そば屋の看板。
一見普通の看板なんだけど、昼食戦争の競争相手であるはずのものを、しれっと目印として使役している。このちゃっかり感。せめて「モスバーガーさん」って言え。
「モスバーガーさんのモスチキンさん食べながら来てね」とか書くくらいの気遣いをしろ。
でも、あのー、多分ですけど、このそば屋、全然悪気無いんですよ。自分の店の一番の目印を考えたところ、モスバーガーの緑の看板が思い浮かんで、ね。「阿蘇山を背に」みたいな、自然物のノリで、ね。
確かに、そこにはモスバーガーの看板以外に、めぼしい目印が見あたらない。
モスの客を奪おう、なんて気は、さらさらないんだと思う。
でも、結果的に、そうなりかねない看板。
なんだろ、こういう、結果的に我田引水になってしまうことって、ある。
友達から聞いた話なんだけど、なんか、あの、その友達が、花嫁修業をやってたらしいんですよ。なんかスクールみたいの通って。で、そこの先生が、まあ、お金取るだけあって、家事のプロで。
「特別な道具は要らない」というのがモットーで、霧吹きとアイロンの基本機能だけでYシャツをピシッとする方法、みたいなのとか。まあ、すごかったらしいんです。
で、その友達も結婚したんですけど、しばらく経ったある日、デパートの実演販売で、その先生がアイロンをふるっていた。ふるっていたって言うのか知らないけど、アイロンをかけてた。
で、近づいてみると、左手に、やっぱり得意の霧吹き持ってたらしいんですね。で、「スチームはいりません、普通のアイロンで十分です」みたいなこと言っちゃって、「すごい!」みたいな感じで、大盛況だったらしいんですが。
売れねえじゃん、アイロン。
それどころか、完全に花嫁修業教室のPRコーナーになってる。
一見普通の看板なんだけど、昼食戦争の競争相手であるはずのものを、しれっと目印として使役している。このちゃっかり感。せめて「モスバーガーさん」って言え。
「モスバーガーさんのモスチキンさん食べながら来てね」とか書くくらいの気遣いをしろ。
でも、あのー、多分ですけど、このそば屋、全然悪気無いんですよ。自分の店の一番の目印を考えたところ、モスバーガーの緑の看板が思い浮かんで、ね。「阿蘇山を背に」みたいな、自然物のノリで、ね。
確かに、そこにはモスバーガーの看板以外に、めぼしい目印が見あたらない。
モスの客を奪おう、なんて気は、さらさらないんだと思う。
でも、結果的に、そうなりかねない看板。
なんだろ、こういう、結果的に我田引水になってしまうことって、ある。
友達から聞いた話なんだけど、なんか、あの、その友達が、花嫁修業をやってたらしいんですよ。なんかスクールみたいの通って。で、そこの先生が、まあ、お金取るだけあって、家事のプロで。
「特別な道具は要らない」というのがモットーで、霧吹きとアイロンの基本機能だけでYシャツをピシッとする方法、みたいなのとか。まあ、すごかったらしいんです。
で、その友達も結婚したんですけど、しばらく経ったある日、デパートの実演販売で、その先生がアイロンをふるっていた。ふるっていたって言うのか知らないけど、アイロンをかけてた。
で、近づいてみると、左手に、やっぱり得意の霧吹き持ってたらしいんですね。で、「スチームはいりません、普通のアイロンで十分です」みたいなこと言っちゃって、「すごい!」みたいな感じで、大盛況だったらしいんですが。
売れねえじゃん、アイロン。
それどころか、完全に花嫁修業教室のPRコーナーになってる。
こんなのも書いたよ。
あのー、髪を切った帰りに、久しぶりにモスバーガー行きまして。
で、なんか、ほら、モスとかって毎回押してる新商品があるわけじゃないですか。そこで、「今の一押しはなんだね」と聞いたところ、「そうです」、という返事が返ってきましてですね、ん? どういうこと? と一瞬思ったのですが、そう、今の一押し商品は「ナン」だったわけですね! って、ごめん、これは、今作った。そんなことあるわけないじゃない。ありえないじゃない。
で、まあ、普通にナンチョリソを食べたんですけど、あのー、毎度毎度言うんだけど、モスはさー、自分とこの商品食べたことないだろ。いや、味とかじゃなくて、あの、どうやって食べんのよ。あれ。粘度の低いカレーがさ、ナンの上に掛かっているんだけど、まあ、はじめはね、ナンが皿の代わりみたくなってて、なんとか、こう、カレー流出事故をくいとめているんだけど、その、皿を食べていくわけだよね、僕たちは。こぼれんじゃん。そんなのさー、自然の摂理じゃん。皿が無くなったら中身はこぼれるよ! 皿が無くなったら、中身は、こぼれていきますよ! よーい!
