アウトソーシング、という言葉がある。
例えば、自社でのノウハウが少ないIT部門を、部門ごと別のIT会社に任せてしまう。自分の会社で慣れないことを無理してやるより、外に任せたほうが、人員をかける手間も、失敗するリスクも減る。
こういう特定の処理の委譲は、会社というよりむしろ人間のほうが昔から得意としている分野で、「餅は餅屋」という言葉のとおり、いろんなものを外のソースに頼ってきました。
料理の苦手な母親は総菜屋に料理部門を委譲し、勉強の苦手な荒川君は石井君に宿題部門を委譲し。
で、俺もね、最近、ある機能をアウトソーシングできることに気づいて。
切符を買う時の、お金の計算。
例えば、130円の切符を買うためには、普通、100円を1枚と、10円玉を3枚を財布の中からセレクトしなければならないわけですが、これが、意外と時間がかかる。特に俺の財布は小銭入れ部分が小さいので、こう、1本の指だけで小銭を内壁にへばりつけながら取り出すことになるんだけど、この方法で目当てのコインだけを取り出すのは至難の業なわけで。10円だと思って取り出したコインが実は5円で、戻して、次のコインを取り出したら、取れたのはさっきの5円で、気が付いたら後ろには長蛇の列で。
でも、よく考えてみれば、切符の自動販売機には、130円だけを抜き出す能力が既に備わっている。これをフル活用すれば、いいじゃないか。
1本指方式で抜き出したコインを何も考えずに入れつづければ、機械は130円を満たした時点で切符を発行してくれるわけだ。別に、コインをわざわざ選んで入れる必要は無いじゃないか。5円や1円が抜き出された場合も、無条件に機械に突っ込めばいい。1円や5円をはじくのも、機械の仕事。お金の計算を機械に完全に委譲することによって、俺の仕事は本当に簡単なものになる。財布から出たコインを入れるのみ。余ったり不正なコインならば出てくる。それだけ。
これに気づいてから、お金を数えること自体がめんどくさくなってきて、最近では、コンビニでもこの方式を使うようになってきました。444円になります、と言われた時、俺は、手当たり次第にお金をじゃらじゃらと出して、並べる。そうすると、コンビニの店員が、勝手に目当ての分だけを取り出してくれるのだ。こっちはまったく頭を使わずに、お金を払うことができる。素晴らしい!
思えば、昔からお金の計算に関しては楽をすることばかり考えていました。。
小学校の修学旅行で、指定の売店でおみやげを買うことになったんだけど、おこづかいの限度額が3000円だったんですよね。しかも、学校指定の売店だから、レジの人は僕らの規則を良く知っていて、3000円までしか売ってくれないことになっていて。
で、みんな、合計金額が3000円以下になっているかどうか、一生懸命計算してるわけですよ。
俺は、そこで、発明をしてしまうわけですよね。3000円以内に収まってるかどうかなんて、自分で考えることないじゃないか。3000円チェッカーが、居るじゃないか。俺は、適当にその辺のキーホルダーやら何やらをを籠に入れ、得意顔でレジへ持っていきました。もし3000円を越していたら、そこでいくつか返品すればいいだけのことだ。俺は、最も少ない労力で、3000円以内かどうかを判断できる。俺って天才じゃないか。
でも、売店の人は、余裕で合計3000円越す商品を持ってきた俺を、ちょっと頭の悪い子だと思ったんでしょうね。「いい? ほら、全部足すと、3000円より多くなるでしょ? ちょっと難しいかな?」みたいなことを言ってきて。
いやいやいや! 分かってるんだよ。分かってるけど、めんどくさいから、あんたにやらせてんだよ! 強いていれば、俺のほうが、一枚上手なんだよ!
