2007-09-06   思考  
 犬のマーキングって、あるじゃないですか。
 いまだに、よく仕組みが分かってない。あれは何なの。その、例えば電柱にマーキングするじゃないですか。そうすると、電柱付近がうすらぼんやりとその犬のテリトリーになるの? それとも、もっとしっかりルールがあって、付近の3点の電柱にマーキングをするとその3点でできる三角形の内側が犬のテリトリーになる、とかなの?

 もし後者だとしたら、実は犬たちは、街を舞台にしたものすごく壮大なパズルゲームを楽しんでいるのではないか、という気がしてきた。

 このゲームの大まかなルールは次のとおり。

# 自分がマーキングした3点以上の点からなる多角形の内側がテリトリー。




# 電柱を飛び越えてマーキングが可能だが、テリトリーの強度が下がる。




# 他の犬が、自分のテリトリー内により強いテリトリーを作成した場合、自分のテリトリーは消滅するか、削られる。




あとは、小さいルールがいくつもあって、ゲームをより深いものにしている。

# テリトリーの強度はその犬の力に依存する。例えば同じ3点をマーキングしたとしても、大型犬と小型犬では、大型犬のほうが強いテリトリーを形成できる。大型犬は電柱数本飛び越えてのテリトリー形成でも十分な強度を確保できる。

# テリトリーの強度は時間とともに下がる。大型犬は、特に下がり幅が大きい。

# テリトリー形成の一角にうんこを使うと、強度が飛躍的に上がる


 例えば、大型犬の一般的な作戦としては、どこかにうんこをしてそれを核とし、強いテリトリー形成力をたてに、うんこから比較的遠くにおしっこを数箇所ずつして広範囲をカバーする、ということになるだろう。
 逆に、小型犬は、そのテリトリーの中で小刻みにマーキングをしていくことになるんだろう。ただし、小刻みにマーキングしたとしても、小型犬の形成できるテリトリーの力は弱いので、大型犬のテリトリーの中で打ち消されてしまい、テリトリー形成すらできないかもしれない。
 でも、時間が経つと大型犬のテリトリー強度は下がっていく。一方、小型犬のそれは、時間経過に強い。そして、ある時刻を境に、小型犬のテリトリーの強度のほうが上回り、仕込んだテリトリーがいきなり出現する。小型犬の間ではサブマリン戦法と呼ばれている、伝統的な手法だ。

 一日で出るおしっこ・うんこの量は限られている。それをいかに有効に使うか、ということで、犬は頭がいっぱいなのだ。寝てるんじゃない。考えてるんだ。わがままを言って引っ張っているんじゃない。そっちの道へ行かないと、負けてしまうんだ。散歩へ行きたくないんじゃない。今じゃないんだ。

 犬を飼っている方は、是非是非、彼らのゲームの邪魔をしないようにしていただきたい。でもうんこはできれば拾っていただきたい。





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