絶対口とか手とかベタベタになる。3歳児みたくなる。ていうか、モスの商品の殆どが、口とか手とかベタベタになる。明らかに、ユーザビリティを考慮していない。
なんだろ、例えば機械メーカーさんとかそういうのって、消費者のことを普通ものすごく考えるじゃないですか。で、その、考えたばっかりに、逆に泣く泣く削る機能、なんかも出て来るんですよね。「この機能を本当はつけたいんだけど、消費電力の関係で本体がとても熱くなってしまう。それは低温やけどの危険性があるから、削るしかない」とか。
多分それはフード業界でも一緒で、例えばロッテリアとかが、「ナンにカレーとチョリソのっけたらどうだろう」なんてことを社内でやってたかもしれない。でも、多分会議で、「んー。うまい、ホントうまいんだけどさあ、これ、究極に食べづらいよ……あー服についちゃった。これどうすんのよ」と、カレーまみれの役員から辛口コメントが飛び出すと思う。
そこがさあ、モスは、芸術的なくらいスルーなんだよ。何故か。
モスの役員は馬鹿なのかなー。カレーまみれになりながら、「あはは、うめー! えへへー」みたいな。それか、ものすごい食べるのがうまいんだと思う。ああいう、ソースがだらだらしているバーガーも、なんか知らないけど手も汚さずにスマートに食べてしまう。ぺろり。「おいしいじゃないか。これでいこう」みたいな。
で、なんだろ、従業員が逆に悔しがっちゃってね。なんであんなにスマートなんだ! 絶対あいつの服にトマト染みを作ってやる! みたいな感じで盛り上がっちゃって、汁の溢れ出すバーガー、どんどんずれていくサンド、など、次々と刺客を送り込むんだけどぜんぶぺろりとスマートに食べてしまう役員。畜生! 今度こそ! と満を持して投入されたのが、今回のナンチョリソなんじゃないか。
でも売ってるってことは、役員、あれもスマートに食べたんだなあ。
次は一体どんな食べにくい商品が投入されるのか。モスから目が離せない。
で、なんか、ほら、モスとかって毎回押してる新商品があるわけじゃないですか。そこで、「今の一押しはなんだね」と聞いたところ、「そうです」、という返事が返ってきましてですね、ん? どういうこと? と一瞬思ったのですが、そう、今の一押し商品は「ナン」だったわけですね! って、ごめん、これは、今作った。そんなことあるわけないじゃない。ありえないじゃない。
で、まあ、普通にナンチョリソを食べたんですけど、あのー、毎度毎度言うんだけど、モスはさー、自分とこの商品食べたことないだろ。いや、味とかじゃなくて、あの、どうやって食べんのよ。あれ。粘度の低いカレーがさ、ナンの上に掛かっているんだけど、まあ、はじめはね、ナンが皿の代わりみたくなってて、なんとか、こう、カレー流出事故をくいとめているんだけど、その、皿を食べていくわけだよね、僕たちは。こぼれんじゃん。そんなのさー、自然の摂理じゃん。皿が無くなったら中身はこぼれるよ! 皿が無くなったら、中身は、こぼれていきますよ! よーい!
絶対口とか手とかベタベタになる。3歳児みたくなる。ていうか、モスの商品の殆どが、口とか手とかベタベタになる。明らかに、ユーザビリティを考慮していない。
なんだろ、例えば機械メーカーさんとかそういうのって、消費者のことを普通ものすごく考えるじゃないですか。で、その、考えたばっかりに、逆に泣く泣く削る機能、なんかも出て来るんですよね。「この機能を本当はつけたいんだけど、消費電力の関係で本体がとても熱くなってしまう。それは低温やけどの危険性があるから、削るしかない」とか。
多分それはフード業界でも一緒で、例えばロッテリアとかが、「ナンにカレーとチョリソのっけたらどうだろう」なんてことを社内でやってたかもしれない。でも、多分会議で、「んー。うまい、ホントうまいんだけどさあ、これ、究極に食べづらいよ……あー服についちゃった。これどうすんのよ」と、カレーまみれの役員から辛口コメントが飛び出すと思う。
そこがさあ、モスは、芸術的なくらいスルーなんだよ。何故か。
モスの役員は馬鹿なのかなー。カレーまみれになりながら、「あはは、うめー! えへへー」みたいな。それか、ものすごい食べるのがうまいんだと思う。ああいう、ソースがだらだらしているバーガーも、なんか知らないけど手も汚さずにスマートに食べてしまう。ぺろり。「おいしいじゃないか。これでいこう」みたいな。
で、なんだろ、従業員が逆に悔しがっちゃってね。なんであんなにスマートなんだ! 絶対あいつの服にトマト染みを作ってやる! みたいな感じで盛り上がっちゃって、汁の溢れ出すバーガー、どんどんずれていくサンド、など、次々と刺客を送り込むんだけどぜんぶぺろりとスマートに食べてしまう役員。畜生! 今度こそ! と満を持して投入されたのが、今回のナンチョリソなんじゃないか。
でも売ってるってことは、役員、あれもスマートに食べたんだなあ。
次は一体どんな食べにくい商品が投入されるのか。モスから目が離せない。
こんなのも書いたよ。
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