ビールのホップに白髪予防!
なんと、ビールに意外な効果が、っていうね。あのー、これで、健康・美容ブームに乗っかって、ビールの需要をガンガン伸ばしていこうっていう。やらしい。やらしんぼ。
あのー、なんでこんな後ろ向きな捉え方をしてしまうかっていうと、こういう、商品の付加価値的な健康効果ってのは、なんか、無理やりっぽいからです。
この前、テレビで、ウイスキーの特集をやってたんですよ。で、今、ウイスキーて、まあ、あるバーでの例ですけど、店の売上の3%くらい、らしいんですよ、ウイスキー。全然売れない。
何故売れないか。みんな焼酎を飲むからですよ。焼酎ブームだからですよ。何故焼酎ブームなのか。健康にいいからですよ。ちょっと昔には、赤ワインもぐんと需要増えました。何故か。健康にいいからですよ。
で、ウイスキー陣営はどうするか。
ウイスキーが体にいいことを証明するんですよ。
そのテレビの特集で、なんかね、日夜、ウイスキーが体にいいことを証明するための研究をつづけるひと、ってのが出てきて、白衣で試験管片手に「がんばります、必ず見つけます!」みたいなことを言ってたんですけど。いや、そんだけさー、本気で探しちゃったらさー、なんかあるかもしんないけどさー。それは、なんだろ、クラスのみんなのいいところを探そう、みたいなのと一緒で、無理やりじゃないか。後付けじゃないか。
なんだろ、昔あったのが、くじ引きで当たった人とお互い誉め合わなきゃなんないんだけど、当たった奴が、なんか、殆ど接点のない女子で、リカ子さん、って言うんだけど、休み時間のドッヂボール的なものにも顔を出さないし、なんかよく分かんない子。俺、無理やりひねり出したよ。ランドセルがきれい、って言った。4年間使ったとは思えないくらい綺麗だったから。
あのー、そんな中で、今度リカ子さんが俺を誉める番。当たり前だけど、リカ子さんも俺と殆ど接点ないですよ。一体、リカ子さんは何と言うのか。
忘れもしない、リカ子さんね、俺のこと、「靴をちゃんと逆向きに脱ぐ」って言った。こう、ほら、次履きやすいように、こう、くるって振り返って脱ぐ。まあ、大人なら当たり前ですけども、後先考えない小学生、特に男子は、ワーッ! 玄関まで走ってやってきて、そのまま脱ぎ散らかして、またワーッ! って怒涛のように走り去るわけですけど、そんな中、俺は、こう、一人くるって振り返ってね、脱いで、きっちり揃えてとんとん、みたいなね。まあ、なんか、ブラッドの差、というか、そういう本能的なところでやっていたんですけど、あのー、見てる人は見てるんだね。すげえやリカ子さん。リカ子さん、俺、あなたのいいところ、一つ見つけたよ。人のいい所を見つけるのがうまいんだ。
まあ、そんな話はいいや。そう、ウイスキー陣営がさ、ウイスキーが健康であることを無理やり実証しようとしている、という話ね。
俺はどうしてもそこにちょっとある種の歪みを感じてしまうんだけど、まあ、ただ、そうは言っても、きょうび、健康というキーワードのない商品はヒットしないという現実がある。この時代を乗り切るには、そういった、「その商品がいかに健康にいいか」を無理やりでも見つけなければならないのかもなあ、とは思う。で、何も見つからなかったら、後付けでもどっかからマイナスイオンか遠赤外線を出さなければならないのかなあ、とは思う。マイナスイオンの出るウイスキーは非常に恥ずかしい。これは、どうあっても、ウイスキー自体が健康に良いことを見つけなければならないわけだけど、あれから何もそういう情報を聞かないってことは、あー、まだ見つかってないんだなあ、っていうね。
リカ子さん。出番です。
なんと、ビールに意外な効果が、っていうね。あのー、これで、健康・美容ブームに乗っかって、ビールの需要をガンガン伸ばしていこうっていう。やらしい。やらしんぼ。
あのー、なんでこんな後ろ向きな捉え方をしてしまうかっていうと、こういう、商品の付加価値的な健康効果ってのは、なんか、無理やりっぽいからです。
この前、テレビで、ウイスキーの特集をやってたんですよ。で、今、ウイスキーて、まあ、あるバーでの例ですけど、店の売上の3%くらい、らしいんですよ、ウイスキー。全然売れない。
何故売れないか。みんな焼酎を飲むからですよ。焼酎ブームだからですよ。何故焼酎ブームなのか。健康にいいからですよ。ちょっと昔には、赤ワインもぐんと需要増えました。何故か。健康にいいからですよ。
で、ウイスキー陣営はどうするか。
ウイスキーが体にいいことを証明するんですよ。
そのテレビの特集で、なんかね、日夜、ウイスキーが体にいいことを証明するための研究をつづけるひと、ってのが出てきて、白衣で試験管片手に「がんばります、必ず見つけます!」みたいなことを言ってたんですけど。いや、そんだけさー、本気で探しちゃったらさー、なんかあるかもしんないけどさー。それは、なんだろ、クラスのみんなのいいところを探そう、みたいなのと一緒で、無理やりじゃないか。後付けじゃないか。
なんだろ、昔あったのが、くじ引きで当たった人とお互い誉め合わなきゃなんないんだけど、当たった奴が、なんか、殆ど接点のない女子で、リカ子さん、って言うんだけど、休み時間のドッヂボール的なものにも顔を出さないし、なんかよく分かんない子。俺、無理やりひねり出したよ。ランドセルがきれい、って言った。4年間使ったとは思えないくらい綺麗だったから。
あのー、そんな中で、今度リカ子さんが俺を誉める番。当たり前だけど、リカ子さんも俺と殆ど接点ないですよ。一体、リカ子さんは何と言うのか。
忘れもしない、リカ子さんね、俺のこと、「靴をちゃんと逆向きに脱ぐ」って言った。こう、ほら、次履きやすいように、こう、くるって振り返って脱ぐ。まあ、大人なら当たり前ですけども、後先考えない小学生、特に男子は、ワーッ! 玄関まで走ってやってきて、そのまま脱ぎ散らかして、またワーッ! って怒涛のように走り去るわけですけど、そんな中、俺は、こう、一人くるって振り返ってね、脱いで、きっちり揃えてとんとん、みたいなね。まあ、なんか、ブラッドの差、というか、そういう本能的なところでやっていたんですけど、あのー、見てる人は見てるんだね。すげえやリカ子さん。リカ子さん、俺、あなたのいいところ、一つ見つけたよ。人のいい所を見つけるのがうまいんだ。
まあ、そんな話はいいや。そう、ウイスキー陣営がさ、ウイスキーが健康であることを無理やり実証しようとしている、という話ね。
俺はどうしてもそこにちょっとある種の歪みを感じてしまうんだけど、まあ、ただ、そうは言っても、きょうび、健康というキーワードのない商品はヒットしないという現実がある。この時代を乗り切るには、そういった、「その商品がいかに健康にいいか」を無理やりでも見つけなければならないのかもなあ、とは思う。で、何も見つからなかったら、後付けでもどっかからマイナスイオンか遠赤外線を出さなければならないのかなあ、とは思う。マイナスイオンの出るウイスキーは非常に恥ずかしい。これは、どうあっても、ウイスキー自体が健康に良いことを見つけなければならないわけだけど、あれから何もそういう情報を聞かないってことは、あー、まだ見つかってないんだなあ、っていうね。
リカ子さん。出番です。