嫁が、「突然ハエになったらどうしよう」と言ってきた。
嫁はたまに「突然ウサギになったらどうしよう」とか言ってくる。
家に帰ったら、ウサギがちょこんと居る。嫁は居ない。
まあ、まあー、こうなってたら、なんだろ、「あれ、これ、もしかして嫁かなー」っていう発想に、いつかなるかもしれない。
でも、ハエはどうだ。
厳しいよ。これは厳しい。
多分、これが嫁だとは1ミリも思わないんじゃないか。
じゃあどうやったら、ハエは嫁であることを伝えられるかってのを、この週末は考えてました。
・飛んだ軌跡で嫁の名前を書く
これはねえ、絶対気づかない。まずハエの軌跡に注目することがない。
・執拗に俺をつつく(嫁はいろいろなものをつつく)
これは、ハエを殺してしまう可能性が高いので、絶対にやらないで欲しい。
・色付きのおならをしながら飛んだ軌跡で嫁の名前を書く
色付きのおならが出ればいいけどね。
・プリンとロールちゃんにばっかり止まる(嫁はプリンとロールちゃんをよく食べる)
うーん。いや。殺すなあ。
いやもう、びっくりするくらい無い。ハエになったらもう諦めるしかないんじゃないか。
ただ思ったのは、「ハエになったらどうしよう」という思考を一度でも通ったことで、「もしかしてこのハエは嫁かも」と思う確率は、若干(0%から0.1%くらいに)上がった気がする。
なので、なんだろ、数年後とかに、近くを飛んでるハエにおもむろに「アイス食べる? 食べたかったら丸く飛んで」とか言って、ハエが何度も何度も描く弧を見ながら「マジかよ……」みたいな、そんな展開もあるような気がする。
だから、何だろ、一応、全部考えとくのが大事かもしれない、と思った。一度考えたことは、選択肢に入ってくる可能性が高い。いろいろなパターンを考えておくことこそ、思いもよらないことへの唯一の対処法なのかもしれない。
逆に俺がハエになったら、うんこ大好きになる気がする。
嫁はたまに「突然ウサギになったらどうしよう」とか言ってくる。
家に帰ったら、ウサギがちょこんと居る。嫁は居ない。
まあ、まあー、こうなってたら、なんだろ、「あれ、これ、もしかして嫁かなー」っていう発想に、いつかなるかもしれない。
でも、ハエはどうだ。
厳しいよ。これは厳しい。
多分、これが嫁だとは1ミリも思わないんじゃないか。
じゃあどうやったら、ハエは嫁であることを伝えられるかってのを、この週末は考えてました。
・飛んだ軌跡で嫁の名前を書く
これはねえ、絶対気づかない。まずハエの軌跡に注目することがない。
・執拗に俺をつつく(嫁はいろいろなものをつつく)
これは、ハエを殺してしまう可能性が高いので、絶対にやらないで欲しい。
・色付きのおならをしながら飛んだ軌跡で嫁の名前を書く
色付きのおならが出ればいいけどね。
・プリンとロールちゃんにばっかり止まる(嫁はプリンとロールちゃんをよく食べる)
うーん。いや。殺すなあ。
いやもう、びっくりするくらい無い。ハエになったらもう諦めるしかないんじゃないか。
ただ思ったのは、「ハエになったらどうしよう」という思考を一度でも通ったことで、「もしかしてこのハエは嫁かも」と思う確率は、若干(0%から0.1%くらいに)上がった気がする。
なので、なんだろ、数年後とかに、近くを飛んでるハエにおもむろに「アイス食べる? 食べたかったら丸く飛んで」とか言って、ハエが何度も何度も描く弧を見ながら「マジかよ……」みたいな、そんな展開もあるような気がする。
だから、何だろ、一応、全部考えとくのが大事かもしれない、と思った。一度考えたことは、選択肢に入ってくる可能性が高い。いろいろなパターンを考えておくことこそ、思いもよらないことへの唯一の対処法なのかもしれない。
逆に俺がハエになったら、うんこ大好きになる気がする。
こんなのも書いたよ。
ふと、アリって、アリ的には地球の支配者だと思ってるんじゃないか、と思った。
や、人間が支配者かどうかは別として、なんだろ、アリにとっては、人間でかすぎて、あんまりよく分かってないんじゃないか。
人間が鬼とか妖怪とかを恐れるみたいな感じで、アリも人間を「ふわふわした恐怖」で捉えている感じなんじゃないか。「なんかあのへん行くとみんな帰ってこないし怖いから行くのやめよう」みたいな。でも俺らって基本イケてるよね! みたいな。
あとは、アリジゴクとかアリクイとか天敵は居るけど、それを言ってしまったら人間も熊に食べられたりするので、天敵が居ることはあんまり支配とは関係ない。
