「トランヴェール」という雑誌がある。
新幹線に乗ると、シートポケットに入っている。毎回どこかの土地の特集が組まれていて、こう、旅行心をくすぐる。
ただ、この雑誌、たまに、どうも引っかかる部分がある。や、念のため申し上げておくと、この雑誌は、とても真面目な雑誌です。俺が、こう、チンピラよろしく、勝手に引っかかるだけで。
昔、たしかここで取り上げたんだけど、戦時中、宮城のちくわ工場が、軍需工場と勘違いされてアメリカに空爆を受け続けた、という記事があった。
あー、伝わるかなあ。ちくわが、飛び散ってるんだよ。当時の最新式の爆弾で、ちくわがね、いっぱい、飛び散っているの。で、直しても直しても、アメリカ軍がちくわ工場を壊しにくる。いったい何のために!? 言いようもない恐怖。「お父さん、もう、ちくわ作りはやめましょう」という妻の提案にも、「なんの、わしはアメリカなんかに負けん。ちくわを作り続けるぞ!」みたいな。
で、トランヴェール。今回は、日光でした。「日光は、江戸を守護するように、江戸の真北に作られたのだ!」みたいな、あれ、これって月刊ムーだっけ? みたいな煽りで始まる。わあ、面白そう! と思って、読み進んだのですが、一箇所、あれ、と思う部分があった。
以下、引用。
ええと、まあ、江戸城を守護するために家康公が南を向く、という理屈は分かる。でも、亡骸って、こう、寝てるわけじゃないですか。寝てるのに、南を向く、ということは。
野球中継感覚で江戸城を見てる。薩長連合軍が江戸城を取り囲んだときも、「おーやっとるねえ」みたいな。ビールみたいなのも飲んでたかもしれない。ていうか確実に飲んでる。この体勢は、確実に、飲んでる。500mlを飲んでる。そりゃあ、江戸時代終わるわ。
新幹線に乗ると、シートポケットに入っている。毎回どこかの土地の特集が組まれていて、こう、旅行心をくすぐる。
ただ、この雑誌、たまに、どうも引っかかる部分がある。や、念のため申し上げておくと、この雑誌は、とても真面目な雑誌です。俺が、こう、チンピラよろしく、勝手に引っかかるだけで。
昔、たしかここで取り上げたんだけど、戦時中、宮城のちくわ工場が、軍需工場と勘違いされてアメリカに空爆を受け続けた、という記事があった。
あー、伝わるかなあ。ちくわが、飛び散ってるんだよ。当時の最新式の爆弾で、ちくわがね、いっぱい、飛び散っているの。で、直しても直しても、アメリカ軍がちくわ工場を壊しにくる。いったい何のために!? 言いようもない恐怖。「お父さん、もう、ちくわ作りはやめましょう」という妻の提案にも、「なんの、わしはアメリカなんかに負けん。ちくわを作り続けるぞ!」みたいな。
で、トランヴェール。今回は、日光でした。「日光は、江戸を守護するように、江戸の真北に作られたのだ!」みたいな、あれ、これって月刊ムーだっけ? みたいな煽りで始まる。わあ、面白そう! と思って、読み進んだのですが、一箇所、あれ、と思う部分があった。
以下、引用。
真北の聖地から、家康が江戸城を守るために、日光東照宮は創建されました。奥社に埋葬された家康の亡骸も南面し、江戸城に向いているはずです。
ええと、まあ、江戸城を守護するために家康公が南を向く、という理屈は分かる。でも、亡骸って、こう、寝てるわけじゃないですか。寝てるのに、南を向く、ということは。
野球中継感覚で江戸城を見てる。薩長連合軍が江戸城を取り囲んだときも、「おーやっとるねえ」みたいな。ビールみたいなのも飲んでたかもしれない。ていうか確実に飲んでる。この体勢は、確実に、飲んでる。500mlを飲んでる。そりゃあ、江戸時代終わるわ。
こんなのも書いたよ。