なんで、うまいこと考えた俺が馬鹿にされなければならないのか。非常に腹立たしい。
そういえば最近、近所のコンビニで、1000円以内の買い物の場合、1000円札を出した瞬間に、「1000円からお預かりします」と、そそくさと会計されるようになった気がする。お前の小銭を数えるのには、もううんざりだ! といったところでしょうか。コンビニ店員の乱。
おかげで、ただでさえ入れる場所の小さい財布の小銭ポケットがパンパンです。ごめんなさい。ちゃんと数えて出すから、小銭を払わせてください。
例えば、自社でのノウハウが少ないIT部門を、部門ごと別のIT会社に任せてしまう。自分の会社で慣れないことを無理してやるより、外に任せたほうが、人員をかける手間も、失敗するリスクも減る。
こういう特定の処理の委譲は、会社というよりむしろ人間のほうが昔から得意としている分野で、「餅は餅屋」という言葉のとおり、いろんなものを外のソースに頼ってきました。
料理の苦手な母親は総菜屋に料理部門を委譲し、勉強の苦手な荒川君は石井君に宿題部門を委譲し。
で、俺もね、最近、ある機能をアウトソーシングできることに気づいて。
切符を買う時の、お金の計算。
例えば、130円の切符を買うためには、普通、100円を1枚と、10円玉を3枚を財布の中からセレクトしなければならないわけですが、これが、意外と時間がかかる。特に俺の財布は小銭入れ部分が小さいので、こう、1本の指だけで小銭を内壁にへばりつけながら取り出すことになるんだけど、この方法で目当てのコインだけを取り出すのは至難の業なわけで。10円だと思って取り出したコインが実は5円で、戻して、次のコインを取り出したら、取れたのはさっきの5円で、気が付いたら後ろには長蛇の列で。
でも、よく考えてみれば、切符の自動販売機には、130円だけを抜き出す能力が既に備わっている。これをフル活用すれば、いいじゃないか。
1本指方式で抜き出したコインを何も考えずに入れつづければ、機械は130円を満たした時点で切符を発行してくれるわけだ。別に、コインをわざわざ選んで入れる必要は無いじゃないか。5円や1円が抜き出された場合も、無条件に機械に突っ込めばいい。1円や5円をはじくのも、機械の仕事。お金の計算を機械に完全に委譲することによって、俺の仕事は本当に簡単なものになる。財布から出たコインを入れるのみ。余ったり不正なコインならば出てくる。それだけ。
これに気づいてから、お金を数えること自体がめんどくさくなってきて、最近では、コンビニでもこの方式を使うようになってきました。444円になります、と言われた時、俺は、手当たり次第にお金をじゃらじゃらと出して、並べる。そうすると、コンビニの店員が、勝手に目当ての分だけを取り出してくれるのだ。こっちはまったく頭を使わずに、お金を払うことができる。素晴らしい!
思えば、昔からお金の計算に関しては楽をすることばかり考えていました。。
小学校の修学旅行で、指定の売店でおみやげを買うことになったんだけど、おこづかいの限度額が3000円だったんですよね。しかも、学校指定の売店だから、レジの人は僕らの規則を良く知っていて、3000円までしか売ってくれないことになっていて。
で、みんな、合計金額が3000円以下になっているかどうか、一生懸命計算してるわけですよ。
俺は、そこで、発明をしてしまうわけですよね。3000円以内に収まってるかどうかなんて、自分で考えることないじゃないか。3000円チェッカーが、居るじゃないか。俺は、適当にその辺のキーホルダーやら何やらをを籠に入れ、得意顔でレジへ持っていきました。もし3000円を越していたら、そこでいくつか返品すればいいだけのことだ。俺は、最も少ない労力で、3000円以内かどうかを判断できる。俺って天才じゃないか。
でも、売店の人は、余裕で合計3000円越す商品を持ってきた俺を、ちょっと頭の悪い子だと思ったんでしょうね。「いい? ほら、全部足すと、3000円より多くなるでしょ? ちょっと難しいかな?」みたいなことを言ってきて。
いやいやいや! 分かってるんだよ。分かってるけど、めんどくさいから、あんたにやらせてんだよ! 強いていれば、俺のほうが、一枚上手なんだよ!
なんで、うまいこと考えた俺が馬鹿にされなければならないのか。非常に腹立たしい。
そういえば最近、近所のコンビニで、1000円以内の買い物の場合、1000円札を出した瞬間に、「1000円からお預かりします」と、そそくさと会計されるようになった気がする。お前の小銭を数えるのには、もううんざりだ! といったところでしょうか。コンビニ店員の乱。
おかげで、ただでさえ入れる場所の小さい財布の小銭ポケットがパンパンです。ごめんなさい。ちゃんと数えて出すから、小銭を払わせてください。
こんなのも書いたよ。