ということで、意外と、アリって、地球支配してる感がある。
たまに同じ種族で戦ったりするじゃん。
大群で同じ種どうしで戦争おっぱじめるところとか、星の支配者のやることですよ。
多分、今は数億年くらい続く戦乱の最中で、いろんな戦術とか、名将とか、居るんだろうな、と思うと、アリはアリでのびのびとやってんだな、と感じる。
アリの戦争
一見大きいアリが有利だけど、ちっこいアリが次から次へと出てくるので混戦に。
シロアリVS黒アリ。
機動力に優れた黒アリが、図体のでかいシロアリを次々と個別撃破していく。
や、人間が支配者かどうかは別として、なんだろ、アリにとっては、人間でかすぎて、あんまりよく分かってないんじゃないか。
人間が鬼とか妖怪とかを恐れるみたいな感じで、アリも人間を「ふわふわした恐怖」で捉えている感じなんじゃないか。「なんかあのへん行くとみんな帰ってこないし怖いから行くのやめよう」みたいな。でも俺らって基本イケてるよね! みたいな。
あとは、アリジゴクとかアリクイとか天敵は居るけど、それを言ってしまったら人間も熊に食べられたりするので、天敵が居ることはあんまり支配とは関係ない。
ということで、意外と、アリって、地球支配してる感がある。
たまに同じ種族で戦ったりするじゃん。
大群で同じ種どうしで戦争おっぱじめるところとか、星の支配者のやることですよ。
多分、今は数億年くらい続く戦乱の最中で、いろんな戦術とか、名将とか、居るんだろうな、と思うと、アリはアリでのびのびとやってんだな、と感じる。
アリの戦争
一見大きいアリが有利だけど、ちっこいアリが次から次へと出てくるので混戦に。
シロアリVS黒アリ。
機動力に優れた黒アリが、図体のでかいシロアリを次々と個別撃破していく。
こんなのも書いたよ。
動物園へ行ってきました。まあ、着いたのが4時で、終わるのが4時半というとても素敵な日程だったので、動物は2,3匹しか見てないんですけど。殆どの動物が飼育小屋に返されてしまっていて、オリは空っぽ。あのー、よく、南米とかの鳥で、あれ? どこに居るのかな? みたいな感じで木に紛れ込んじゃう鳥とか居るじゃないですか。俺なんかもう、「あー、あれかな?」とか言って鳥小屋の前でめっちゃ探したんだけど、結局、既に居なかった、という。空っぽの鳥小屋で「あれかな?」とか言っちゃった。恥ずかしい!
まあ、それはいいんですけど、あのー、動物園に欠かせないのが、まあ、動物の説明板ですわ。へえ、こんなに大きいんだ! へえ、すごい珍しいんだなあ! と、僕たちをわくわくさせてくれる、スパイス的存在なのですが、あのー、ズーラシアへ入ってから、なんかね、こう、説明版に、妙な違和感があったんですよ。何だろう、何だろう、と思いながら、半ば動物そっちのけで考えていたんですけど。
写真1 オランウータン(クリックで拡大)
写真2 スマトラトラ(クリックで拡大)
なんかね、この、説明が、あのー、ものすごい、飼育員目線なんですよ。オランウータンの説明(写真1)では、まあ、本文をよく読めば、握力が強い、とか、体重は100キロにもなる、とか、ちょっとはそれっぽい情報が入っているのですが、どう見てもメインは、オランウータンのやぐらの補修が大変だった、っていう苦労話です。その証拠に、説明板に使われている写真はオランウータンではなく、やぐらです。
スマトラトラの説明(写真2)に至っては、有益な情報はまったく出てきません。新しい飼育員とスマトラトラの奮闘記になっています。最後なんか、今日のわんこ風の終わり方です。
書いているうちに、なんかノリノリになってしまったのか何なのか、主役が明らかに動物から自分に変わってしまっている。こう、日記になってしまっている。
まあ、30分しかなかったので、結局入り口付近の説明板しか見ることができなかったのですが、入り口であの調子だと、奥はもっとすごいことになっているかもしれない。
ニホンザル
意外と握力の強いサルは、小学校の時に居た金田君にそっくり。金田君は2年生のときにおもらしをしてしまったのですが、明らかに椅子の下に水溜りがあるのに、「おもらししてない」の一点張り。友人の「下の水は?」の問いにも首をかしげて「分かんねー」「知らねー」とシラを切りとおすその姿に、男とは何か、改めて考えさせられました。
アライグマ
