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2011-04-26   思考  
春か秋かと言われたら、俺は断然春。春だった。

好きな季節は? と聞かれたとき、インドア派が答える季節は春か秋と相場は決まっている。
海水浴だことのスキーだことの、そういう高度な社会的イベントの魅力によるゲタを一切はかせずにただただ「過ごしやすいかどうか」という生物学的な判断をすると、自然と春か秋になる。

では、春と秋はどちらが優秀か。

これはいろいろな考え方が出来るけれど、俺の場合は、じゃあ夏と冬どっちが嫌いか、という軸で考えてる。
夏と冬。これは、断然冬が憎い。冬は寒い。寒いとマジで死ぬ。まあ夏も熱射病とかで死ぬけど、じゃあどっちが死ぬか、っていうと、多分日本では冬のほうがリアルにやばい。
秋は冬に近い。秋は冬を希釈したやつだと思うと、途端に秋が愛せなくなる。秋を許すから冬が来る。みんなで秋にNOをつきつけたら、冬は来ないんじゃないかとも思う。次秋が来たら栗投げつけてやるんだわ。

というわけで、春は良いよね。春は良い。
と思ってたら、今年花粉症になりました。

あの、花粉症って、突然なるんですよね。なんかよくある説明に、花粉が溜まるバケツみたいなのが体内にあって、吸った花粉がどんどん溜まっていって、それが満杯になったら発症する、みたいなやつがあるけど、まあ、一杯になったんでしょうなあ。俺の器はこの程度だったんだろうなあ。っていうか10代20代で既に花粉症の人とかのおちょこっぷりから比べたら、まあ、俺の器は45Lのゴミ入れくらいはあったんじゃないですかね。

そうなると、死ぬまで花粉症にならない人とかどんだけの器なんだっつー話ですけどね。果てしないんだろうなー。小宇宙レベルかもしれん。
っていうか、日本人の46%が花粉症の現代において、器が小宇宙つーのはもはや超能力だと思う。そういう人にこの世の花粉を積極的に全部吸ってもらうのとかどうでしょうね。
花粉吸引師。花粉をすべて吸い込み山を浄化することができる。春になるとシャーン! シャーン! みたいな感じで錫杖をつきながら山に現れて、浄化してくれるの。

なんか漫画にできそう。

俺の名前は春野伊吹。最年少の特級花粉吸引師だ。
裏山の一番奥にある飛騨の千年杉。今まで多くの花粉吸引師を花粉症に追いやってきた。
そして、遂にこの村最強のじいちゃんまで……。
じいちゃんの鼻水は俺の涙! この鼻で絶対平和を取り戻す!
来週もまた見てくれよな! 吸引ッ!

ほんと頑張って欲しいわー。すげえ前のめりで応援する。

何の話でしたっけ。
あー、秋、良いですよね。








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