず居る。
僕もその一人で、「ロボット関係の仕事をしたい」と小学校の文集に書いて、一応ロボットの研究室が多い大学へ行ったんだけど、「や、ねえな」と思って専攻を変えたクチだ。
今は後悔している。
最近はASIMO、ムラタセイサク君をはじめとする二足歩行(走行?)ロボットが脚光を浴び始めている。ロボットがあんなに軽やかに走るなんて。
形も進化している。手に装着するタイプのロボットスーツは、介護シーンの現実解になるかもしれない。
ロボットが確実に僕らの生活を変えようとしはじめている。「やっぱすごいことになるんじゃないの?」みたいな機運が再び。やっとけばよかったなあ、ロボット。なんであのとき外面だけ見て見限ってしまったんだろう。停滞してるように見えるときが、中の人が一番楽しい時なんだ。
そんな中での、大ロボット博。おのずと期待は高まります。
外はあふれんばかりの人。みんなロボット好きだなあ。
待つこと1時間、ようやくチケットが買えた。テンション上がる。
でも、入り口にあったモニュメントが引っかかる。何これ。
倉庫のありもので作りました的な。文化祭かよ。
音声ガイドは安めぐみ。なんでなんで?
このあたりから、不穏な空気を感じはじめる。
や、借りますけどね。ガイド。
え? ガンプラ?
おい! しれっと鎮座するな! おまえの居場所は本棚の上とかだ。
これはどこからつっこもう。あ、堅いよ! どら焼き!
もうびっくりしない。
びっくりしない。
ああ、そうね。からくり人形も日本が誇るロボット技術だからね。
浅田真央じゃないか。
や、最後居ましたけどね。ASIMO。
科学博とかで昔からロボットはウォッチしてきたほうだとは思うんだけど、ちょっと前まで、こう、客観的に見てびっくりするよな技術革新的なものはあまり無かった。一部の分野、たとえばナノマシンだったり、ソフトウェア的な解決方法に発展はあったんだろうけれど、じゃんけんができる新型ロボット、とか言われても、「うーん、駄菓子屋の前にあったような」みたいな。
というか技術の粋を集めてできたロボットの能力がじゃんけんってどうなの、みたいな。
なんつーか、僕らの想像のはるか低空を走る(や、分かってる、実はきっと中はものすごい技術を使ってるんだけど、ジャパニメーションで育った僕らがロボットに求めるものは高い)ロボット技術を見て、ロボットとかぶっちゃけ無いよね−、みたいなことを思ってた人って少なからず居る。
僕もその一人で、「ロボット関係の仕事をしたい」と小学校の文集に書いて、一応ロボットの研究室が多い大学へ行ったんだけど、「や、ねえな」と思って専攻を変えたクチだ。
今は後悔している。
最近はASIMO、ムラタセイサク君をはじめとする二足歩行(走行?)ロボットが脚光を浴び始めている。ロボットがあんなに軽やかに走るなんて。
形も進化している。手に装着するタイプのロボットスーツは、介護シーンの現実解になるかもしれない。
ロボットが確実に僕らの生活を変えようとしはじめている。「やっぱすごいことになるんじゃないの?」みたいな機運が再び。やっとけばよかったなあ、ロボット。なんであのとき外面だけ見て見限ってしまったんだろう。停滞してるように見えるときが、中の人が一番楽しい時なんだ。
そんな中での、大ロボット博。おのずと期待は高まります。
外はあふれんばかりの人。みんなロボット好きだなあ。
待つこと1時間、ようやくチケットが買えた。テンション上がる。
でも、入り口にあったモニュメントが引っかかる。何これ。
倉庫のありもので作りました的な。文化祭かよ。
音声ガイドは安めぐみ。なんでなんで?
このあたりから、不穏な空気を感じはじめる。
や、借りますけどね。ガイド。
え? ガンプラ?
おい! しれっと鎮座するな! おまえの居場所は本棚の上とかだ。
これはどこからつっこもう。あ、堅いよ! どら焼き!
もうびっくりしない。
びっくりしない。
ああ、そうね。からくり人形も日本が誇るロボット技術だからね。
浅田真央じゃないか。
や、最後居ましたけどね。ASIMO。
こんなのも書いたよ。
昔は、いよいよ食べ物に困ったら、武器を持って隣の敷地の畑を占領することが生き延びるためのミッションだった。そのうち、国が形成され、城単位でコミュニティが作られると、隣の畑を占領する行為は隣国の城を攻め落とすことにすり替わった。
同じ目的でも、ミッションはダイナミックに変わる。時代、技術、社会のバランスによって。
友達が、「大都市は物騒だからロボットに乗って移動したい」と言い出した。
「どんなのに乗りたいの?」と聞いたところ、ピンクでキラキラしたやつ、と答えたので、これはたぶん、中に女の子が乗っていることは容易に推測されてしまう。
こうなると、痴漢ロボットは、ピンクのキラキラしたロボットを撃破することがミッションになる。痴漢は自分のロボットを強くするためにに機械工学を学び、改造してチューニングを繰り返す。このパラダイムシフト。
そして、四年戦争を経て倒したピンクのロボットの中に居たのがおっさんだった時の衝撃。
まあ、それはいいけど、エロのためにロボットを強くする、というのは、意外にモチベーションが上がるのかもしれない。「黄金つくりてー!」っていう欲望から錬金術師が次々に化学物質の性質を解き明かしていったように、「ぐへへへへ! ぐへへっへー!」とか言いながら恐ろしい速さで発展していく科学技術も、悪くない。悪いか。
同じ目的でも、ミッションはダイナミックに変わる。時代、技術、社会のバランスによって。
友達が、「大都市は物騒だからロボットに乗って移動したい」と言い出した。
「どんなのに乗りたいの?」と聞いたところ、ピンクでキラキラしたやつ、と答えたので、これはたぶん、中に女の子が乗っていることは容易に推測されてしまう。
こうなると、痴漢ロボットは、ピンクのキラキラしたロボットを撃破することがミッションになる。痴漢は自分のロボットを強くするためにに機械工学を学び、改造してチューニングを繰り返す。このパラダイムシフト。
そして、四年戦争を経て倒したピンクのロボットの中に居たのがおっさんだった時の衝撃。
まあ、それはいいけど、エロのためにロボットを強くする、というのは、意外にモチベーションが上がるのかもしれない。「黄金つくりてー!」っていう欲望から錬金術師が次々に化学物質の性質を解き明かしていったように、「ぐへへへへ! ぐへへっへー!」とか言いながら恐ろしい速さで発展していく科学技術も、悪くない。悪いか。
こんなのも書いたよ。
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