私はアライグマがここに来た時のことをとてもよく覚えています。あれは確か夏の暑い日。前日に突然彼に別れを告げられた私は結局一睡も出来ず、目を腫らしながら出勤したのでした。私の彼は大手商社に勤めるやり手ビジネスマンで、まあ、ちょっと冷たいところはあったけれど、それは物事に取り組む際の彼の厳格さの裏返しだと思って、我慢していました。でも、それは違ったんです。
ホッキョクグマ
彼は、私のことなんてちっとも考えていなかったんです。彼は、自分に酔っていただけなんです。彼女と一緒に遊ぶ自分。一流企業に勤める自分。仕事をバリバリこなす自分。だから、役割が終わったら捨てられる。それだけでした。私は、彼の頭の中で繰り広げられる退屈でつまらないストーリーの脇役でしかなかったのです。
ヒグマ
「別れてせいせいした!」 「まー、でも、いい男と言えばいい男だったよねー」 「順子ー、もう、忘れたいんだからやめてよねー!」 「週末合コンだけど来るー?」 「わたし行かない」 「えー!? いこーよー! ね? ホンダだよ?」 「行く」 「わー。ちょっと引いた。その変わり身の早さに」 「行く」 「分かった、分かったから!」
近いうちにもう一回行きたい。ズーラシア。
まあ、それはいいんですけど、あのー、動物園に欠かせないのが、まあ、動物の説明板ですわ。へえ、こんなに大きいんだ! へえ、すごい珍しいんだなあ! と、僕たちをわくわくさせてくれる、スパイス的存在なのですが、あのー、ズーラシアへ入ってから、なんかね、こう、説明版に、妙な違和感があったんですよ。何だろう、何だろう、と思いながら、半ば動物そっちのけで考えていたんですけど。
写真1 オランウータン(クリックで拡大)
写真2 スマトラトラ(クリックで拡大)
なんかね、この、説明が、あのー、ものすごい、飼育員目線なんですよ。オランウータンの説明(写真1)では、まあ、本文をよく読めば、握力が強い、とか、体重は100キロにもなる、とか、ちょっとはそれっぽい情報が入っているのですが、どう見てもメインは、オランウータンのやぐらの補修が大変だった、っていう苦労話です。その証拠に、説明板に使われている写真はオランウータンではなく、やぐらです。
スマトラトラの説明(写真2)に至っては、有益な情報はまったく出てきません。新しい飼育員とスマトラトラの奮闘記になっています。最後なんか、今日のわんこ風の終わり方です。
書いているうちに、なんかノリノリになってしまったのか何なのか、主役が明らかに動物から自分に変わってしまっている。こう、日記になってしまっている。
まあ、30分しかなかったので、結局入り口付近の説明板しか見ることができなかったのですが、入り口であの調子だと、奥はもっとすごいことになっているかもしれない。
ニホンザル
意外と握力の強いサルは、小学校の時に居た金田君にそっくり。金田君は2年生のときにおもらしをしてしまったのですが、明らかに椅子の下に水溜りがあるのに、「おもらししてない」の一点張り。友人の「下の水は?」の問いにも首をかしげて「分かんねー」「知らねー」とシラを切りとおすその姿に、男とは何か、改めて考えさせられました。
アライグマ
私はアライグマがここに来た時のことをとてもよく覚えています。あれは確か夏の暑い日。前日に突然彼に別れを告げられた私は結局一睡も出来ず、目を腫らしながら出勤したのでした。私の彼は大手商社に勤めるやり手ビジネスマンで、まあ、ちょっと冷たいところはあったけれど、それは物事に取り組む際の彼の厳格さの裏返しだと思って、我慢していました。でも、それは違ったんです。
ホッキョクグマ
彼は、私のことなんてちっとも考えていなかったんです。彼は、自分に酔っていただけなんです。彼女と一緒に遊ぶ自分。一流企業に勤める自分。仕事をバリバリこなす自分。だから、役割が終わったら捨てられる。それだけでした。私は、彼の頭の中で繰り広げられる退屈でつまらないストーリーの脇役でしかなかったのです。
ヒグマ
「別れてせいせいした!」 「まー、でも、いい男と言えばいい男だったよねー」 「順子ー、もう、忘れたいんだからやめてよねー!」 「週末合コンだけど来るー?」 「わたし行かない」 「えー!? いこーよー! ね? ホンダだよ?」 「行く」 「わー。ちょっと引いた。その変わり身の早さに」 「行く」 「分かった、分かったから!」
近いうちにもう一回行きたい。ズーラシア。
こんなのも書いたよ。
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